かなりしんどいです…! 女性約200人調査「住んでみてわかったNG物件の特徴」

文・オリ子 — 2023.3.29
だんだん暖かくなってきて、気分も上がる春。新しいことが始まる季節でもあり、引っ越しをして新居で生活を始める、と心躍らせている人も多いのではないでしょうか。しかし、楽しみにしていたはずの引っ越し先で、想定外のトラブルに遭ってしまうケースもあるようです。今回は、20~30代の女性約200人が集まるanan総研メンバーに聞いた「引っ越し先でのトラブル」の中から、想定外の恐怖体験をしてしまったエピソードをご紹介します。

女性約200人調査「新居での恐怖体験エピソード」

物件 間取り 失敗 後悔

みなさんは、引っ越しで後悔したことはありますか。間取りや立地など事前にチェックできることもありますが、なかには実際に住んでみないとわからないこともたくさんありますよね。今回は、20~30代の女性約200人が集まるanan総研メンバーに聞いた引っ越し失敗談の中から、「実際に住んでみないとわからなかったこと」に関する、新居での恐怖体験をご紹介します。

謎の騒音に悩まされる

「駅近で築年数も浅く、広いマンションに引っ越した時。下の部屋の人が短期間で3回入れ替わり、2回目の人が引っ越ししてから、3回目の人が入るまでに数か月空いたのですが、私が寝室で寝ていると下の部屋から人の気配と歩く音が聞こえていたんです。私は『内装工事かな?』とあまり気にしていなかったのですが、それにしても遅い時間で長く続いたことから違和感を覚えていました。

そんな中で3度目に夫婦が引っ越してきて、下の階の夫婦が棒のようなものでドンドンと突いてくるようになり、嫌がらせだと思った私は不動産会社に相談。すると下の階の人からも足音がうるさすぎるという通報があったとのことでした。

私たちは夫婦二人で住んでいて、スリッパを履き、絨毯も敷いて普通に暮らしていました。また、日中は週5通勤で家を空けていたので昼間は不在でした。不動産会社を介し何度も話しましたが、話が食い違い全然解決しなかったのです。困り果てた不動産会社の人も過去の履歴を調べたところ、実は私たちが引っ越してくる数年前にも同じ騒音トラブルがあったそうです。

なんとなく感じたことですが、下の部屋の騒音は私たち夫婦ではなく、幽霊的なものだったのではないでしょうか…」(31歳・会社員)

人の入れ替わりが激しい物件って、その理由が気になりますよね。引っ越し作業は大変だしかなりのお金もかかるため、それなりの理由がないと短期間で引っ越しするケースは少ないはず。実際に騒音の原因は不明なままのようですが、いろいろ考えるとちょっと怖くなってしまうエピソードですね。

家電が壊れるほどの湿気が…

「結婚して初めて住んだマンション。立地も良くて、相場よりもかなり安くて良かったのですが、住んでみたら大雨の日に床下から水が染み込んできたり、湿気で電化製品が故障したりと散々だった。冬はまだいいのですが、それ以外の時期は日当たりが悪く、在宅勤務になってからは日当たりの悪い家に一日中いて気が滅入ってしまった。そういった面もしっかり見ておかなきゃと思った」(35歳・会社員)

家賃が相場よりもかなり安い場合は、「たまたま良い物件を見つけられた!」というケースもありますが、何らかの問題があるから安くなっているケースも多いようです。実際に住んでみないとわからないこともありますが、なぜ相場より安いのか事前にしっかりと不動産会社に確認しておくと、住んでからの後悔を避けられるケースもあるのかもしれませんね。

ご近所さんトラブル…

「隣に引っ越して来た人なのですが、わざわざ我が家の換気扇の前でタバコを吸ってその場にポイ捨てするようになりました。その人は、意図的にお向かいの家の前までいって唾を吐くこともしていました。自分の家の前でなければ何をしてもよいと思ってる人と隣り同士なのはしんどいです…」(34歳・会社員)

「友人が山手線沿いの利便性がかなり良い地域で、相場よりも若干安めのアパートに引っ越したら、隣人が壁をドンドン叩いてきたり、ドアをガチャガチャしてくる変な人だったようで困っていました。安いのにはそれなりの理由があったり、変な人もいる可能性を考えた方がいいんだなと学びました」(29歳・会社員)

どんなに条件に合う素敵な物件を選んでも、ご近所さんは選べませんよね…。実際に、引っ越し先の部屋には満足していても、ご近所トラブルで「すぐに引っ越した」という人もいるようです。事前にチェックが難しいことですし、今回のケースのように後から引っ越してきたご近所さんとの相性が悪いと、どうしようもないこともありますが、物件を選ぶ際に隣の部屋や家の周りの管理状況をチェックするなど、ご近所さんをそれとなく知る方法はありますよね。また、不動産会社や大家さんに、前の住人の引っ越し理由を聞くなどして慎重に選ぶ人もいるようですよ。

避けられないこともあるけれど…

物件 間取り 失敗 後悔

いかがでしたか。事前にどんなにチェックしても、住んでみないとわからないこともたくさんある新居暮らし。住んでみたら失敗だとわかり再度引っ越しをするとなると、引っ越し作業は面倒な上にお金もかかって大変なため、できるなら吟味して長く住めそうな物件を選びたいですよね。事前に確認できるポイントは漏れなくしっかりとチェックし、後悔のない引っ越しにしたいものです。


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