【はぴマネレッスン】vol.15新築がお得に買える!? 「すまい給付金」のお話。
「すまい給付金」とは?
前回ご紹介した「住宅ローン減税」は、その仕組みをフル活用できるのは収入の高い人であり、活用しきれない人も多いという懸念点をお伝えしました。
減税はそもそも「支払っている所得税から戻ってくる」という仕組みになっているため、戻る額を上回る税金を納めていなければ、当然、フル活用できませんよね?
しかし、そういった人でも増税に対する補助として一定のお金がもらえますよ! というさらなる支援制度が、こちらの「すまい給付金」なのです。具体的には、一定の収入以下の場合、消費税が8%のときであれば10〜30万円、10%になったら10万〜50万円という給付額が支給されます。
すまい給付金は、現在の消費税8%の時期と来年度からの10%時期で条件と金額が変わってくるので、そちらもチェックしてみましょう♪
すまい給付金を受けるための条件って?
具体的に、すまい給付金を受けるためには以下の条件があげられます。
・住宅の所有者であり、その住宅に住んでいること
・収入が一定以下であること
【消費税8%時】収入額の目安が510万円以下
【消費税10%の時】収入額の目安が775万円以下
・購入する住宅の床面積が50平米以上
・第3者機関の審査を受けた住宅であること
「私はどのくらいの額になるの?」と気になる人は、すまい給付金のサイトでシュミレーションもできるので、参考にしてみると良いかもしれません。
【すまい給付金シミュレーション】
http://sumai-kyufu.jp/simulation/index.html
3つの支援策で賢く購入計画を!
2015年度には「すまい給付金」「住宅ローン減税」「フラット35 S」と、3つのお得な制度があることを紹介してきました。
住宅購入を考える際には「いくら借りられる?」ではなく、まず「いくらなら無理なくローンを返していけるか?」という資金計画を立てることがとても大切。所得税額や住民税額も確認して、自分はどの制度を活用できるかを把握することも重要となってきます。
新築だけでなく、中古でも基準を満たせば利用できる、これらの制度たち。自分が検討している住宅が当てはまるのかを、購入前にチェックしてみてくださいね。
また、「払える!」と思って踏みきっても、住宅購入後には保険、管理費、修繕費、固定資産税……など、ローン以外にも毎月、毎年かかる費用がたくさん。
「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、知識を持ったFPや、住宅メーカーの相談会などで専門家からアドバイスを得るのもひとつの手です。大きな買い物なので焦らず、利用できる制度は賢く利用して計画を立てることをおすすめします♪
今回は「住まい給付金って、何?」についてお話ししてきましたが、次回はいざというときに知っておきたい、「転職、退職の際の手続きや制度」についてお伝えします。
以上、【人生ときめく♡はぴマネレッスン】vol.15でした。