最高の開運デー「一粒万倍日」&「天赦日」とは? その日に“するといいこと”と“やってはいけないこと”をご紹介!

文・五十六謀星もっちぃ — 2022.3.24
新しく始めることや、その後の人生に関わるような行動は、できれば縁起の良い日に行いたいという人も多いはず。そこで今回は、占い師の五十六謀星もっちぃさんに日本の伝統的な吉日である「一粒万倍日」と「天赦日」について、詳しく教えてもらいました。

「一粒万倍日」とは?

一粒万倍日とは、たった1粒の種を植えることで、それが万倍の実をつけるとされている吉日です。

宝くじを買う際などに、一粒万倍日を意識したことがある人もいるかもしれませんね。一粒万倍日は、古来より金銭に関することで成果が得やすい吉日と言われています。

また、この日はくじなどの賭け事だけではなく、仕事や投資などの成果も得やすくなると考えられています。そのため、お金に関連する挑戦をするときは、一粒万倍日の日を選ぶといいでしょう。

一粒万倍日の日にするといいこと

一粒万倍日は、将来的なリターンを求めた行動が功を奏す日と考えられています。利益を得る目的で投資を行うというのは、その最たる例です。

他にも、人にお金やものを貸すのにもよい日とされています。

一粒万倍日の日にやってはいけないこと

人にお金を貸すのに適した日でありながら、人からお金を借りるのはよくないとされているのが一粒万倍日の特徴です。

投資が膨らんで万倍になるのと同じように、この日に借りたお金は万倍に膨らんでしまうと考えられています。そのため、この日にお金を借りるのは避けたほうがいいでしょう。

「天赦日」とは?

天赦日とは、日本の伝統的な暦に書かれているなかで最も良いとされる、極上の吉日です。この日は、天が地上の万物を大切に育ててくれる日で、何をやってもよい日と言われています。

明治時代以降に有名になった“大安”のような新しい吉日を除けば、何をやってもよい日とされているのはこの天赦日だけです。

ただ、天赦日は毎週のように訪れるものではありません。60日に1度だけ、つまり年間に5~6回程度しか訪れない珍しい吉日です。

天赦日の日にするといいこと

天赦日は、何に対しても天の神様が赦しを与えてくれる日です。どうしても成し遂げたい願望を持っている人は、積極的にこの天赦日を選ぶようにしましょう。

また、お財布を使い始めるのによい日とも言われています。

天赦日の日にやってはいけないこと

何をやってもよい日と考えられているため、この日にやってはいけないことは特にありません。

結婚や開業などの重要なことを行ってもいいですし、何もせずにのんびりと寝て過ごしてもいいでしょう。

2022年3月26日は、一粒万倍日と天赦日が同時に来る!?

2022年3月26日(土)は、今回紹介した一粒万倍日と天赦日が同時に訪れる大吉日です。

特に、春は財布を新調するのに適している季節とされています。春財布は“張る財布”に通じることから、中身がパンパンに詰まった財布になると言われているのです。

3月26日は財布を新調したり、その他の金銭に関する行動を起こすのに適している日と言えるでしょう。

参考文献:岡田芳朗(著),『旧暦読本現代に生きる「こよみ」の知恵』,創元社 ,2006年 広瀬秀雄(著),『暦 (日本史小百科)』,東京堂出版,1993年 渡部敏夫(著),『暦入門―暦のすべて』,雄山閣,2012年

五十六謀星もっちぃ
10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。
占い師や、占い師になりたい人向けのオンラインサロンを運営。
著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)
公式HP:https://motty56.com/
占い師のサロン:https://salon.motty56.com/

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