枯らしてもあきらめないで! 専門家に聞く「グリーンライフ」の楽しみ方♪
生きている植物のために心地よい場所を探して。
エアプランツや多肉植物など、人気のグリーンは比較的育てやすく、手軽に取り入れられそう。
「それぞれ育て方の違いはありますが、やはり日光と水は必要。週末だけ外に出したり、季節によって置き場所を変えるなどの世話を。植物は雑貨ではなく生きているということを忘れないで」と話すのはガーデンデザイナーの塙麻衣子さん。
なるべく午前中に日を当てる、通気のいい場所に置く、エアコンの風を当てないといったポイントは、どの植物にも共通。迷ったら原産地を調べてみるといい。もともと生えていた場所を想像してみれば、その植物にとっての快適な環境が分かるはず。
「そして、一度枯らしてしまったことがあるからといって、あきらめないでください。世話をしすぎたのか、放置しすぎたのか。原因を考えてみれば、きっと次に生かせるはず」
日当たりのいい窓辺:乾燥に強い多肉植物やサボテンを。

大きな鉢を置くスペースはなくても、窓辺に小さめのポットをいくつか並べれば、グリーンコーナーが完成! よく日が当たる場所には、日光を好み、比較的乾燥に強い多肉植物やサボテンがぴったり。「保水力があるので暑さや乾燥に強いんです。うっかり水やりを忘れがちな人でも育てやすいですよ」。写真左から、エケベリア、セダム、ストレプトフィラ(これはエアプランツ)、ウチワサボテン。
大きな掃き出し窓:高さのある窓には、カーテンレールから吊るすエアプランツを。

マンションでは、ベランダに出る窓辺だって貴重な生活空間。植物を置くのはちょっと難しいと感じる人も多いのでは? ならば、置かずに“吊るす”という手も。軽くて鉢がいらないエアプランツのウスネオイデスなら、直接紐などで束ねたものを、カーテンレールにも括り付けられる。もしゃもしゃっとほぐすと意外と存在感があるので、部屋の印象もがらっと変わりそう。
キッチン:水回りのグリーンは、土いらずのエアプランツで。

料理をするところだから土入りの鉢は置きにくいと感じる人も、土なしで育つエアプランツやランならキッチンにだって飾れる。水がかかってしまっても問題ないし、簡単に移動させられるから、昼間だけは日当たりのいい場所に置いてあげたい。写真のようにコーヒーフィルターやエッグスタンドを使って、キッチンならではの楽しみ方をしてみては。
室内光だけの空間:保水力のあるブロメリアを、チェストの上に飾って楽しむ。

日の当たりにくいTV台やチェストにもグリーンを。おすすめは、あまり場所を取らず、筒状の葉の中心に水を溜めておけるタンク系ブロメリアの一種、ネオレゲリア。「縦に伸びず横に広がるタイプなので、飾りやすいと思います。ピンクの斑入りの葉が女性らしい印象で、インテリアにも馴染みますよ」。週に1度くらいは、日当たりのいい場所で日光浴をさせて。
寝室:くつろぎスペースには、夜に葉が閉じる観葉植物を。

寝室やリビングなど、空間にゆとりのある部屋には、大きめの観葉植物を置いてみたい。エバーフレッシュは、ネムノキと同じ休眠運動をする植物。「夜になると葉を閉じる不思議な特性があります。植物と一緒に眠るのもいいのでは?」。基本的には室内でOKだけど、やはり時には日光浴を。そのためにも、自分で持てるサイズの鉢を選ぶようにしよう。
※『anan』2017年3月22日号より。写真・豊田 都 取材、文・黒澤 彩 ※価格を表記した商品はすべて、AROUND(TEL:0467・81・4508)で取り扱いあり。
(by anan編集部)
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