ミッキーのアレにファン悶絶!『ディズニー・アート展』潜入レポート
『ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法』、開催中!
【女子的アートナビ】vol. 64
『ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法』が開かれているのは、日本科学未来館1階の企画展示ゾーン。
ここでは、初期のミッキーマウスから最新作までの原画、約500点が展示されています。
入り口には、音声ガイドの案内板。ナビゲーターには、現在公開中のディズニー映画『モアナと伝説の海』でヒロイン・モアナの日本語吹き替え版を担当されている屋比久 知奈さんも出演されています!
エントランスを抜けると、チームラボのコンテンツ、「体感型!いのちを吹き込むペンシル・テスト」がお出迎え。宙に浮かぶスクリーンの前に立つと、ディズニー初期作品の原画が人に呼応して動き始めます。いきなり原画の世界にひたれて、楽しい~!
ミッキーマウスのデビュー作、日本初登場!
最初の展示室で見られるのが、日本初上陸の原画たち。ひとつは、1928年に描かれたミッキーマウス“幻の”デビュー作『プレーン・クレイジー』の貴重な原画。90年近く前の鉛筆画ですが、線がとても鮮やか。初々しいミッキーのお姿、ファンにはたまりません!
そして、もうひとつは世界初のトーキー・アニメーション映画『蒸気船ウィリー』の原画。素朴でシンプルなミッキーが超かわいい! ちなみに、この映画でミッキーの声を担当したのは、ウォルト・ディズニーご本人。その後20年もミッキーを演じ続けたそうです。
いのちを吹き込む魔法に迫る!
本展のコンセプトは「いのちが吹き込まれた瞬間」。ディズニー・アニメーションでは、いつもその時代の最新技術をとりいれ、作品に次々といのちを吹き込んでいきました。会場では、そんな技術の一部も紹介されています。
こちらは“ゾートロープ”。回る円筒をスリットからのぞくと、絵が動いて見えます。
おなじみの名作が次々登場!
会場では、ミッキーマウスだけでなく、おなじみのディズニー作品が次々と登場します。
『白雪姫』は、世界ではじめて “フルカラー” で仕上げられた長編アニメーション映画。完成したのは1937年。アメリカで劇場公開されると、大ヒットを記録したそうです。
また、『ピノキオ』(1940)や『ダンボ』(1941)、『バンビ』(1942)など、なつかしの作品もあります。
私が好きな『ふしぎの国のアリス』(1951)もありました!
こちらは、ディズニーで “伝説のアーティスト” といわれているメアリー・ブレア(1911~1978)のコンセプトアート。アリスの物語に出てくるトランプ兵たちが描かれています。カラフルな色づかいがとってもステキ!
コンセプトアートとは、キャラクターの性格やルックスなどを決めるためのデザイン画。企画段階でのイメージなので、ボツになったり、実際の映画では変わってしまったりすることも多いのですが、ブレアの描いたアリスの世界観は、そのまま映画に生かされています。
なつかしい作品だけでなく、最近の映画もありますよ~。『塔の上のラプンツェル』(2010)や『アナと雪の女王』(2013)、『ベイマックス』(2014)、そして現在公開中の『モアナと伝説の海』も紹介されています。
特に “アナ雪” のコンセプトアートは必見! いろいろなパターンのアナとエルサが描かれていて、おもしろいです。
最後はウォルト・ディズニーの言葉に見送られ、展示が終わります。
興奮のミュージアムショップ!
展示が終わってからも、ファンの興奮は続きます。ミュージアムショップの充実ぶりがスゴイのです! 限定グッズが約420点以上もあり、どれもこれも欲しくなるものばかり。
特に私がヤバいと思ったのは、プレミアムな豆皿。一枚650円(税抜き)で、割と手軽に買えるのですが、どのデザインもステキすぎ。コンプリートしたくなりますよね、きっと。
トートバッグも魅力的です。ミニトートバッグを含めると何種類もあるので、こちらも揃えたくなりそうです……。
展示もグッズも楽しめる『ディズニー・アート展』の東京展は9月24日まで。その後、大阪や新潟、仙台に巡回予定。
All Disney artwork © Disney Enterprises, Inc.
Information
『ディズニー・アート展』東京展
会期:~9月24日(日) ※休館日は火曜日(ただし、5月2日、7月25日、8月1日、8日、15日、22日、29日は開館)
時間:10:00 ~ 17:00 ※入場は閉館の30分前まで。
会場:日本科学未来館 企画展示ゾーン
料金:大人(19歳以上)1,800円、中人(小学生〜18歳以下)1,200円、中人 土曜1,100円、小人(3歳〜小学生未満)600円