大好きだし勃起もする…でも「彼女とセックスしない」男性の本音と対策

文・沙木貴咲 —

彼氏から求められなくなると気持ちが冷めたのかと不安になってしまいますが、必ずしもそうとは限らないでしょう。レスになっても変わらずに彼女のことが大好きな男性がいます。彼女が嫌いになったわけでもないのにレスになる男性は何を考えているのでしょうか?

愛情と性的欲求は別物

男性にとって愛情と性欲は必ずしも比例するものではないようです。彼女を大切に思ってはいるけれど、付き合いが長くなるにつれてセックスに飽きてしまう男性がいるのです。

これは、行為がワンパターンになって新鮮味に欠けるのもありますが、自分の意志とは関係なく、彼女に欲情しなくなることが理由です。目で見ても手で触れてもすべてが“想定の範囲内”になり、興味を感じられなくなるのでしょう。

しかも、男性すべてがそうだというわけではありません。彼女を愛していてもセックスに飽きてしまう男性がいる一方で、付き合い始めからずっと変わらず心身ともに愛し続けられる男性もいます。

その違いは恋愛観や恋愛経験が人それぞれというところで、理由をハッキリ断言するのは難しいですが、過去の女性関係が豊富な男性のほうが肉体的に飽きやすいかもしれません。

「飽きる＝嫌い・別れたい」じゃない

レスになる男性には二種類います。恋心が冷めてしまい肉体的にも距離を置く人と、気持ちは変わらず好きなのにセックスには消極的になってしまう人。
カラダの関係が減ることと愛が冷めて別れることは必ずしもつながらないのです。

そもそも気持ちが冷めてしまうと連絡をしてこなくなるとか、別れ話をするなど、関係を終わらせるための行動を見せてきますが、セックスに消極的になるだけだと愛情は薄れていないので彼女との距離感は変わりません。交際を続けたいと考える彼氏には、「レスになる＝嫌い・別れたい」という方程式が成り立たないでしょう。

セックスに消極的になる理由

じゃあ、彼がセックスしたくなくなる理由は何かというと、「彼女とのセックスに慣れてしまうこと」が大きいでしょう。
お気に入りのお店でも毎日通い続ければすべての商品を知り尽くして飽きるのと一緒です。淡々とデートしてホテルに行って……というお付き合いを繰り返すだけだと、ドキドキ感やワクワク感が薄れて欲情しなくなるはずです。

愛と信頼は一緒にいる時間が長くなるほど深まっていきますが、性的欲求は交際を始めるときがピークで時間が経てば緩やかに下降線をたどる場合が多いでしょう。
また、恋愛に刺激を求めるタイプや、精神的なつながりを重視するタイプ、そもそも性欲が強くないタイプは、「好きだけどセックスは必要ない」と考えやすいかもしれません。