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授乳でバストは崩れない? 専門家が教える出産後のアレコレ

2017.2.12
人生の一大イベントともいえる、妊娠・出産。でも、当たり前のことながら出産はゴールではなくスタート地点。その後にすべきことは何なのか、専門家に聞きました。
出産

出産という大仕事が終わったら、まずは体をよく休めて。育児に少しずつ慣れてきたら、職場復帰への助走を開始! 保育園を探したり、夫と家事分担を話し合うなどして準備を。この時期に資格を取り、職場でのステップアップに役立てたり、転職に備える人も。

いよいよ「保活」スタート。

保育園探しのコツは、「まずは“お試し保育”であちこちに預けてみること。これに限ります」と、静岡大学人文社会科学部教授の白井千晶さん。

「生後3~4か月の子どもを預けるのはためらうかもしれませんが、保育園の性格がよく分かるし、自分の時間も持ててリフレッシュになります。通常12月に始まる保育園の入園申請の少し前、夏頃から始めるのがポイントです」

保育園を見る目が養えると、選択肢も広がってくるそう。

「例えば、施設やスタッフは良い保育園なのに、延長保育がないために倍率が低いところがあるなら、お迎えはサポート団体の手を借りながら預ければいい、と発想を変えられる。そういう選び方もできるようになりますよ」

夫婦で話し合っておくべきは。

育児休業が終わると、仕事と育児の両立が現実のことに。

「いざ始まって慌てないために、パートナーと今後の段取りを早めに話し合っておきましょう。例えば、保育園に数時間だけ預ける最初の“慣らし保育”中はどちらが早く帰るか、今後は何曜日ならそれぞれノー残業デーが作れるか、など。保育園の送迎も、送りは夫でお迎えは妻、など、ルールを決めておくことをおすすめします」(白井さん)

パートナーに当事者目線を持ってもらうためには、お試し保育期間や見学の際に夫婦一緒に保育園を訪れることもポイント。

「育児休業中に少しずつ、考えるクセをお互いにつけておくようにしましょう」

産後の体は、6週間以内に戻す。

「出産を終えた後の体はダメージを受けていますが、医学的には4~6週間で子宮が収縮し、元の体に戻るとされています。この間、少なくとも1か月は安静に過ごすことが大切です」(宋先生)

とくに心がけたいのは、骨盤の下で、胎盤や重くなった子宮などの内臓を支え続け、出産でも負担がかかって伸びている「骨盤底筋群」をきちんと元に戻すこと。

「そのままにしておくと、将来の尿漏れなどの原因に。産後6週間を過ぎると戻りづらいので、早めにケアします。垂直方向に力をかけないように重いものを持たないことや、内臓を引き上げて骨盤底筋群を元に戻りやすくする呼吸法もおすすめです」

「骨盤が閉じるのを助ける、補助ベルトも有効。私も産後にフランス製のベルトを使い、骨盤の回復効果を実感しました」

母乳とミルク、どちらで育てる?

時に難しい問題をはらむこともあるこのテーマ。産婦人科医で医学博士の宋美玄先生によれば、「母乳は良いものだと知られているし、お母さんの多くは母乳で育てたい。でも、思い通りに出ないことも。粉ミルクでも赤ちゃんは元気に育つし、父親もあげやすい。母乳はできるだけ、くらいでいいと思います」

逆に胸の形が崩れるのでミルクで、という人もまれにいるけれど、

「出産ですでに胸は大きくなっている。授乳は関係ありません」

ちなみに産院の中には、何が何でも母乳で、というところも。

「私もたまたまそうしたポリシーの病院で産みましたが、母乳が出ずに困った経験があります。気になる場合は、病院を決める前に調べておくのもひとつの方法です」

白井千晶さん 静岡大学人文社会科学部教授。専門は出産や不妊から社会の変化や仕組みを考える、生殖社会学。不妊、里親などのテーマでフィールドワークも行っている。

宋美玄先生 産婦人科医、医学博士。出産・産後にまつわるトピックスを広く発信中。著書に『女医が教える これでいいのだ! 妊娠・出産』(ポプラ社)ほか。

※『anan』2017年2月15日号より。イラスト・鬼頭 祈 取材、文・新田草子

(by anan編集部)

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