もしもに備えて!「ひとり暮らしOL」が入っておくべき保険2選

文・山田良政 — 2019.4.20
いざというときに、強い味方になってくれる“保険”。加入しておいた方がいいとは思いつつ、そもそもどんな保険に加入すればいいのか分からない……と思う方も多いでしょう。そこで今回は、資産運用・トレーディングのプロである山田良政さんに“ひとり暮らしOLにおすすめの保険”をご紹介いただきます。

■女性特有の病気を保障する保険

女性には、乳がんや子宮がんなどの女性特有の病気になるリスクがあります。ひとり暮らしの方は特に、日々の検診をしっかりと行うとともに、これらをの病気を保障する、いわゆる“女性保険”の加入を検討しましょう。

女性保険の内容は、基本的に、医療保険(またはがん保険)に女性特有の病気に手厚い保障をする特約(女性疾病特約)がセットになったもの。女性特有の病気だけでなく、一般の病気やケガも保障する保険がほとんどです。

このような女性保険に入っておけば、万が一病気にかかってしまったときの、金銭的心配を減らすことができるでしょう。

■独り暮らしに火災保険は必須

もし、あなたがこれからアパート・マンションでひとり暮らしを始めるなら、火災保険には必ず加入しましょう。

あなたの部屋で火災が起きてしまった場合、隣の部屋や近隣の住宅に延焼し、周囲に大きな損害を与えてしまう可能性があります。しかし、あなた自身に大きな過失(火をかけたまま外出した・タバコの火を消さずにゴミ箱に捨てたなど)がない場合は、「失火責任法」に基づき賠償責任を免れます。

これは一見素晴らしい制度のように見えますが、あなたが隣の部屋からもらい火を受けたときも、火を出した相手に大きな過失がなければ、失火責任法が適用されます。

建物それ自体の損害は、大家さんが加入している火災保険でまかなわれるので、あなたが費用を出す必要はありません。しかし、あなたの家財道具などの所有物は、大家さんの保険の保障対象外なのです。

多くの場合は、アパートの契約と一緒に火災保険にも加入するため、不動産会社の説明をしっかり聞けば問題ありません。その際は、どこまで保険の保障対象になっているか、どんな例外があるかなどを、必ず確認しておきましょう。

オマケ:将来のためには個人型確定拠出年金(iDeCo)も検討しよう

ちょっと難しい言葉が出てきましたが、この個人型確定拠出年金(iDeCo)は、任意で加入できる年金制度のこと。保険ではありませんが、老後の生活の心強い味方になってくれる制度なのです。

iDeCoは、毎月支払う掛金の金額や、運用方法も自分で設定できる、自由度の高い制度で、OLさんの場合は、月23,000円、年間276,000円まで掛金を支払うことができます。掛金は全額所得控除の対象となるので、確定申告を行えば、所得税を実質減額することができます。

また、一般の金融商品の場合は、得られた利息に対して課税されますが、iDeCoの場合は非課税。利益をそのまま受け取れるのも大きな特徴です。

さらに、iDeCoの場合、運用したお金を年金または一時金の形で受け取る際も、上記の所得控除が受けられるのです。お金を受け取れるのは60歳以降と先は長いですが、早めに運用を始めることで、かなり手堅い人生設計ができるかも。

“ひとり暮らしのOLが得する保険”をご紹介しました。みなさんも、いざという時のために、自分に合った保険に加入しておきましょう。

-山田良政-
株式会社オフィサム代表取締役。FXによる資産運用を自動化させた第一人者。自身が開発したFX自動売買システムが、2013年度に「世界一の評価」を獲得。誰でも気軽に資産が増やせる「自動取引システムによる資産運用」を提案し、その分かりやすい切り口はマネーに関するプロ達だけでなく女性からの支持も多い。「億を稼ぐ」ために必要な思考が綴られたインタビュー本『億トレⅡ』『億トレⅢ』も大好評。『月間BIG tomorrow』でも執筆中。
・株式会社オフィサム http://offi36.net/


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