注目度上昇中の「介護食資格」とは…? その取得方法と「介護食マイスター」の仕事を解説

文・塚田牧夫 — 2021.11.26〔PR〕
現代社会において高齢化が進むなかで、それに伴う問題も表面化しつつあります。そのひとつが、高齢者の食事について。年を重ねると、咀嚼力や飲み込む力が下がり、今までと同じ食事をとることが難しくなることも…。そういった背景もあり、最近注目を集めているのが介護食に関する資格です。そこで今回は、介護食資格の内容や種類、取得方法などをご紹介していきます。

Contents
●高齢化社会と介護問題
●高齢化社会における介護食のニーズ
●「介護食マイスター資格」で高齢者の食欲アップを
●「介護食マイスター資格」の取得方法
●「介護食作りインストラクター資格」でおいしい食事を提供
●「介護食作りインストラクター資格」の取得方法
●「諒設計アーキテクトラーニング」の通信講座が人気
●「諒設計アーキテクトラーニング」の評判は?
●「SARAスクール」は女性の活躍を支援
●「SARAスクール」の評判は?
●介護食資格を取得した人の活躍
●普段の食事にも役立つ介護食の知識

高齢化社会と介護問題

介護食①

2020年に内閣府より発表された「高齢社会白書」によると、日本の全人口のうち65歳以上の高齢者の占める割合は28.4%となっています。この割合は増加傾向にあり、しばらく続く見通しです。

その一方で、出生率は年々減少しています。子どもの数が減り、少子高齢化が急速に進んでいくと予測されているのです。すると、避けては通れないのが介護の問題。

ただ、残念ながら高齢となり介護を必要とする人が増えているものの、介護業界は常に人手不足に悩まされているというのが現状です。そのため、現代では介護の専門スキルを持つ人材が多く求められているのです。

高齢化社会における介護食のニーズ

高齢になると食欲が低下して、栄養が不足したり偏ったりすることがあります。すると、体調を崩し、重篤な症状に陥ってしまう場合も。

また、唾液の分泌量の低下や舌の運動機能の低下などの理由から、超高齢社会の現代では“誤嚥(ごえん)”を起こす人も多くなっています。そういったことから、食べやすさと栄養バランスを両立した介護食の重要性も非常に高まっているのです。

さらに、食べものをおいしく食べることによって得られる精神的な満足度は、非常に大きいと言われています。特に、あまり自由にカラダが動かせない人にとっては、食事の時間が大きな安らぎとなっていることも。だからこそ、安心安全でおいしい介護食は、高齢者にとって生き甲斐の1つになり得るのです。

そんな介護食に関する幅広い知識を身につけるうえで、注目されているのが「介護食資格」。なかでも高い人気を誇るのが、「介護食マイスター資格」と「介護食作りインストラクター資格」の2つです。

「介護食マイスター資格」で高齢者の食欲アップを

介護食②

介護食を作るときに高齢者向けに食べやすさを重視するのも大事ですが、それにより見た目が悪くなったり味付けが薄くなったりすると、食欲が損なわれてしまうことも。そのため、介護食は食べやすい料理であるとともに、「食べたい」と思ってもらえるような料理である必要があります。

そんなときに役立つのが、「介護食マイスター資格」。この資格は、介護食についての基本的な知識を有し、見た目や味付けなどを意識した基本的な食事作りができる人に与えられる資格です。

ほかにも、介護食を食べ始めるタイミング、介護食の種類、介護食の作り方、高齢者と食事の関係、食育と介護食の関係、状態に応じた介護食の種類、経管栄養の種類と手順、流動食の種類と特徴などについて、基本的な知識を有していることもこの資格によって証明できます。


「介護食マイスター資格」について詳しく見る!



「介護食マイスター資格」の取得方法

介護食マイスター資格は、『日本安全食料料理協会(JSFCA)』が主催する民間資格であり、公式ホームページからインターネットで受験の申し込みをすることができます。

実際の試験では、介護食に関する知識以外にも、食事介助の手順と方法やポイント、調理サービスなどについても問われます。

受験資格は特になく、受験料は10,000円。在宅での受験となり、70%以上の評価を得れば合格となります。試験は2か月に1回のペースで実施されていますよ。

「介護食作りインストラクター資格」でおいしい食事を提供

介護食マイスター資格と並んで人気となっているのが、「介護食作りインストラクター資格」。この資格の取得を通じて、介護食の役割や介護食の作り方に関する基本的な知識を得ることが可能です。

そのほかにも、介護食の栄養バランス、施設での食事、誤嚥性肺炎を防ぐために高齢者に必要な食事の注意点、高齢者の口腔ケア、高齢者に必要な水分についてなどの知識を習得することができ、専門的な栄養指導も行えるようになります。

また、高齢者のなかには食事の時間が生きがいとなっている人もいます。そういう方に対して、この資格取得により得た知識を活かして、食べやすくおいしい介護食を提供することができれば、食事のサポートを通じて喜びを得ることができるでしょう。また、そこで得た達成感は、大きなやりがいに繋がっていくはずです。


「介護食作りインストラクター資格」について詳しく見る!



「介護食作りインストラクター資格」の取得方法

介護食作りインストラクター資格は、『日本インストラクター技術協会(JIA)』主催の民間資格であり、受験を希望する際は公式ホームページからインターネットで申し込む必要があります。

試験では、介護食を食べ始めるタイミングと種類、介護食の作り方、介護食の栄養バランス、レトルト介護食のメリットとデメリット、食育と介護食の関係、高齢者に必要な栄養と食べ方、高齢者と水分補給、高齢者の嚥下障害、嚥下能力のチェックとトレーニングなど、基礎的なものから実践的なものまで介護食に関して幅広く知識を有しているかどうかが問われます。

受験資格は特になく、受験料は10,000円。在宅での受験となり、試験期間中に問題に解答し、返却用の封筒で解答用紙を送り返す試験形式です。合格基準は、70%以上の評価となっています。

「諒設計アーキテクトラーニング」の通信講座が人気

資格を取りたいと思っても、「仕事が忙しい」「勉強する時間がない」などの理由でスクールなどに通うことを諦めてしまう人も多いのでは? でも実は、今回紹介した介護食資格は通信講座によって取得することも可能です。

そんな数多くある通信講座のなかでも、特に「諒設計アーキテクトラーニング」はユーザーから高い人気を誇っています。

大きな特徴は、1日30分程度の学習を半年間続ければ、資格が取得できるようにカリキュラムが組まれているところ。忙しい人でも隙間時間で学習を進めることができるでしょう。

また、初心者でも大丈夫。諒設計アーキテクトラーニングの講座は、約6か月で無理なく介護食資格を取得できるようになっています。

ちなみに、諒設計アーキテクトラーニングで受けられる講座は、「通常講座」と「スペシャル講座」の2種類。「通常講座」では、介護食マイスター資格と介護食作りインストラクター資格の試験をそれぞれ受験し、各試験に合格することで資格が認定されます。

一方で「スペシャル講座」は、課題をすべてクリアし、コースを卒業すると試験が免除となります。さらに、上記の2資格が卒業と同時に取得できるんです!


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「諒設計アーキテクトラーニング」の評判は?

通信講座での学習に対して、不安を持っている方もいるかもしれませんね。そこで、実際に諒設計アーキテクトラーニングの講座を受けた人たちがどんな感想を持っているのか知るために、投稿された口コミを見てみましょう。

「基礎知識は勿論、栄養とケアや食事についてなど様々なことを知ることができました。介護食のレシピも多く知る事ができたので自分の母親にも作ってあげようと思います」

「介護の現場で調理師として働いていますが、キャリアアップのために受講しました。現場で実践していたことを改めて座学で勉強したことで、点と点が結びつくように理解でき、介護食について一層知識が深まりました。資格も取得でき良かったです」

講座を受けたことで、介護食に関する幅広い知識を身につけられたという方が多くいました。また、すでに介護の現場で働いている人が、知識を深めるためにこの講座を利用する場合もあるようです。

「SARAスクール」は女性の活躍を支援

介護食③

通信講座で資格取得を目指すのに、もう1つおすすめできる講座が「SARAスクール」です。

SARAスクールの特徴として、社会における女性の活躍を支援しているという点が挙げられます。自分を変えたい、綺麗になりたい、キャリアアップしたい、自立したいという女性にとって、目標達成に役立つ人気講座が数多く取り揃えられているのは魅力的ですよね。

また、SARAスクールでは重要なポイントをしっかりと押さえたカリキュラムが組まれているため、初心者でも安心。分かりやすさを追求したプロ監修のテキストによって、専門的な内容でもスムーズに理解できるようになっています。

そんなSARAスクールでは、「基本コース」と「プラチナコース」の2種類からコースを選べます。「基本コース」は、講座終了後に自分の希望するそれぞれの資格への受験申し込みを行い、試験に臨みます。

一方で、「プラチナコース」は講座を受講して課題を提出すると、試験が免除に! 家にいながら卒業と同時に、介護食マイスター資格と介護食作りインストラクター資格の2つが認定授与されます。


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「SARAスクール」の評判は?

SARAスクールで講座を受けた人たちは、どんな感想を持っているのでしょうか。利用した目的やメリットなども合わせて、投稿された口コミを見てみましょう。

「母の介護のために、介護食を学びたいと思いました。自由な時間が少ない中、すき間時間を見つけてやりきることができました。デザートレシピなどもすぐに実践して喜ばれたのがうれしかったです」

「家族を介護しているので、介護食を学びたくて受講しました。とてもわかりやすいテキストで、介護食の知識が一通り習得できました。特に介護食のレシピは、毎日の食生活に取り入れることができるので、良いと思います」

身近な人の介護のために、資格取得を目指す人が多いようでした。また、隙間時間を利用して取得できるのは、大きな魅力のようです。介護食の知識を、普段の食事にも活かせるとの意見も多く見受けられました。

介護食資格を取得した人の活躍

介護食の資格は、栄養や衛生、高齢者の食に関する専門知識を有していることの証です。人手不足が嘆かれている介護業界において、そういった人の需要は非常に高く、重宝されています。

また、福祉施設などで介護食に関する仕事に従事する以外にも、自宅やカルチャースクールなどで講師活動をすることも可能です。

介護食資格取得をした人のなかには、介護食の知識に基づいた専門的な栄養指導を行う人もいれば、介護食を作るときの便利なアイテムや、レトルト介護食などの知識を持つ“介護食のエキスパート”として活躍している人もいます。

これからの超高齢社会において、介護食の有資格者が活躍できるフィールドはますます広がっていくでしょう。

普段の食事にも役立つ介護食の知識

介護食に関する知識は、介護食にのみ活かされるわけではありません。栄養面などの知識は、普段の食事やメニュー作りにも役立ちます。

また、健康的な食事を提供できるようになることで、多くの人を喜ばせることもできるはず。さらに、介護食に関する知識を身に付けることは、将来自分の家族のサポートをする際にも役立つでしょう。そして、それは自分自身の幸せにもつながっていくかもしれませんね。