第6回大阪マラソンにanan総研マラソン部が出場。レース各地点の振り返りレポ&来年出走者へのアドバイスも!

2016.11.8 — Page 2/3

大阪マラソン、スタート!

出場者は32,000人。大阪のシンボルともいえる大阪城がスタート地点。ここから、コリアンタウンとして人気の鶴橋界隈を抜け、大阪の中心部、御堂筋を目指します。

先頭集団がものすごいスピードで通過!
先頭集団がものすごいスピードで通過!

ーこの時の心境は?

吉田 人が多くてびっくり。前にあまり進めなくて、自分のペースをつかめなくて不安になった。待ち時間が1時間近くあって凍えるくらい寒かった。シオリさんが隣にいたので心強かったです。スタートのピストルの音から10分後くらいにスタート。楽しく走ろうって思いました。

的場 人が多かったので流されないように注意しました。2km過ぎた頃に早速右足の指先がしびれる感覚に襲われてかなり不安に。でもいつの間にか忘れてました(笑)。

ちなみに…。応援の必需品は、この「エンジョイエコカード」。

 土・日・祝日は600円(平日は800円)で地下鉄が乗り放題!

600円で発行から24時間、地下鉄・ニュートラム・バスが乗り放題になるありがたいカードです。大阪の市街地からゴールのインテックス大阪へと続くニュートラム(モノレール)もコレ1枚でスムーズに移動が可能に。

8km地点:中央公会堂で印象的な出来事が。

続いて8km地点。難波から淀屋橋にかけてまっすぐと向ける大通りを走ります。その先「片町」で折り返し地点があるため、対向車線には折り返しランナーも臨むことができ、応援もとっても盛り上がるポイントです。

吉田さんを発見!
吉田さんを発見!

吉田 この時は、1kmを5分30秒くらいのペースで走っていて、「はじめに飛ばすと後が大変」というコーチの言葉を思い出しました。練習では6分を意識してたんだけど、まわりのペースにも少し影響されたかも。途中、中央公会堂や淀屋橋が見えて、「あぁ大阪を走ってるんだ!」と感動できました。

的場 中央公会堂のあたりでは、子供たちのチアリーディングに癒されました、。普段そういうのをスルーしてしまう性格なのに、ラン中だからか感動と癒しで笑みがこぼれて、ありがとうの嵐でした。応援はすごく励みになるんです。

25km地点:日差しが強まり、ランナーの表情にも変化が

ハーフ地点を少し過ぎた25km地点、大国町駅にて。徐々に日差しも厳しくなり、ランナーたちの表情にも険しさが表れ始めてきました。それもそのはず、この日の気温は20度超え。風がないのが、せめての救いでした。

的場さんを発見!(まだ余裕そう?)
的場さんを発見!(まだ余裕そう?)

吉田 20kmあたりから、1km1kmが長く感じました。練習では30kmまで走っていたので「まだいける」と言い聞かせながら走ってましたね。応援の声を聞いて、バッグの腰紐をぎゅっと締めて、気合を入れたのを覚えています。MIZUNOの方からも「まりみちゃん、頑張れ!」と声をかけてもらえて、嬉しかったです。

的場 「あ、もう半分か」という感じ。イメトレでは「まだ半分」と思って苦しくなるかな〜と想像していたけれど、ここまでは意外にスムーズに走れました。それから先は、コースの脇に1kmごとに表示が出る。それが糧になって、一つずつクリアしていく感覚が楽しかったです。

30km地点:疲労が見え隠れ。歩きたい気持ちとの戦い

吉田 30kmの時点で「もう無理。なんで走ってるんだろう?」と思って、涙が出てきました。まわりに歩いてる人も増えてきて、「歩こうかな」と弱音がこぼれた瞬間も。でも、「ここで走りきったら来年の国家試験に合格できるはず!」と思って、絶対に辛くても頑張ることに。

的場 給食スポットが楽しみの一つでもあったのですが、このあたりで楽しみにしていた唐揚げが売り切れていてショックでした(笑)。18kmのバナナ、あんぱん、32kmあたりでお新香巻、たこ焼きを食べましたね。唐揚げがなかったのは、自分が遅かったせいだと落ち込みました。