“雑な上司”がストレスな時は…ゲッターズ飯田&水晶玉子がアドバイス!

2020.6.16
人気占い師の水晶玉子さんとゲッターズ飯田さんがanan読者から寄せられたリアルなお悩みに本気でアドバイス。3つの悩みにお答えします!
Fortune

お悩み:上司の雑な仕事ぶりに振り回されています…。

直属の上司と価値観や仕事のやり方が合わなすぎて、ストレスです。私はスケジュール通りに仕事をしたいのですが、上司はほぼ思いつきで動いていてスケジューリングも雑なタイプ。行きあたりばったりの指示に振り回される上、最近リモートで仕事をしていると夜遅い時間や休日にもメールが来るため、曜日感覚がなくなって仕事と生活の境目が曖昧に…。仕事の内容自体は自分のやりたいことなので、転職は考えていません。うまくやっていくにはどうしたらよいでしょうか。(29歳・会社員)

水晶さんの答え「上司の苦手分野をカバーしみずからの評価につなげて」
きっとこの上司も、予定をうまく管理できない自分があまり好きではないかも。それならば、あなた自身が上司に代わってスケジュールを管理してあげるのも手です。「その作業、私が明日までに仕上げておきます!」と常に先回りして仕事をこなせば上司も助かるでしょうし、職場でのあなたの評価も必然的に高まるはず。仕事にルーズな上司はあなた自身が管理して、「うまく使う」くらいの気持ちでいるといいかもしれません。

ゲッターズさんの答え「他人の粗探しよりも、自分のやるべきことに集中」
タイプや価値観が違うからこそ、一緒に仕事をするのがチームというもの。なので、上司と部下が合わないのは当たり前なんです。少し厳しいことを言うようですが、自分の仕事は棚に上げて、相手のダメな部分をとやかく言うようではいつまでも状況は変わりません。逆を言えば、あなたが自分の仕事を全うしていれば、上司に対する文句は出ないはずです。「自分が出世して上司を追い越す」くらいの気持ちで目の前の仕事に取り組んでください。

お悩み:「自分よがり」と「遠慮」のバランスがわかりません。

社会に出たての頃、周りの人から「自分よがり」と叱られることがありました。図星な部分もあり、周囲の立場や感情に目を向けるようにして少しはやさしくなれた気がします。ただ、今度は周りの人を気にしすぎて自分の気持ちを出すのを遠慮するようになってしまいました。「程よく図々しいほうが幸せになれる」とゲッターズ飯田さんがTwitterに書かれていたことが印象的だったのですが、自分と周りの感情の向け方の比率があれば教えていただきたいです。(28歳・会社員)

水晶さんの答え「怒られるうちが花! ただし、周囲への感謝も忘れずに」
周りの人に「自分よがり」と叱られて自分を変えられたあなたは、とても素直な人ですね。ただ周囲に遠慮するあまり、「つまらない人」になっていませんか? あなたはまだ20代ですし、すべてが完璧である必要はありません。今は多少「図々しい」と思われようが、「怒られるうちが花」だと意識して、前に出ていったりもしながらよいバランスを覚えましょう。叱られた時は指摘してくれた相手に感謝の気持ちを持つこともぜひ忘れずに。

ゲッターズさんの答え「叱られても、明るく返せる図太さは持っているべき」
水晶さんも言うように、20代のうちは怒られることも貴重な経験の一つ。ただ、そこでショックを受けすぎると「あの人すぐにへこむから面倒くさい」と思われてしまうので、何を言われても「すみませんね~!」と明るく返せるくらいの図太さを持っていることが大切です。今はあなたにとって、本気で叱られる中でコミュニケーションを深めていくべき時期。失敗を繰り返していくうちに、適度な遠慮のバランスもわかってくるはずです。

お悩み:責任ある立場を任され、プレッシャーに負けそう…。

10人規模のチームのサブリーダーという想定外の役職について、今年で2年目。性格的に今の立場は合っていますが、知識がついていかず…スキル面で自信が持てません。昇進希望はそこまでありませんが、降格も嫌です。いろいろな仕事が回ってきてプレッシャーに押し潰されそうです。(33歳・会社員)

水晶さんの答え「リーダーの仕事は、自分が頑張ることではありません」
そもそもリーダーにとって大切なスキルは、人をうまく配置して使ったり、コントロールすることにあると私は思っています。なので、もしあなたがサブリーダーとしてこれから頑張りたいと思うなら、人を頼って仕事を任せたり、相手の長所を褒めて伸ばしてあげることも覚えるべきです。ひとりで背負い込まず、肩の力を抜いて取り組んでくださいね。

ゲッターズさんの答え「自分の『できないこと』を認めてあげることが大事」
あなたは「私はちゃんとやっている」と思っているかもしれませんが、その真面目さがかえって自分を苦しめているのではありませんか? リーダーの本当の仕事は、「部下を信頼すること」にあります。だからこそ、「自分ができないこと」を認めるのも大事。ある種の雑さと適当さを持って、周りから愛される人になることを目指してください。

水晶玉子さん 占い師。東洋・西洋の枠を超えて、数々の占術を研究。『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日メッセージつき 開運暦2020』(集英社)が発売中。

ゲッターズ飯田さん 占い師。6万人以上を占った膨大なデータを元に、独自の「五星三心占い」を確立。著書『ゲッターズ飯田の運命の人の増やし方』(朝日新聞出版)など。

※『anan』2020年6月17日号より。イラスト・いいあい 取材、文・瀬尾麻美

(by anan編集部)