横澤夏子「嬉しい話を最後に…」 会話で大事なのは終わり方?

2021.11.30
出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、ママ目線でグッときたいい女を実演。今回は、楽しいムードで会話を終われる女性「辛いことから嬉しいことの順に聞く女」になりきり。

明るい話で終わるためには質問を用意しておこう!

yokosawa

先日、子育てに関するインタビュー取材を受けました。エピソードには事欠かない内容なので、いろいろな話をしたのですが、先に、辛かったことを聞かれたんです。「なんで、30歳も離れた子どもにこんなに怒ってしまうんだろうと思う」というような話をした後、最後に、嬉しかったことを聞かれました。そこで、「保育園にお迎えに行くと、電流が走ったように『ママ!』となる姿を見て、お迎えしがいがあるなと思いました」と話して終わったのですが、嬉しい話を最後にすることで、明るい気持ちで取材を終えることができたのです。しかも、まるでカウンセリングを受けたような、すっきりした気持ちになれました。逆に、辛かった話で終わっていたとしたら、落ち込んだり引きずったりしそうだと思ったし、だからこそ、先にネガティブなこと、その後にポジティブなことという順番で話を聞くことの大事さを思い知りました。

実際、鬼越トマホークのYouTubeに出た時は、ただただ幸せな話をした後にムカついた話をして終わったのですが、怒り狂った話でバイバイしたがために、帰り道もずっとイライラしてしまいました(笑)。私も、話の終わりの方で「最近、嫌なことあった?」と聞いて、解散することも多い。そうした話は盛り上がりやすいけれど、楽しい話で終わった方が気持ちいいので、踏みとどまることが大切ですよね。電話でも、ポジティブな話が聞けた時点で終わりにしてみたり。“終わりよければすべてよし”じゃないけれど、最後は明るく笑顔でさよならできるようにしたいと思いました。

終わりが楽しいトークへ導くためには、ポジティブな質問を準備しておくことが大切だと思うんです。楽しかったことや、「ライブ行ってる?」「何買った?」「最近、何がおいしかった?」「最近、誰を推してる?」のようなライトな質問を投げかけると、自然と明るい話が展開されるはず。いろいろなネタを用意しておきましょう!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。10月に第二子を出産。

※『anan』2021年12月1日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾

(by anan編集部)