キムチって好き? 女性約200人に聞いた「キムチの食べ方アレンジ」

文・田中亜子 — 2022.5.21
今や大人気の韓国料理。その代表的存在と言えば、筆頭に挙がるのがキムチでしょう。そこで、20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に、キムチについてさまざまなアンケートを実施しました。1番人気のキムチは? アレンジレシピは? さっそくチェックしてください。

女性約200人に聞いた「キムチの食べ方アレンジ」

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ひと昔前のキムチは、辛党の方が好むものというイメージがありましたが、今は種類や味付けの幅が増え、子どもでも食べやすいマイルドな味のものも売られています。まずは、単刀直入にこの質問から。

Q. キムチは好きですか?

はい       85%
いいえ      9% 
どちらでもない  6%

「はい」が8割超えと高い割合に。これまでいろいろな食べ物や料理について同様の質問をしてきましたが、ラーメン(76%)、トースト(73%)を抑え、僅差ながらお餅(84%)までも抜き、国民食と言える餃子(86%)、味噌汁(89%)に次ぐ支持数の多さとなりました。なぜこんなにもキムチは好まれているのでしょう。

Q. キムチが好きな理由を教えてください

みなさん、どのような部分にハマっているのか、詳しく聞いてみました。

「辛さと酸っぱさがくせになります」(28歳・会社員)
「ご飯にも焼肉にも納豆にも合うしそのままでも美味しい!」(27歳・会社員)
「お酒に合うから!」(25歳・会社員)

「キムチあるある」なコメントが並びました。なかでも、特に目立ったのは、

「発酵食品で胃腸や肌にもいい」(34歳・会社員)
「健康にも良いヘルシーな漬物という感じで好き!」(34歳・専門職)
「ダイエットしたいときに食べられる」(31歳・自営業)
「健康と美容に良いから、ちょっと小腹がすいた時にスナック菓子ではなくキムチを食べます」(32歳・会社員)

カラダに良くてヘルシーという意見でした。キムチには乳酸菌が多く含まれ、発酵によりビタミン類などの栄養価が大幅に高まっているのだそう。また、この乳酸菌や、唐辛子に含まれるカプサイシン、野菜の食物繊維などが腸内環境を整える働きをするため、免疫力アップにも効果的と言われています。味もおいしいうえにこうしたメリットがたくさんあるというならば、多くの女性が「好き」と答えるのも納得ですね。

キムチとひと口に言っても、数々の種類があります。続いての質問は、

Q. 好きなキムチは何ですか?


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※調査方法:下記8種類の中から、最大3つまで好きなものを選んでもらいました。
白菜キムチ、カクトゥギ、オイキムチ、ネギキムチ、サキイカキムチ、ムルキムチ、エゴマキムチ、その他


予想通りと言いますか、白菜キムチが1位を独走。次いでカクトゥギ(カクテキ)、オイキムチ、少数派としてネギキムチ、エゴマキムチに票が入りました。韓国で話題をさらったエゴマ論争が、最近日本にも一部で広まり、もしかしたら最新の調査では順位が変わっているかも!? しれませんね。

キムチはそのままでもおいしくいただけますが、みなさんちょっとしたアレンジを加えて楽しんでいるよう。最後に、寄せられた簡単レシピをご紹介します。

Q. キムチの簡単アレンジレシピを教えてください

総じて、本当に簡単! 漬けダレに魚介や唐辛子などのさまざまなうまみが詰まっているのでキムチ自体が手の込んだ調味料とも言えます。だから、何かにプラスするだけで奥深い味わいを楽しめるんですね。

炒める! 焼く!

「オーソドックスですが、キムチチャーハンや雑炊にします」(35歳・会社員)
「キムチチャーハン。チーズソースをかけると、なお美味しいです!」(26歳・会社員)
「冷凍のキムチチャーハンに追いキムチを追加投入!」(34歳・専門職)
「キムチ炒め。豚肉を炒めて、キムチ、しめじ、キムチ鍋の素、水を入れて水気がなくなるまで炒める。簡単にコクのある豚キムチ炒めができます」(34歳・専門職)
「やはり豚キムチマヨネーズ! 安い、簡単、美味い!」(32歳・自営業)
「豚キムチ丼。肉とキムチを炒めてご飯に乗っけて、生玉子を乗せると簡単なのにおいしいから」(34歳・会社員)
「キムチチヂミ」(30歳・会社員)

チャーハンと豚キムチ、王道中の王道ですね。豚キムチは筆者も頻繁に作ります。上記コメントには特に書かれてありませんが、キムチのほかにニンニク、ショウガを加え、仕上げにめんつゆを回しかけてサッと炒めるとより食べやすい味付けになります。

鍋!

「キムチ鍋。キムチとお出汁を入れれば簡単に作れる」(29歳・会社員)
「鍋の素を買わなくてもキムチをそのまま入れるだけで他の調味料特に無しでキムチ鍋として成立します」(29歳・会社員)

キムチと出汁さえあれば、立派な鍋に。仕事や家事で疲れているときも簡単に作れますね。カラダが温まるから汗をかいて、食後はスッキリできそうです。

混ぜる!

「納豆と混ぜて食べる」(25歳・会社員)
「キムチ納豆! 在宅勤務の日は朝からキムチ納豆が食べられて幸せ」(30歳・会社員)

納豆とキムチはどちらも発酵食品。キムチはニンニク無しのもあるので、それを使えば朝食にもよさそう。おやつや夜食にも、罪悪感なく食べられますね。

乗せる!

「辛ラーメンに乗せる」(32歳・自営業)
「素麺にのせて油そば風に食べます! 焼肉のタレ、オイスターソース、お酢、ごま油とキムチを混ぜて乗せれば冷麺風油そばになって、暑い夏は特に最高です」(30歳・会社員)
「豆腐に乗っける。シンプルですが冷たくて美味しくて夏によくやります」(28歳・会社員)

お味のアクセントになるキムチ活用法ですね。シンプルで淡泊な味のものも、キムチを乗せるだけで単なる食材レベルから一品料理に格上げ。もともと辛みがあるものに加えるのも、また別の辛さを楽しめそうですね。

以上、女性約200人に聞いた「キムチについて」のアンケートでした。キムチコーナーを幅広く設けているスーパーも多いですから、いろいろなキムチにチャレンジするのも良さそうです! いいことづくしのキムチを極めてみましょう。


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