吸うよりナメナメ…感度が上がる「おっぱいの愛撫」3つ #104

文・紫深(sisin) —
男性がセックスで本能のまま“胸”を揉んできても、気持ちよくはない。そこで、バストの愛撫で女性が気持ち良くなるためのヒントを探ります。

【女は心で濡れる】vol.104

「下から上へ揉むって、別に……」

sisin (1)

「女は心で濡れる」を合言葉に、官能エッセイスト紫深(sisin)がお送りするセックスコラムです。第104回目は、快感を得ることができる「胸」の愛撫方法についてです。

男女の捉え方が大きく異なる“胸”

女性の性感帯のひとつ、胸。触られたり舐められたりすると気持ちいい、と言う女性も多いと思います。しかし、いざセックスで愛撫されても、「今ひとつ感じない」「刺激が物足りない…」と不満に思うこともあるのではないでしょうか。

本来は性感帯である部位にも関わらず、そのような不満が出る理由は、胸に対しての捉え方が男女で大きく異なるからです。男性は、胸全体の丸みや、乳輪の大きさや色など視覚的な要素で興奮を得るいっぽうで、女性は強弱のある触り方や舐められ方、刺激する場所を重要視します。

そこで今回は、彼氏にされて不満だった愛撫方法と、気持ちいいと感じた愛撫方法をまとめてみました。

1. 揺らされるより…

上に持ち上げても、別に……。

「いわゆる巨乳が好きな彼は、胸を下から持ち上げたり全体をモニュモニュ回したりするのが好きみたいで…。でも、脂肪を動かされているだけで、私は何も感じない」(32歳・専門職)
「谷間がプルプル動くのが良いらしく、後ろから抱きつかれて胸を揺らされるのが謎」(28歳・販売職)
「胸を揉まれるより、乳首を触ってくれたほうが気持ちい」(30歳・派遣社員)

男性にはない、女性の丸みや形を堪能しているのでしょう。とはいえ、乳首以外は乳腺の通った脂肪。胸全体を揺らされたり揉まれたり、乳首への刺激がないと物足りなくなりそうです。

2. 甘噛みより…

正直、痛い……。

「乳首が好きなのは良いけれど、噛んでくるのがイヤ(笑)。フェラチオする時に、歯を立てるのと同じくらい痛いかも」(31歳・医療、福祉関係)
「生理前にエッチしたくなるけど、その時期は胸が張るからちょっとでも歯が当たると痛い」(26歳・派遣社員)
「甘噛みより舐めてほしい!」(32歳・事務職)

男性に比べて、女性の乳首はコロッとしていて大きめ。舌先で優しく舐められるのは気持ちが良いけれど、甘噛みは痛みに変わってしまうそうです。歯は立てないようにお願いしましょう。

3. 吸われるより…

赤ちゃんじゃないんだから……。

「乳首を『ちゅーー』って長く吸うのは、なぜ? 乳首が取れそうで…」(29歳・派遣社員)
「胸にキスマークをつけてくるけど、浮気防止策!? 気持ち良さは特にない」 (27歳・IT、マーケティング関連)
「谷間に顔を埋めて、吸ってくる彼氏はただの甘えん坊だと思ってる」(33歳・事務職)

胸を吸って匂いを嗅いだり味を確かめたりするのも、愛情表現の一環なのでしょう。しかし、跡がつくまで吸われるのは、後々色素沈着する可能性もあるので控えてほしいですね。長時間強く吸うより、強弱をつけて動かすことが大事。

女性目線で愛撫方法を教えてあげて

女性が気持ち良くなっているかをあまり考えずに、自分自身が興奮することを優先している男性が多いようです。男性の行動パターンを理解して、感度が上がる愛撫方法に誘導してみましょう。リクエストしたら、意外と素直に取り入れてくれるかもしれません。


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