ハダカのコクハク【Epi6-1】「NO SEXで、プロポーズ」

— Page 3/3

Pink eye’s

女子力を磨きすぎると、うまくいかない理由

みなさんは、紹介や合コンに行くときは、どんな感じ? 

きっと“女子力アップ!”と、髪を巻いたり、メイクを盛ったり、素敵な洋服を着たりして、気合いを入れるはず。より魅力的な自分を見てもらいたいですもんね。

しかし静さんは、紹介で出会った彼とうまくいった理由を「気の抜けたダサい格好だったから」と言っています。「えーっ、女子力磨きって、ムダなの!?」と愕然としてしまう発言ですよね。

占星術研究家の、ほともこさんいわく「女性性、男性性という言葉がありますが、エネルギー的に解説すると、女性性は自分の内側に向かう受容力などを、男性性は自分から外側に向けるアピール力などを意味します」(『魔法の仲良しレッスン』:ベースボールマガジン社より)

いわゆる“女子力磨き”って、キレイに外見を整えて「私を見て」と外側に向けてアピールすることです。それって、知らないうちに“男性性”を強化していたみたい。

たしかに、女子力磨きって、男性的ワードに言い換えるならば“武装”。頑張れば頑張るほど威嚇になり、「こわい」「近寄り難い」と思わせてしまうかも(余談ですが、男性性を強化した女性は、女性性の強そうな草食男子と相性がいいのかも)。

よかれと思っていた、女子力磨きが、じつは男性を遠ざける行為だとしたら、いったいどうしたらいいのでしょう?

ほともこさんによると、人間は、女性性も、男性性も、どちらも持ち合わせているものなんですって。ちょうどいいバランスにするのが重要で、そのためには、男性性の強化はひとまずお休みして、おざなりにしていた女性性を意識すること。つまり、自分の内面に耳を傾けて、飾らない素の自分を受け入れてみる。昨年大流行した「ありのままの姿見せるのよ」ってやつですね。

「気が抜けていた」静さんのことを、お相手が選んだ理由は、もう分かりますね。武装を解除した姿が、「ほっとできる女性」に写ったのでしょう。静さんの方は、リラックスした心で相手と向き合ったから、相手の良さを素直に受け入れられたのでしょう。

女子力を磨いているのに出会いがないならば、まずは「外見を飾りたてなくても、自分はイケてる」と受け入れること。「すっぴんを見せてもいい」「普段の姿を見せてもいい」とOKを出してみることいいのではないでしょうか。

そういえば、今は既婚者の私ですが、20代前半は「ヒールをはかないと、絶対人前に出れない!」「インウイのアイライナーでバッチリラインをひかないとムリ!」と頑張っていました。その頃は、一番キレイにしていたはずなのに、まったくいい出会いがなかったんですよね……。