志村 昌美

【彼とドキドキ!】夏の暑さも吹っ飛ぶ本格的サメ映画『ロスト・バケーション』!

2016.7.25
夏になると誰もが行きたい場所といえば、「海!」ですが、楽しい反面、危険が多い場所であることも事実。そして、それはどんなに注意をしていても避けられない場合もあります。そのひとつは、そうです! サメの襲来です! そんな想像するだけでも、背筋が凍りそうな事態を描いた衝撃作といえば……。

海に行く前に必見の映画『ロスト・バケーション』!

【映画、ときどき私】 vol. 44

医学生のナンシーが休暇で訪れたのは、ある秘密のビーチ。そこは、亡き母が教えてくれた思い出の場所だった。目の前に広がる美しい海と景色は、サーファーの彼女にとって、すべてが完璧な楽園。家族の世話や勉強からも解放されて、最高のバケーションとなるはずだった……。

ところが、突如現れた巨大な人喰いサメが襲撃!

足を負傷し、出血しながらも、なんとか近くの岩場にたどりついたナンシー。しかし、サメがその周りを回遊し続けていて、泳いで岸に戻るのは不可能にすら思えた。さらに追い打ちをかけるように、刻一刻と迫る満潮の時刻。絶体絶命の状況で、生き残りをかけてナンシーがとった究極の選択とは……?

海の恐怖に圧倒されまくり!

今年の海水浴人口が減るのではないかと思うほど、リアルなサメの攻撃シーンには思わず体中に力が入りっぱなし。私自身、過去に沖に流されて自力で戻れなくなったり、川でラフティングボートにひかれて溺れて死にかけたりした経験が。自然の水がもたらす恐怖をすでに体感済みだったものの、これで新たなトラウマが増えたわけですが、同じように海でのんびり楽しめなくなったという人も出てくるかもしれません。

そこで、「ナンシーに学ぶサメに襲われたときの対処法」について考えてみました!

ここ最近、日本でもサメの目撃情報が相次いでおり、もはや他人事ではない “サメ出没問題”。何も知らないのと少しでも心構えがあるのとでは、いざというときに大きな違いを生む可能性もあります。では、本作で見習うべきナンシーの行動とは?

その1:身に着けているものを最大限利用する!

ナンシーの持ち物とは、ピアスとネックレス、ストップウォッチ、そして水着の上から着用していたラッシュガードのみ。それでも、それぞれが想像をこえる形で大活躍し、生死にも関わることに……。

ピンチのときこそ冷静に物事を見極める力が試されるので、「これしかない」ではなく、「これだけある」と考えて、限られた条件のなかで何ができるのかを考えることが重要。医学生でもあるナンシーがみせる応急処置は、できる勇気があるかないかは別にして、知っておいて損はないと思うので、お見逃しなく!

その2:敵の弱点を事前に知っておく!

動物の習性や自然の摂理が必ず存在するので、そのルールを見つけ出し、そこから抜け道を探すことが必要ですが、事前にサメについて調べておくことも大事。

今回、ナンシーがサメの顔を蹴っているシーンを観たとき、「そんなバカな!」と内心思ったのですが、「サメ 撃退法」で検索したところ、なんと目や鼻、エラの部分がサメの急所ということなので、ナンシーのようにパンチやキックするのが効果的だそうです! かなりの恐怖心をともないますが、最終手段として覚えておきましょう。

その3:絶対にあきらめない!

どんなに絶望的だったとしても、少しでも生き残れる可能性があるのであれば、ナンシーのように最後の最後まであきらめない気持ちも運命を左右する重要なポイント。

「女子vs人喰いサメ」という絶対的に不利な状況でも、助かるための方程式が必ずあるはずだと「信じる者は救われる」精神を忘れずに! パニックに陥ってしまうと、大切なことも見落としがちなので、落ち着いて瞬時に判断できる強い心を日頃から鍛えておきましょう。

それでもこの夏は海に行く?それとも行かない?

以上、「サメに襲撃されたときの行動3選」でした。これ以外にも、サメに関してはさまざまな注意点もたくさんあるので、安全で楽しい夏休みを過ごせるように、事前に下調べをすることをオススメします。

すでに海に行く日程が決まっているのなら、まずはこの映画を観てからにしてみては? 海行きをキャンセルするか、海での戦いを選ぶかは、あなた次第です!

作品情報

『ロスト・バケーション』
7月23日(土)より全国公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

http://www.lostvacation.jp/splash/