「ナポリタンの具」は応用力アリ! 瀬尾幸子さんの作りおきレシピ

2016.11.3
最低限の具のみのポテトサラダに、丸めて焼いただけのハンバーグ、ケチャップ味の野菜炒め。料理人の瀬尾幸子さんが提案するのは、そんな、洋食メニューの“もと”の作りおき。

「洋食は実はアレンジしやすく、飽きずに楽しめるんです」

作りおき&保存のコツと、忙しい平日にも心強い、手早く作れる簡単おかずのレシピを教えてもらいました。

作りおき、保存のコツ

  • 容器はしっかり洗って使う。熱湯で滅菌するのもおすすめ
  • 容器はよく洗って乾いた布巾で拭いて。「ゆで野菜などを作ったときは、ゆでたあとの熱湯にさっとくぐらせて滅菌し、水で洗ってから使うと、手間が省けます」

  • 蓋付き容器で保存するのがgood
  • 保存には、自立して中身も取り出しやすい、蓋付き容器がおすすめ。「ジッパー付き袋だと出し入れしづらく、使わなくなってしまうことがあります」

  • 出し入れするときは、手で触らない
  • 作りおき食材を扱うときは、なるべく外気に触れさせないことと、「手で直接触らないこと。必ず清潔なお箸などで出し入れしながら使い切るようにします」

  • 作りたてではなく、必ず冷ましてから冷蔵庫へ
  • 中身が熱いまま冷蔵庫に入れないこと。蓋に水蒸気が付いて味わいが変わってしまうし、雑菌が繁殖する原因にも。「粗熱が取れたのを確かめてから冷蔵庫に入れましょう」

作りおきメニュー「ナポリタンの具」

(保存目安:冷蔵で1週間)

ナポリタンの具。 (1/2)
ナポリタンの具。 (1/2)

【材料】
玉ねぎ…1個、ピーマン…2個、パプリカ…1/2個、ウインナー…3本、オリーブ油(またはサラダ油)…大さじ1、塩…小さじ1/3

【作り方】

  1. 玉ねぎは7mm幅のくし形に切り、長さを半分に切ってほぐす。ピーマンとパプリカは縦半分に切って、へたと種を取って1.5cm幅に切り、長さを半分に切る。ウインナーは斜め薄切りにする。
  2. フライパンを中火で熱して油をひき、玉ねぎをやや透き通るまで3分ほど炒める。ピーマン、パプリカ、ウインナーを入れて、パプリカがしんなりするまで炒める。
  3. 塩、こしょう、トマトケチャップを入れて焦がさないように炒め合わせる。

ナポリタンの具で…「煎り豚」

煎り豚。 (2/2)
煎り豚。 (2/2)

【材料】(1人分)
ナポリタンの具…150g、豚肩ロース薄切り肉…80g、サラダ油…小さじ1、しょうゆ…小さじ1

【作り方】

  1. フライパンを中火で熱し、サラダ油をひいて、3cm幅に切った豚肉を炒める。
  2. 豚肉に火が通ったらナポリタンの具を加えて強火にし、よく炒め合わせて、しょうゆを加えて仕上げる。味が薄ければ、トマトケチャップ少々(分量外)を加える。
せお・ゆきこ 料理人。日々作るごはんの大切さ、楽しさを発信。本誌「Cooking」でもおなじみ。新刊『おうち鍋の決定版 今夜はこの鍋で決まり!』(家の光協会)が11/4発売。
※『anan』2016年11月9日号より。料理・瀬尾幸子 写真・津留崎徹花 スタイリスト・矢口紀子 取材、文・新田草子

(by anan編集部)