アリスがゆく!山形のパワースポット。テッシュの紐で縁結び?-後編-

2015.7.28
いま話題の「プチ湯治(とうじ)」を体験すべく、モデルの斉藤アリスが山形県大蔵村の肘折温泉へ行ってきました。第2回目は、大自然が生んだ「縁結びのパワースポット」を目指して登頂に挑戦!

【アリスがゆく!】vol.8 文・斉藤アリス

こんにちは!旅するモデル、斉藤アリスです。私の旅の記録をゆるりと綴っていくこのコーナー。

第3回目の目的地は「山形県」。

いま話題の“プチ湯治”を体感すべく、山形県大蔵村の肘折温泉へ。旅の前半では肘折の温泉の魅力をたっぷりお伝えしました(「山形の秘湯でインディージョーンズ体験!?」)。後半では、温泉だけじゃない肘折の魅力をご紹介!

 

世界に一つだけのマイKOKESHI

いま肘折では、こけし職人によるこけしの絵付け体験を実施中。こけしは、東北地方に湯治が定着した江戸時代末期に、お土産品として誕生。以来、山形に根付いている伝統工芸品です。

写真を撮られていることにも気がつかない集中ぶり。
気がつけば絵付けに没頭する二人。

みなさん、こけしってもともと何のために作られたか、知っていますか?

実は、昔の子供がままごと遊びに使うための人形なんです。大正時代にキューピー人形が誕生するまではずっと、日本で人形遊びといえば「こけし」だったそうです。近年では、インテリア用のお土産としてスタイリッシュなKOKESHIが人気なんだとか。

この絵付け体験では、産まれたばかりの甥っ子へのプレゼントとして、甥っ子の似顔絵を見ながら絵付けをしている方が参加されていました。

私の作品。
短めの刈り上げがポイント。

こちらが私の作ったKOKESHI。ママへのプレゼント用として、若かりし頃のママをイメージしてみました。手作りのお土産は特別感が違いますよね。実家のキッチンに飾ってくれていて、とっても喜ばれました♪

 

そう簡単には見つからない!?縁結びのパワースポット

旅先でやっぱり外せないのが、パワースポット巡り。「ここで縁結びをすると、2週間以内にいいご縁に巡り会える」といわれる人気のパワースポットが肘折に存在するという情報をゲット。その真相を確かめるべく、現場へ向かいました。

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肘折のある大蔵村は、火山の噴火によって窪んだ地形にできたため、村はぐるっと山々に囲まれています。その山中をぐんぐんと進みます。

山菜のこごみ
胡麻和えにすると美味しいコゴミ。

山を歩いていると、ところどころで色んな山菜を発見! 冬に雪が多く降り、また春先の暖かい肘折は、良質な山菜の宝庫。実際に私も肘折で山菜料理を食べましたが、「山菜ってこんなに美味しかったっけ!?」と驚くくらい、東京で食べるのとは全然違う山菜の美味しさにビックリしました。

という松
触れば身ごもるという”はらみの松”。存在感抜群。

ひたすら登ること15分、目の前には肘折の大自然が。空気が美味しいからか、結構歩いたはずなのに不思議とあまり疲れなかったです。これで既にご利益がありそうですが(笑)、さらに進むこと5分。

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と、そこにあったのは小さめの倉とお地蔵さんたち。かつて、肘折に温泉を発見したというパイオニアが住んでいたという倉。そして、その周りの岩肌には無数の硬貨!? 近づいてよく見ると、岩に空いた小さな穴に五円玉が結びつけてありました。まだ五円玉の結ばれていない新しい穴を見つけて、五円玉を結びつけることで、ご利益をちょうだいできるんだとか。

さっそく私もトライ。
さっそく私もトライ。

このあたりの岩山はグリーンタフという溶岩石でできています。溶岩なので柔らかく、細かな無数の穴がプツプツ空いているのです。それでも、紐を通せるような貫通した穴をみつけるのは至難の業。「あった!」と思ったら既に硬貨が結ばれていることがほとんど。

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20分かけてようやく穴を発見!! このとき手持ちの紐がテッシュしかなく、何度もちぎれながらなんとか五円結びに成功。ホッと一安心。今後いいご縁に巡り合えたときは、テッシュよりも丈夫な縁を結べるように日頃から準備しておこう、と思った瞬間でした。

 

いかがでしたか?

手つかずの大自然に囲まれた昔ながらの湯治場で過ごす自分だけの時間。しばらく都会の慌ただしさから抜け出して、ココロもカラダも軽くなれたような気がしました。

以上で山形の旅はおわり! 次はどこへ行こうかな? まだまだアリスの旅はつづく。。。

散歩の途中で見つけた足湯で温泉まんじゅうをパクリ。
足湯で温泉まんじゅうをパクリ。
 

Information

紹介したプログラムはこちら

伝統こけし絵付け体験
所要時間:1時間
参加費用:1000円

肘折カルデラ地蔵倉散策
所要時間:2時間
参加費用:1000円

お申し込み方法

email:ideyukan@yamagata.email.ne.jp
TEL :0233-34-6106
http://www.hijiorionsen.jp

肘折温泉への行き方

◆新幹線をご利用の場合
東京駅⇒(山形新幹線「つばさ」で約3時間30分)新圧駅⇒山形交通バス 新圧⇒(約55分)肘折
新幹線:片道12,510円〜

詳細はhttp://www.hijiorionsen.jp/access_map/

◆飛行機をご利用の場合
羽田空港⇒(約1時間)山形空港 ⇒タクシー(約90分)肘折
※旅館にご予約の際、「七治里暮らしの旅」キャンペーンを利用すれば片道2000円でタクシー利用可。
飛行機:片道11,590円〜

 

「七治里暮らしの旅」キャンペーンお申し込みはコチラ

http://hijiori.jp/enjoy/chichiri.html