彼に夫にもっと愛されたい…誰でも溺愛される簡単な4STEP

文・三谷真美 — 2019.7.30
せっかく彼氏や夫がいるのに「愛情表現をしてくれない」「もっと愛されたい」と悩んでいる女性が多いもよう。そんな切ない悩みを改善する恋愛メソッドを、脳科学者であり、溺愛コンサルタントの瀬里沢マリさんに教えてもらいました。

男性から溺愛される方法とは?

誰でも好きな男性から愛されたいと思いますよね。そこで、東京大学大学院薬学系研究科で博士号を取得後、ニューヨークの脳科学研究所で勤務する脳科学者であり、溺愛コンサルタントとして1300人以上にアドバイスをしてきた瀬里沢マリさんに、“溺愛されるためのメソッド”を教えてもらいました。瀬里沢さんが、独自に研究し、いろいろなタイプの男性で実践した結果編み出した方法とは?

STEP1:男性の本質を知る

どんな男性も心の奥底では「自分の力で女性を幸せにしたい」と思っていて、「尽くしたい」という欲求を気持ちよく満たすことができると幸福感を感じます。そして幸福感を満たしてくれた女性をずっと大切にしたいと思い、溺愛するようになります。

瀬里沢さん 恋愛がうまくいかないのは、かわいくないせいでも、恋愛経験が少ないせいでもありません。恋愛で失敗する原因は、男性の本質を理解せず、本質に反する行動をしたから。それだけなんです。

恋愛で失敗するNG行動
・「どうせやってくれない」と諦めた態度をとる
・彼がやろうとしたことに対して、自分のやり方を押し付ける
・彼が良かれと思ったことに対して「嬉しくない」と不満を言う
・彼が自主的にやろうとしてくれたことに「やらなくていい」と拒否する

瀬里沢さん このように男性の本質である「女性を幸せにしたい」という気持ちを無駄にするような行動をとると、男性の幸福感は満たされず、女性を大事にしなくなったり、愛情表現をしなくなってしまうので絶対にやめてください。

STEP2:自分の欲求としてわかりやすく伝える

やってほしいことは具体的に、かつ明確に伝えないと、男性は何をしたらいいのかがわからず行動できなくなってしまうので、わかりやすく伝えましょう。その際に大切なのは「あなたがして」ではなく、「私がしたい」と、主語を「私」にして伝えること。 強制ではなく、あくまでも願望を伝えるようにしてください。

主語を「私」にする方法
・「あなたがレストランを選んで」
・「私はあなたが選んだレストランに行きたい」

「レストランを選んでほしい」という内容は一緒ですが、主語を変えることで受け取る男性側の印象が変わります。

瀬里沢さん 男性は「できない」と言いたくない生き物です。「私」を主語にする事で、できることだけを自発的にやってもらいましょう。

STEP3:3回感謝する

男性は、自分がしてあげたことに感謝されたいと思っているので、感謝の気持ちを3回伝えましょう。「俺が彼女を幸せにしている」と実感することで男性は自信がつきます。その自信をプレゼントしてあげることが、とても大切です。

感謝するタイミング
・1回目 やってくれた直後に、感情豊かに
・2回目 幸せな瞬間に、具体的に
・3回目 帰り際に、サラッと

瀬里沢さん 男性は忙しい時や、何かに集中している時はだいたい聞いていません。でも3回言うことで、どんなに鈍い男性でも感謝されている(女性を幸せにできている)ことに気づきます。

例えば、男性にお願いして希望のレストランを予約してもらった場合、最初は「予約したよ」と言われた直後に「わぁ! 予約してくれてありがとう! 楽しみにしているね」と感情豊かに伝えましょう。次に、レストランでおいしい料理を食べながら「おいしい! はぁぁ、こういう味大好き。連れてきてくれてありがとう」と具体的な感想を言い、最後は帰り際に「今日はおいしいお店に連れてきてくれてありがとうね」と言いましょう。

瀬里沢さん 2回の感謝では彼の満足度が低く、4回以上言うと大げさすぎて嘘っぽくなってしまうので、感謝の言葉は3回がベストです。この3回の感謝は彼だけでなく、家族や友達、職場の人にやっても効果絶大です。普段は3回も感謝されることが少ないので、頼りにされていることを嬉しく感じるんです。いきなり彼へ試すことに不安を感じるなら、職場のおじさんなど、気兼ねなくできる男性に試してみてください。きっと今までよりも、もっと協力的になってくれます。

STEP4:溺愛され続けても3回の感謝を忘れない

男性は“女性を幸せにする能力がある”と思うと、男としての自信がつきます。3回も感謝されるくらい高い能力を持っている自分を誇らしく思い、「もっともっと女性を幸せにしたい」と男性の本質が強化されるので、尽くしてあげたいという気持ちが高まっていきます。そうすると男性が自ら喜ばせるための行動をしてくれるようになりますが、当たり前にならないで、3回の感謝を忘れないようにしましょう。

瀬里沢さん 女性から感謝されることで男性のモチベーションが上がり、どんどんポジティブなループが回っていきます。溺愛され続けるためには、このループを回せばいいだけなので、会うたびに3回の感謝を伝えて「俺は好きな子を幸せにしている」と、男性に自信をつけてあげましょう。日常生活において、こんな風に実感できる機会が少ないので、それを提供できる女性は貴重な存在となり、さらに溺愛されます。

ただモテることと、ずっと溺愛され続けることは違います。瀬里沢さんの“溺愛される法則”は、一度身につけてしまえば自然とできるようになるので、あとは時々「3回感謝できているか」を振り返るだけで大丈夫。付き合うことや結婚をゴールにするのではなく、何年も何十年も愛される女性になりましょう。

著者プロフィール

瀬里沢マリさん

serizawaPH

溺愛コンサルタント/薬学博士/脳科学者
1985年生まれ、東京都出身、ニューヨーク在住。2013年に東京大学大学院薬学系研究科で博士号を取得後、渡米し、ニューヨークの脳科学研究所に勤務。

男性にフラれた執念から研究し、いろいろなタイプの男性で実践した結果、独自に編み出した溺愛される方法を友人知人に教えているうちにクチコミが広がり、2015年より溺愛コンサルタントとして活動を開始。「高学歴女子の恋愛サロン in NY」というブログを運営し、のべ1300人以上に「理想の男性に溺愛される方法」をセミナーで教えたり、個別にアドバイスをしている。「溺愛される私になる3か月講座」では、受講生の3人に2人が3か月以内に結婚したいと思える理想の彼氏ができているほどの恋愛メソッドを持つ。

Information

「溺愛理論」27のルール どうしようもなく愛される女になる

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瀬里沢マリ 著 2019年7月25日(木)発売 定価:1300円(税別)/マガジンハウス

https://magazineworld.jp/books/paper/3063/

恋愛に悩む女性たちの間で話題の「溺愛理論」。男性の本質を知って行動し、一生溺愛され続けるための恋愛メソッドを、脳科学者がわかりやすく実践しやすいようにまとめました。27 個のルールで、ひとつずつステップを踏んで紹介する本書をマスターすれば、恋愛で失敗する女から、一生愛され続ける女に生まれ変われます。ただモテる女ではなく、溺愛される女を目指したい女性が読むべき一冊。

朝・昼・晩、3500時間どんな時もスキンケアタイム&“モテ”時間。ファンデ美容で叶うこと。


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