えっ目の前で…性に潔癖な女性ライターの「ハプニングバー」初体験記

文・色葉みみ —
「ハプニングバー」と聞くと、なんだかイヤらしいような、悪いことをしているようなイメージがありますが、実際どんな場所なのか想像できないですよね。ハプニングバーとは、いろいろな性的嗜好を持った男女が集まり、お客さん同士で楽しむことのできるバーのようなお店のこと……そんな秘めた場所へ、性に対して潔癖な女性ライターが体当たりで潜入してみました。

初の「ハプニングバー」で見た光景とは?

ハプニングバー(以下、ハプバー)とは、お客さん同士で性的なふれあいやSMプレイをしたり、そういうことを見て楽しむ会員制のバーのこと。そもそも性的なことに潔癖というか固定概念を持ってる女性ライターに対し、「もっとオープンに生きたほうが楽しいよ!」と、ハプバーという未知の世界の常連である女友達(20代後半)から誘われたのをきっかけに、女4人で潜入してみました。

異様な空間にドキドキ!

ある金曜日の夜、22時頃に都内の繁華街にある怪しげなハプバーへ……。

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料金は、単独女性(女性同士ならOK)は1000円で飲み放題。これが安いのかどうかはよくわからないけど……。さっそく中に入ってみると、うす暗いバーのような店内は、8人くらいが座れそうなカウンター席と、個室のようなプレイスペース、SMを楽しめるエリアにわかれています。

その異様な空間で、すでにドキドキが止まらない……。先客は、普通のサラリーマン風男性&30代半ばくらいの日本人女性&ヨーロピアン系美女の3人グループと、SMエリアで縛っている40歳前後のスーツを着たおじさん&巫女さんのコスプレをした20代半ばくらいの美人とはいえない黒髮女性のみ。どんな関係性なのかも気になるけど、話しかけることもできずに、とりあえずお酒を飲みながら様子見(ただのビビリです)。

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コスプレは無料で貸し出してくれるらしく「せっかく来たから着替えよう」というノリに合わせて着替えることに。どう考えてもいやらしい体操服やスクール水着から、「まぁ着てもいいかな」と思えるようなハロウィンぽいポリスやアーミーのコスプレまで。玄人から初心者まで楽しめるように考えられているのでしょうか(笑)。

店内へ戻ると、カウンターにいた男女グループがプレイスペースへ移動していて、ヨーロピアン系美女がムチで日本人女性のお尻を叩きながら「どうされたいんだ?」と言葉攻めが始まっていました。その様子をドキドキしながらも平常心を装ってお酒を飲んでいると……。

縄で縛られる快楽……

縄で縛られている女性から「アッ」「ウッ」とエクスタシーを感じているような声が! 気になって気になって、友人と一緒に覗き見してみることに。お酒の勢いもあり、縛っている男性に「何がよくて縛るの? 縛られるの?」と、ふとした疑問を投げかけると、セックスをしているわけではないけど、縛られるだけでイッてしまうんだとか(深くてよくわからない)。

縛られることに満足した女性は先に帰ったため、縄師のおじさんがひとりになったので……ハプバーの常連であり “ドM” の友人が縛ってもらうことになりました(お客さん同士で絡むのは普通のことっぽいです)。

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上半身だけ縛ってもらったらこんな姿に……。ブラジャーをしているとワイヤーが食い込んで痛いらしく、事前に外しておくのがオススメだそうです(いらない情報ですみません)。

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縛られているという非日常感と、体の自由が効かないことに興奮している様子。

セフレカップルが来店!

24時を過ぎる頃に若いカップルが入店しました。二人はセフレ関係で、22歳の普通っぽい男の子と、あまりかわいくないけど色白でもちもちした肌をした20歳の女の子。やたらとトロトロと喋るせいか、女の筆者ですら「すぐヤれそう」と思ったのです(笑)。

20歳の女の子が安っぽいセーラー服に着替えていたので「せっかくだから縛ってもらいなよ」と言うと、チラッとセフレ男の顔色を伺う彼女……そんなところもすぐヤれそう(笑)。

ハプバーの異様な雰囲気に慣れてきたこともあり、女の子にちょっかいを出し始める、我々アラサー女たち。縛られている彼女のスカートをめくってもモジモジするだけだから、「上を脱いじゃいなよ」と言いながらセーラー服のボタンを外してみると、「えー恥ずかしい」と、トロトロした口調で言いながらも嫌がらない彼女。

ややぽっちゃりだからか、白くてふわふわしたお肌がキレイで、つい触りたくなってしまう……。彼女が上半身を縛られたところで、友人のSっ気がうずいたのか、セフレ男に触り始める。そして「私がしていい? 嫌なら自分でしなよ」と20歳の女の子をあおり、からみがスタート。

縛られているせいで手の自由がきかないなか一生懸命、彼といちゃついている女の子なのだが、そんな姿をかわいいとは思えないのは私たち自身も女だからなのでしょう。そのまま何だかみんなして興味がなくなり、私たちはお店を出ることに。


その頃にはもうだいぶ酔っていたのでフラフラと店の外に出ると……友人は自分のセフレを外に待たせていたようで、イケメンとそのままホテルへと消えていきました(笑)。最初は「ハプバーって汚くない?」と思っていたはずなのに、長い時間お店にいて、さらにお酒が進むことで、どんどん異様な雰囲気に慣れたのでした。性的な興味に蓋をするのではなく、こういうところで開放するのもアリかな、とも思えました。

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