エッチの不安解消!…彼が「コンドームをつける」ようになったワケ 女は心で濡れる #98
【女は心で濡れる】vol. 98
「愛される意味ってなに……?」
「女は心で濡れる」を合言葉に、官能エッセイスト紫深(sisin)がお送りするセックスコラムです。第98回目は、カップル間で避妊についてどのように考えているのか調べてみました。
不安がよぎると楽しめない時間
“セックス”と聞くと、みなさんはどんなイメージがありますか? 性欲を満たすため、カップルのコミュニケーション……など、さまざまな回答があると思います。
そのなかでも一番忘れてはいけないのが、「命が宿る行為」です。子どもを作る予定で進めているなら幸せなことですが、避妊をしていないことがきっかけでカップルに摩擦が起きてしまったり、女性に不安を与えてしまったりする可能性があるのも事実ではないでしょうか。
そこで今回は、3つのカップルにどんなきっかけで避妊を考えるようになったのか聞いてみました。
1. 経済力を考えた結果…
まだ結婚は、早い気がして……。
彼氏「付き合いたてというのもあるし、彼女がまだ若くて結婚までは考えていない様子。それと、転職したばかりで自分の経済力に自信が持てないので、ちゃんと避妊するようにしている。仕事の基盤ができてきたら、結婚もまじめに考えていきたいな」(27歳・営業職)
彼女「彼が私を大切にしてくれていると思うのは、必ずコンドームを用意しておいてくれるところ。ノリと勢いで~というセックスはあまりしないタイプで、誠実な人だと思う」(24歳・受付、事務)
「子どもができる=経済力の必要性」を理解し、長期的な視点で信頼関係を築いている様子。お互いの現状や将来のことを考えたうえで避妊を選んでいるところが、とても素敵ですね。
2. 外出しをしていたけれど…
我慢汁でも妊娠の可能性がある……?
彼氏「けっこう遊んでいた時代があるから、射精するタイミングで外に出すのが得意なんだけど…。彼女にいつも『外に出してよ、外に出してよ!』と出す瞬間に連呼されるようになり、もしかしてストレスを与えているのかな? と考えるようになった」(29歳・アパレル、ファッション関連)
彼女「コンドームの用意がなくても、『外に出すから良いでしょ?』とちょっと強引にセックスしようとするから、ムードが壊れようが絶対に中で出さないでと言っている。まだプロポーズされているわけでもないし、不意打ちで妊娠したら困っちゃうもん……」(25歳・医療関連)
射精寸前で不安に陥るのは、女性にとって負担に感じてしまいそうですね。妊娠したくないなら、はじめからきちんと避妊をすることが必要。正直に、「避妊してほしい」と声をかけてみましょう。
3. ピルを飲んでいて…
こっそりケアしていたから……。
彼氏「彼女が『中に出しても大丈夫だよ』と言っていたのを鵜呑みにしていたんだけど、よく観察していたら避妊用のピルを飲んでいるのがわかった。わざわざそのために病院にいったり相談したりしていたのかと思うと、もっと早く自分がコンドームをつけていればよかったと思う」(32歳・会社員)
彼女「なるべく彼氏に合わせてあげたくて、こっそりピルを飲むようにしていた。負担に感じていたわけではないけれど、素直に『まだ妊娠するのは早いしタイミングじゃない』と話し合うべきだったと思う。本音を言ったら嫌われちゃうかな? とかうじうじ考えていたけれど、彼はスムーズに理解してくれたので安心した」(27歳・派遣社員)
ピルを常時飲んでいた場合、セックスのときには気づかない場合があります。避妊のコストや病院に行く時間なども、男性側が察してくれると愛を感じますね。
避妊について話し合ってみよう!
ラブラブ真っ盛りなときほど言いにくい「避妊の話題」。しかし、長く関係を続けるためにも重要な確認事項です。もし、今妊娠したら不安があるという女性は、パートナーと向き合ってみてはいかがでしょう。
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