はあちゅう『恋愛炎上主義。』インタビュー 私が恋愛をテーマに書く理由vol.3

2014.6.9 — Page 2/2

パターンから離れてみる、とは?

は:普段は行かない二次会にいってみたり、パーティーに顔出したり。それで「あ〜ぁ時間ムダにしちゃった」って思う事もあるんですけど(笑)、でもその場合は、時間ムダにした経験が時間の大切さを教えてくれるし、最終的にはムダにはなってない。あと私の場合は、ハズレのような二次会でもネタにしよう、生み出そうって思っちゃいますから。(笑)

—現在、はあちゅうさんはコラムをフィールドワークとされていますが、今後小説を書く可能性はありますか?

は:そうですね、私は2歳のときから小説書きたいって思っているんですけど、挫折し続けているんです。けど、ちゃんと完成させたいなって。もっと長いもの書きたいって挑戦中です。

—小説のテーマは決まっているんですか?

は:自分が経験した事しか書けないと思うので、結婚する前の女子の気持ちの揺らぎ、恋のやるせなさ、でも恋っていいよねっていうのを書けたらいいかなとは思っています。あとコラムで発表すると色んな人に気を遣ったり、今後も残っちゃうのがいやなので、身近な人に聞いたことや性生活のことをどうしても赤裸々にはできないんですけど(笑)、小説ではできるのかなって思うので、そういうところも挑戦したいと思っています。

—本から得られる恋愛の素晴らしさもあると思います。おススメの恋愛本を教えてください。

は:田辺聖子さんの『言いよる』『私的生活』『苺を潰しながら』の「乃里子三部作」が好きです。田辺さんの作品って関西弁がすごく綺麗で、リズムがよくってハマってます。あるキャリア女性の結婚する前、結婚してから、離婚したあとの3部作なんですけど、人生の長さを感じつつ、恋愛の醍醐味が入ってます。一筋縄ではいかない恋、切なさ、喜び、悲しさ全部入っていて楽しめます。

—それでは最後にanan総研読者の皆さんにメッセージをお願いします。

は:読者の方には「買ってください!」の一言に尽きます(笑)。私、この『恋愛炎上主義。』は本っ当に気合いが入ってるんです。恋愛についての本は本当に出したかったですし、最後までこだわって「#めも」一つ一つも思い入れがあるから、とにかく買って、読んでほしいです。表紙のイラストの“マッチを持ってる女の子”みたいに、これを読んで恋の火をつけてほしいな。

はあちゅう4

長時間にわたって、恋のこと、はあちゅうさんの作家としてのパワーを熱く語ってもらいました。本当にありがとうございました! はあちゅうさんのキュン! が見逃せない『胸キュン♡コレクション』はanan総研にて毎週水曜更新中! 今後もどうぞお見逃しなく♩

インタビュー、文・浦本真梨子


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