パンパン突かれて…二度とイヤ!「史上最悪のセックス」 #103

文・紫深(sisin) —
適度な回数と程よい長さ、力加減が重要なセックス。限界だったエッチエピソードを教えてもらいました。

【女は心で濡れる】vol. 103

「痛いと言えない辛さ……」

sisin (1)

「女は心で濡れる」を合言葉に、官能エッセイスト紫深(sisin)がお送りするセックスコラムです。第103回目は、大好きな人とのセックスなのに苦痛だった経験をまとめてみました。

初めてじゃないのに……

初めてセックスを経験した女性が、処女膜の破れから血が出たり痛みを感じたりするのはよくある話——。しかし、ある程度の経験があるにも関わらず、血が出たり痛みを感じたりする場合があります。

それらは、セックスの回数や力加減、挿入時間の長さが原因で、女性の体が限界に感じているサインです。そこで今回は、女性たちが経験した「痛み」の伴うセックスエピソードを調べてみました。

1. 二回以上で…

燃えつきた代償……。

「付き合ったばかりで興奮しまくった彼氏が止まらなくて…。1日中セックスを求められて、3回目には血が出ていた」(29歳・販売職)
「何時間か休憩してから2回目をするならまだ良いけれど、続けて2回以上すると濡れなくなる」(31歳・自由業)
「彼氏のアソコサイズが大きくて、連続でセックスしてたら血が出たのとおしっこする時に違和感(膀胱炎?)を感じたことがある」(32歳・専門職)

付き合い始めやラブラブ絶頂期に多いのが、1日に複数回セックスするカップルです。夢中になっている時は気づかず、後から後悔するなんてことも……。二回以上連続ですると痛くなるという意見があるので、複数回求められた時には翌日へ持ち越しにしたほうがいいのかも。

2. 力が強すぎで…。

激しくされても痛いだけ……。

「パンパンパンパンッ!! という音が好きなのか、バックで突かれ続けた時はさすがに痛かった」(32歳・派遣社員)
「彼氏の指で手マンをしてくれたのは良いけれど、激しく動かされて血が出た…」(30歳・専門職)
「爪が伸びている手マンは、無理」(28歳・事務職)

女性が気持ち良くなるためには、強弱やリズムの変化が必要です。一定の挿入角度で激しく突かれ続けたり、同じ方向に動かされたりするのは痛みが伴います。また、セックスを予定しているならば男性に爪のケアをお願いしましょう。女性器が傷ついてしまいます。

3. 遅漏な彼氏で…

乾いてるのに摩擦……。

「早漏の彼氏が嫌だって女友達が言ってたけれど、正直、遅漏彼氏のほうが大変だと思う」(33歳・IT、マーケティング関連)
「前戯が終わって濡れている間は良いけれど、挿入時間があまりにも長いと乾いてきてしまう…。擦れて痛いだけ」(28歳・講師、教育関連)
「私だけなのかな? 自分がイクと、すぐに乾き始めてしまう。本当は、私より先に彼氏がイってくれたほうがスムーズなんだけど、なかなかイかない彼氏だから大変……。向こうがイきそうになってると、途中で止めてくれないし、痛いのを我慢するだけで精一杯」(34歳・自営業)

女性にも賢者タイム(※)があるので、セックス中にイクと女性器が乾き始めてしまいます。パートナーがあまりにも遅漏な場合は、挿入前のフェラチオ時間を伸ばすなど挿入時間を減らす工夫が必要かもしれません。

※絶頂に達した後、冷静になり身体がもとに戻る時間。

自分の許容範囲を見つけてみて

求められるがまま受け入れるのも良いけれど、セックスが苦痛の時間に変わっては悲しいものです。自分の身体が限界になる前に、お願いする勇気、断る勇気をもちましょう。


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