岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥 豪華座談会、ドラマ撮影裏話を公開!
岡田:このアンアンの発売は、5話の放送後だそうです。
松坂:おやおや、それは。だいぶきちゃってる頃だね。いろんな関係がいろんなことに…。
柳楽:今も毎日、すごいスピードでいろんなことが起きているし。
松坂:アワアワしちゃうよ。
柳楽:この先もまだ大きな展開がありそうじゃない?
岡田:わからないよねー。最終的にどういう結末になるか、僕たちもまだ知らないし。宮藤(官九郎)さんが、エピソードがありすぎて入らないって言ってたらしい。
松坂:視聴者の方と同じように、僕らも台本があがってくるのを楽しみに待っている状態だもんね。予想がつかない。えっと、ここで自己紹介しておきますけど、僕の役は山路といいまして、小学校の“ゆとり先生”です。いろんなことで板挟み状態になっている不器用な男です。
岡田:山ちゃん(山路)は、協調性と思いやりがものすごくある素敵な人。キーワードは“童貞”です!
松坂:そこがね。また一段と人柄が出るというか…。
岡田:童貞感が(笑)。
松坂:童貞感って、難しいよね。だからもうこればかりは。周りの環境に助けていただきながらやっていますよ。演出とか衣装とか。実際、童貞っぽいセリフもいっぱい出てくるし。でも僕、最近、芝居とはいえ、童貞童貞と笑われるのが結構…。
柳楽:学校中に流れてる状態だもんね。くらうよね。
松坂:くらうよ。結構、シャッターおろし始めてますよ。
柳楽:でも山ちゃんは不器用だけど、桃李くん本人は、めちゃめちゃ器用だと思う。番組の宣伝とかでも、すごくいいこと言ってくれるし。その後に喋ろうとしても、“全部、桃李くんが言いましたー”ってなるけど、僕は喋るのがうまくないから、いつも助けられてるよ。
岡田:優ちゃん(柳楽さん)の役はポン引きの、まりぶ。ゆとり3人の中では、言いたいことをいちばんストレートに言える役だよね。まりぶの言葉は心に響くし、見ていて気持ちいい。正和と山路の二人と会って、“友達じゃねーし”とか言いながらも、ちょっと喜んでいるまりぶの姿が可愛くて。優ちゃん本人は繊細で、もっと“うおおおー”みたいな感じを想像していたけど、まったくそんなことなかった。すごく優しくて、現場を盛り上げてくれる素敵な人だよね、って目の前で言うのも恥ずかしいけど。
柳楽:えー、めっちゃ嬉しい。もっと褒め合おうぜ!
松坂:まりぶは男気を通すしね。
岡田:そう。僕ら二人の役は、男気がないからね。
松坂:ないねー。
岡田:なおさら、まりぶが男らしく思えるよね。
柳楽:男が3人もいて、みんながナヨナヨしてたら、女の人、観てて、“男!”って思うだろうね。“男! しっかりしろ!”って。
岡田:僕の役、たぶん、いちばんそう思われてる…。
松坂:まーくん(岡田さん)演じる正和。僕、好き。友達になれそうな気がする。不器用なマジメさを持っているじゃない。
岡田:そうなんですよ。うんうん。
柳楽:一番王道のゆとり。みんなが共感しやすい人だよね。
岡田:そうそう。
松坂:自分の上司になった彼女からも周りからも、やんややんや言われてさ。それでもなんとか乗り越えようとしていくマジメさがあって。周りのことも考えているしね。
岡田:そうそう、考えているんです。
松坂:まーくん本人もマジメ。マジメだけど…たまにゆるむ。ゆるんじゃう。でもそのゆるむところも、素敵だなと思うよ。人間そんなに完璧じゃないはずだから、自分の弱い部分を見せてくれる人が僕は好きで。
岡田:甘えているだけですけどね。基本的に僕は甘えん坊なので。
松坂:でも最近、ちょっと僕のことを小ばかにしてきてるよね? 心にもないことを平気で言ったりして。
岡田:“さすがっすね! 桃李さん”みたいな?(笑) だって、取材とかでも、すごく的確なことを言ってくれるし。
松坂:心がこもってないんだよ!
岡田:え? こもってますよ?
松坂:やめな! どんどん薄くなっていくから。自分で削っていってるからね。
岡田:(笑)