ハダカのコクハク【Epi5-1】「フェラはいっぱいしました!」

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Pink eye’s

みなさんは、フェラチオは好きですか? 

今や、市民権を得ている感のあるフェラチオですが、10年ほど前のセックス記事では、アブノーマルな位置づけだった記憶があります。気になるけれど、それって普通はしなくない!? みたいな。

AVの影響なのか分かりませんが、いまやセックスのときに女性はペニスをくわえるのが当たり前という風潮に。

それに対して、いらだちを感じている女性は少なくありません。先日も「おしっこする場所なのに、当然のように舐めさせるのってどうかしてる!」と不満たっぷりな女性と会話したばかり。

今日はそんな女性に、フェラとうまくつき合う方法をお伝えしましょう。(フェラを楽しむ方法は、またいつか♪)

確かに、おしっこを汚いと思う人は多いでしょう。フェラがイヤな人の、一番の理由かもしれません。飲尿療法(おしっこを飲む民間療法)がちょっとしたブームだったときに、おしっこを飲んだことがある私からすると、汚いとは思いません。おしっこは体液の一部、汗や涙と一緒のようなもの。もちろんまずいし、放置しておくとアンモニア臭がしますけど、排泄すぐはしません。

あぁ…読者の方が引いているのが見えるので、さっさと結論をば! 言いたいのは、「汚い」という価値観は人それぞれだってこと。おしっこを汚いと思う人もいれば、健康のために飲んじゃう人だっているのですから。(飲尿は全然オススメしません)

フェラチオも同じように「イヤ!」と思う人がいれば、聡美さんのように、「楽しい行為」だと思う人もいます。それを知っておけば、相手に対して「フェラチオをさせるなんてサイテー!」とは言えなくなっちゃいますよね。

それをふまえて、フェラをやりたくない場合はどうすればいいか? 

私が提案するのは、「フェラは、したくないよ」と、普通に言ってみること。例えるなら「竹馬は、乗りたくないよ」と言うくらいのテンションで。

これは、自分の気持ちを相手にうまく伝えるテクニック『Iメッセージ』というものです。自分を主語にするIメッセージで心境を伝えると、相手は「なんで?」と尋ねてくれるはず。

「おしっこが口に入るのがイヤ」「するのが当たり前だと思われるのが、悲しい」と、自分の素直な気持ちを伝えやすくなるでしょう。

すると、フェラの前はペニスをキレイに洗ってくれるかもしれませんし、「なっ、舐めていただけますか?」なんて行業しく頭を下げてくれて、逆に「萌え~」って状況になるかもしれません。ちょっとした変化があると、自分の心も変化して「まっいっか」と思うかもしれません。確実に、イヤイヤフェラの回数は減るでしょう。

逆に、失敗する伝え方は「フェラチオをさせるなんて、(あなたは)ひどい!」というふうに、相手を主語にして責める言い方(これを「YOUメッセージ」という)をすること。そんなふうに言われたら、相手は自分を攻撃されたと思い、コミュニケーションをとるのが難しくなります。

フェラチオをイヤだと思っている場合、ムリにする必要はありません。是非、Iメッセージ方法を使って、うまく彼と折り合いをつけてみてくださいね。