京都「星野リゾート ロテルド比叡」で安らぎのおこもりステイ&大願成就の願掛け女子旅(前編)【めざせ星野リゾート制覇vol.6】
【Tokyo今ココ総研】vol. 58
東京から約4時間、山の上のオルベージュへ
東京から新幹線で約2時間、京都駅へ。そこから専用の送迎バスで約50分、「ロテルド比叡」に到着です。今回の旅のテーマは「リフレッシュ&大願祈願」!

前編ではリラックスをテーマに、比叡山に佇む湖のオルベージュでのんびりステイを楽しみます。後編では比叡山や近江神宮など、パワースポットが多く集まる滋賀県で”願掛け”しまくります〜〜!
星野リゾート ロテルド比叡にやってきた。
今回の宿泊先は、「ロテルド比叡」。京都と滋賀の県境・比叡山に位置する、フランスの田舎宿をイメージしたホテルです。

ステイするお部屋にはそれぞれ、フランスの地名が振り分けられているんです(なんとオシャレ!)。2人が泊まったのは「NORMANDIE」のお部屋。

訪れたのは1月某日、窓の外は一面銀世界でしたが、それとは対照的なあたたかみを感じられるゆったりしたツインのお部屋です。

フランス貴族を思わせるインテリアも、女子心をくすぐります。

館内でも、まるで海外に来たような情緒を感じられるスポットがたくさん。廊下にはたくさんに絵画が飾られていて、まるで美術館に足を踏み入れたかのよう!

2Fのロビーから1Fへと続く階段も、まるで映画のセットみたい。階段を上手に使えば、インスタ映えするオシャレな写真も撮れちゃいますよ!

フレンチな雰囲気がかわいいお部屋を、二人も気に入ったよう。

大西 かわいらしいお部屋で嬉しい! アロマディフューザーがあったり、充実したアメニティにも大満足。照明も暗めで、落ち着いた雰囲気が好きです。
西村 フランスの洋館に宿泊しているかのような優雅なお部屋で、体だけじゃなく心までゆっくりできそう!
近江発酵茶サロンでほうじ茶の飲み比べ
15時から、1F「サロン・ド・比叡」にて行われる「発酵ガストロノミー 近江発酵茶サロン体験」へ(宿泊者向けに毎日開催)。

琵琶湖の形をした大きいテーブルを囲んで、まずは近江茶の歴史を学びます。先生は、ロテルド比叡スタッフの山本さん。

山本さん 「近江茶は、滋賀で作られたお茶の総称。805年から約1200年の歴史を持っています。比叡山を建てた最澄が、遣唐使として中国を訪れた時に持ち帰ったお茶の葉がルーツだと言われているんです」
あの最澄が近江茶のルーツに携わっていたとは、驚き!

説明を聞いたあとは、発酵具合の異なる3種類の近江茶をテイスティング。不発酵、半発酵、発酵の3段階でそれぞれで、味はどんな風に変わるのでしょう?


西村 色はもちろん、発酵が進むと渋みが増す気が。私は熟成が好きかも♪
大西 同じお茶なのに、発酵具合によって味の深みが全然違う〜!
体験を楽しんだあとには、サロン奥にあるスイーツビュッフェで焼き菓子やオリジナルスイーツを取ってアフタヌーンティー♪

テラスから琵琶湖を眺めながら、マカロンや自家製タルトと近江茶のコンビネーションを堪能しました。
ソムリエからテイスティングの流儀を学ぶ!
続いて17時からは、「サロン・ド・ヴォワール」にて「ワインテイスティング講座」に参加。

教えてくれたのは、ワインソムリエの湯川大樹さん。

湯川大樹さん 「琵琶湖の影響で湿度が非常に高い滋賀県は、近江茶はじめ発酵産業がとっても盛ん。ワインでも、この“発酵”がおいしさを決める重要な要素です。今日はみなさんにワインテイスティングの基本をお伝えします」
覚えよう! テイスティングの基本
テイスティングでは3つの角度から、ワインをするのだそう。
1:見た目(白を背景にグラスを傾けて色を観察する)
2:香り(グラスを回して嗅ぐ。鼻が慣れる前の第一印象を大切に)
3:味わい(口全体にワインをめぐらせ、味わいや香りを余すことなく感じる)

2人も実際にワインのテイスティングを実践。この違い、わかるかな〜?

さらにワイン醸造過程の「発酵」についてや、琵琶湖・近江の食材を取り入れたディナーと合わせるペアリングについてなど、お料理をさらに美味しく楽しむためのポイントを学びました。

ーテイスティングと称してグビグビワインを飲む2人。ちょっと、酔っ払うの早くない!?
大西 改めて教えてもらう機会のないテイスティング。貴重な体験でした。ソムリエさんが料理にワインを合わせる時の、論理的なお話も興味深かった〜!
西村 ワインはよく飲むけど、こんなにじっくり味わったのは初めて! ワインの奥深さを学べる講座で、とてもおもしろかったです♪
湖からの美食フレンチ
夕食は、古来より京都の食と生活を支えてきた琵琶湖・近江の食文化を取り入れた、洗練かつ上質なフレンチを。

まずはスパークリングワインで乾杯!

コースは、琵琶湖の湖水魚と近江の伝統食である発酵料理、近江の雄大なテロワールが生み出す大地の恵みを詰め込んだフレンチのエスプリです。

左上から氷魚とブリオッシュ 柚子の香り、黒米のチップスとウナギのリエット、右上・虹鱒 白いんげん、左下・近江牛のロースト トレヴィスとレフォール風味、右下・フロマージュブラン 貴腐ワインのジュレ 繊細な鮒鮓のアルモニー など全8皿。
繊細な見た目と、近江×フレンチのここでしか味わえない料理に、感動しまくりのディナーでした!
ー湖からの美食フレンチの感想を教えて!
大西 どれも美しくて食べるのがもったいない!笑 ニジマスや氷魚など、フレンチっぽくない素材も不思議とフレンチに仕上がっていて、感心しました。幸せな満腹感♫
西村 芸術品のようなお料理の数々に感動しました! 見た目はもちろん美しく、味はとっても上品。地元の食材を活かしているところがまた素敵です♡
夜はライブラリーでまったり
夕食後は、いっぱいになったお腹を少し落ち着けるためにブックライブラリーへ。

ここでは近江やフランスにちなんだ料理や文化についての様々な本が置かれているんです。

近江茶やハーブティーをいつでもいただけるドリンクバーも併設。ご飯のあと、あたたかいお茶でほっこりする時間って、幸せですよね…(遠い目)。

ーブックライブラリーの居心地はどう?
大西 普段手に取らないような本がたくさんあって、つい長居。たくさんの種類のお茶やお菓子もあって、至れり尽くせり。お茶は部屋にも持って行って良かったので、寝る前に飲む用に頂いていきました♫
西村 ハーブティーやお茶菓子が豊富でうれしい♪ 好きな本を読みながら美味しいお茶をいただいてたら、時間がゆっくり流れていくようで、理想の休日だなぁ〜としみじみしました。
比叡山の恵みをいただく朝食
翌朝。朝ごはんは、比叡山が発祥とされるお茶や湯葉を用いたオルベージュならではの朝食から1日をスタート! 後半では”大願成就”のため、滋賀県内のパワースポットを回りまくります。ここでしっかり、エネルギーをつけておかねば…!

比叡ゆばのサラダや比叡山の霊水から作ったフルーツゼリーのほか、麓にいきづく発酵文化を取り入れたメニューも。

朝からしっかりのボリュームです。この地でしか味わうことができない朝食を楽しみました。
大西 湯葉が大好きなので、サラダで出てきて驚きつつ、嬉しかったです!パンも全部美味しくて、朝から食べ過ぎちゃいました(笑)。
西村 大きな窓から見える景色が一面銀世界だったから、まるで北欧に来たみたい♪ そんな中で食べるお料理はもうどれも美味しくて格別。湯葉ドレッシングは初体験で美味しさに感動でした!
ちなみに…

この日はあいにくの大雪で参加できなかったものの、ロテルド比叡では宿泊者限定で、延暦寺の総本堂でもある根本中堂での早朝のお勤め体験プログラムもご用意。地元の人も通常は参拝できない時間帯に行われるお勤めは、心身ともに清らかな空気に満たしてくれるはず。早起きが得意な人は、是非楽しんで!(参加無料、予約不要。ホテルから送迎バスあり)
そして後編、大願成就旅へ!
ホテルを出た二人は滋賀の街へ繰り出して、旅の後半、大願成就を賭けたパワースポット巡りへ。なんと、早速ご利益を感じまくりでスピリチュアルな道中に!?

そしてこのコスプレは一体…!? ぜひ、後半も合わせてお読みください。
ロテルド比叡でのおこもり&リフレッシュステイ、どうだった?

西村 都会からバスで山を上がっていくと、景色がどんどん雪景色に変わり、まるで違う世界に来たようでした。滞在中はウェルカムドリンクから館内のイベントなどおもてなしが満載で、本当に素敵な時間を過ごすことができました! 都会から少し離れて、なーんにも気を使わずゆっくり過ごす。その贅沢を体感できた旅でした。
泊まりに来ていた夫婦がとっても幸せそうで、もし私にも旦那さんができたら、また行きたいなぁ、なんて。
大西 ちょうど大雪の日だったので、まさに「おこもり&リフレッシュ」にぴったりでした! あえて外に出ず、ホテルでゆったり過ごすのは、とても贅沢で幸せな時間でした。次は思い切って、スマホの電源も切って「自分リセット」するのも良さそう。ライブラリーもあったり、とても居心地の良いホテルなので、ずーっとこもっていたくなっちゃいます!
春には桜、秋には紅葉が楽しめる、大自然に囲まれたロテルド比叡。季節の移ろいやゆったりした時間を感じながら、都会の喧騒から離れて安らぐのにはもってこいの空間が待っています。お仕事疲れが溜まったとき、ちょっと気分転換したいとき。ぜひ、訪れてみてください。
Information
星野リゾート ロテルド比叡
http://hr.hotel-hiei.jp/index.html