夢を叶えたいなら滋賀に行こう! パワースポットと絶品グルメで、心と体を充電できる滋賀女子旅

写真、文・中村朝紗子 — 2017.3.16 — Page 2/3

街歩きで全国的に有名な坊やに遭遇!

せっかくなので、坂本の街をぶらりお散歩。比叡の麓にひらけた坂本は、比叡山延暦寺や日吉大社の門前町として古くから栄え、今では重要伝統的建築物群保存地区にも指定されています。

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ゆっくりと歩くことで、琵琶湖に面した港から様々な物資が集まり、延暦寺の台所としてにぎわった名残を体感することができるはず。

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おや!?この坊や…既視感がある人も多いはず。

交通安全を啓蒙するため、1970年代から作られるようになったという「飛び出し坊や」は、今や全国各地に広がりを見せていますが、この坊や、実は滋賀県が発祥という説があるそう(その設置数も全国一!)。

坂本散歩ではたくさんの「飛び出し坊や」に出会えるので、歩きながらあなたの推しメンを探してみて!

享保から続く家系が守り続けた味

日吉大社から坂を下り、坂本駅の近くにさしかかったあたりに、おいしそうなよもぎ餅屋さん「三九郎」を発見。

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一見普通の民家のような外観。つい素通りしてしまいそうですが、実は甘味好きなら見逃せないスポットなんです。

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紫色の暖簾をくぐって店内へ。

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内観は、お店というよりも実家の居間といった印象。しかも、周りをよ〜く見渡すと、とんでもないものがたくさん!!!

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重厚感があり、今にも動き出しそうな鎧や

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なんでも鑑定団で見かけるような、高級そうな器。

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奥の廊下では、着物の帯がインテリアに活用されていました。なんともオシャレ…♡

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オーダーしたのは名物「比叡蓬餅」と近江茶のセット。

しっかりした歯ごたえを残すため、餅米に若葉のみの茹で蓬を混ぜ合わせて香をもたせ、健康のために甘さを控えめにした「こしあん」を使用。さっぱりしたこだわりの味に、わざわざ遠方から足を運ぶファンも絶えないのだとか。

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日本庭園を眺められる窓際の席で、いただきます!

ー三九郎のお茶菓子、どうだった?

西村 庭園を見ながらお茶をいただけるなんて、とっても贅沢! おばあちゃん家に帰ってきたかのようなあたたかいおもてなしに、どこか懐かしさを感じて胸がほっこり。
大西 甘すぎないお餅が本当においしくて、また買いに来たいくらい! これだけを求めに滋賀に来る人もいるというのも納得の味でした!

まだまだ食べます、次はお蕎麦!

お昼ごはんは、創業300年の歴史を持つ名代手打本家「鶴喜そば」へ。この建物は築130年の入母屋造で、国の登録有形文化財にも登録されています。

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比叡山延暦寺のある山上は食べ物が不自由だったため、京都御所より来賓があった際は、このお店から蕎麦を作りに出仕していた歴史も。また比叡山で断食の修行を終えた修行僧が、弱った胃をならすために蕎麦を食したと言われています。

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店内にはテーブル席のほか、庭をのぞむお座敷やテーブル席、座敷も。

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そしてこちらが、名物「ゆばそば」。丼を覆う大きなゆばにクミンを添えて。冷えた体もポカポカに!

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それでは、いただきます〜!

西村 食べるのが大好きな私は、よくばって「湯葉蕎麦とかしわご飯のセット」をオーダー。湯葉蕎麦って初めて食べたけど、とってもおいしくて、思わずおかわりをお願いしそうになっちゃった(笑)。
大西 湯葉が大好きなので、迷わず「湯葉蕎麦」に決定! 期待通り、とてもおいしく頂きました♫ 離れの個室部屋で贅沢に暖あたたかいお蕎麦なんて…素敵なランチでした!