ツラいPMSや妊活…「女性特有の悩みと解決法」女性約200人に聞いてみた

文・西田彩花 — 2021.10.2
PMSや妊活など、女性ホルモンに関する悩みがある人は少なくありません。そこで、どんな悩みがあり、どう対策しているかを20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に調査しました。1人じゃ思いつかないような対策法が見つかると、参考になるかもしれません。

女性ホルモンが原因の悩みはどういったものがあるの?

グラフ1

女性ホルモンが原因と思われる悩みがある人は、63%。女性には毎月生理が来ることもあり、やはり少なくない結果となりました。

具体的な悩みとしては、こういったものが挙がっています。

「生理周期が一定でないです」(23歳・会社員)
「生理前にイライラするのと、甘いものが食べたくなります」(29歳・自営業)
「生理前になると、自分は必要とされていない人間なのではないかと、落ち込みます」(33歳・会社員)
「生理前の肌荒れや胸の痛みが気になります」(25歳・学生)

生理周期やPMSの症状が目立ちました。悩みは人それぞれ違いますが、体やメンタルの不調は本当にしんどいですよね。

具体的な対策を聞いてみました!

PMS 妊活 悩み 

実際に悩みを持っている人の中には、工夫して過ごしている人もたくさん。誰かに合うからと自分にも合うとは限りませんが、対策のヒントになるかもしれません。

「生理周期が乱れがちなので、処方された漢方を飲んでいます。また、1年中体を冷やさないよう、常に気を遣っています」(25歳・会社員)
「生理前にすごくイライラしますが、ピルを飲み始めてから軽減しました」(27歳・学生)
「生理前の肌荒れがひどいため、その時期は新しい化粧品を控えて慣れたアイテムのみで過ごしています。また、PMSで心の乱れもひどく、なるべくストレスを感じないよう気をつけています」(29歳・会社員)
「生理前も含めてよく肌荒れするので、基本的に敏感肌向けのアイテムを使用中です」(31歳・会社員)

いっぽう、女性ホルモンによる不調をあまり感じないという人も。

「栄養は食事やサプリで20代前半から気をつけているので、生理周期が乱れることがほとんどないです」(33歳・専門職)
「よく食べてよく寝るようにしており、不調はあまり感じません」(34歳・会社員)

生活習慣に気をつけているという声が目立ちました。もちろん個人差はあるので一概には言えませんが、日々の積み重ねも大きいようです。

将来への不安…妊活はどうしてる?

グラフ2

女性ホルモンにまつわる将来への不安のひとつに、妊活もあります。妊活への不安や悩みを抱えている人は59%と、こちらも高めの結果に。

「今すぐ子どもがほしいわけじゃないけれど、いざほしくなったときにすぐできるとは限らず不安です」(29歳・会社員)
「体外受精で子どもを授かったので、第二子も同様の手順と費用をかけなければならないのが憂うつ…」(31歳・会社員)
「30半ばの今、妊娠できないのではないかと不安になっています」(35歳・会社員)

今ほしいわけではないけど将来が不安という声が目立ちました。また、不妊治療の費用に関する悩みもチラホラ。

具体的に対策を取っている人の意見も聞いてみました。

「いざというときのために葉酸を摂取して、食事にも気をつけています」(29歳・専門職)
「生理周期にバラつきがあるため、病院で排卵日を調べてもらっています」(25歳・会社員)
「年齢を重ねるたびに影響があると聞いて少し不安です。たまにパートナーに聞いて、来年ぐらいにほしいとアプローチしています」(29歳・自営業)

栄養に気をつけたり、病院に通ったりして備えている人が多いようです。パートナーがいる人は、計画を立てているというケースも。

専門家にも頼りながら、日々の習慣を見直そう

PMS 妊活 悩み 

生理周期やPMS、妊活への不安など、女性ホルモンにまつわる悩みは本当にさまざま。もちろん個人差はありますが、対策しているという人は、病院に通ったり生活習慣を気をつけたりして工夫しているようです。

我慢せずにかかりつけ医を頼るのも大切なこと。また、日々の習慣で楽になるケースもあるので、改めて見直してみるのも良いかもしれませんね。


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