アレを見ながらひとりで…アラサー処女が告白「私の性欲事情」 #111
【女は心で濡れる】vol.111
「別にしたいと思わない……」
「女は心で濡れる」を合言葉に、官能エッセイスト紫深(sisin)がお送りするセックスコラムです。第111回目は、“性”に対して、欲求が少なかったり目覚めが遅かったりする女性に、その理由を聞いてみました。
求められると引いてしまう
初体験の時期は個人差がありますが、20代前半くらいには経験する女性が多いことでしょう。しかし近年では、30歳をすぎてもセックス経験がない「アラサー処女」が増えていて、劣等感や自信喪失を感じてしまう場合もあるようです。
彼女たちに、日頃の生活環境や趣味嗜好、男性への恋愛感情などについて聞いてみました。
1. 実家暮らしが長い
隣の部屋で親が寝てる……。
「仕事場が家から近いので、一人暮らしをしなくても通えるから、実家を出たことがない。家には兄弟や親も一緒に住んでいて、彼氏ができたとしても家に連れてくることはできないし、実家でイチャイチャはできないし…。仕事帰りに彼氏に会っても、夜遅くならないように帰るようにしている。顔を見るだけで安心するし、セックスしたいとは思わない」(31歳・会社員)
「親や友達に、恋愛事情について話したことがないと言うか、話すのがなんか小恥ずかしい。『最近、恋愛系どうなの〜?』と話題を振られても『何もないよ』が口癖」(33歳・事務、秘書)
「生理前にムズムズとエッチな気分になる時があるんだけど、隣に親の部屋があるからオナニーするのに抵抗がある」(30歳・派遣社員)
実家暮らしをしていると、遅くない時間に帰らないといけなかったり生活音を気にしたりと配慮が必要です。パートナーが一人暮らしなら相手の部屋で、またはホテルをその都度利用するなど、セックスをするにもワンクッション手間がかかるので性生活との距離ができるのかもしれません。
2. 二次元が好き
イケメンキャラクターに釘付け……。
「好きな漫画のキャラクターに似ている人を探している」(32歳・会社員)
「ひとりエッチする時も、アダルトビデオを見るよりエロアニメをみている。実写のアダルトビデオは、生々しい…」(30歳・専門職)
「アニメや漫画が好き。でも、漫画みたいにキレイなピンクの乳輪じゃないし、くびれもないから自信がない」(34歳・自由業)
キレイなストーリー、キレイな身体、キレイな囁きを求めてしまうと、現実世界との温度差を感じてしまうのかもしれません。
3. 男性不信である
下心を感じると引く……。
「そろそろ彼氏がほしいと思って、30歳を過ぎてから積極的に交流会や飲み会に参加するようになった。でも、手をつないでこようとしたり夜遅くまで付き合わされたりすると、『ああ、なんか身体目的なのかな?』と引いてしまう自分がいる」(32歳・会社員)
「女子校、女子大だったこともあり、男性と二人で話すだけで緊張してしまう。みんなどうやって初めての経験をするのか、疑問」(30歳・会社員)
好意がある女性に対して、スキンシップをとるのは自然な行動です。明確な告白がないとイヤだ、頑なにボディタッチを拒む、などガードが堅すぎると男性は敬遠してしまうかも……。
リアルを楽しむことが第一歩
恋愛は、トントン拍子にいかないことも多いです。しかし、傷つくのを恐れてリアルを避けてしまうと、自分の殻に閉じこもったまま迷宮入りになることでしょう。ぜひ、メンタルブロックを外して、第一歩を踏み出してみてください。
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