あなたの“リアクション力”を診断! 心理テストでわかる、会話力UPのコツ

2021.10.5
“会話力”向上心理テストで、自分の強みと弱みを明らかに。ここでは、あなたが話を聞く時の“リアクション力”を診断! 解説してくれたのは、コラムニストのひきたよしあきさんです。

“リアクション力”診断

【テストのやり方】
1から始め、より自分に当てはまるほうを選んでA~Eにたどり着いてください。

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1、どちらかというと、あなたは?

a:話し上手…2へ
b:聞き上手…3へ

2、話すスピードは?

a:速め…4へ
b:ゆっくりめ…5へ

3、会話中、視線は?

a:相手の目を見る…5へ
b:相手は見るが、視線は外す…6へ

4、声のトーンは?

a:高め…7へ
b:低め…5へ

5、会話が途切れて沈黙へ。あなたは?

a:話題を探す…7へ
b:相手を待つ…8へ

6、話すスタイルは?

a:結論から言うのが好き…5へ
b:順を追って話すのが好き…8へ

7、言いやすいのは?

a:「本当?」…9へ
b:「ウソでしょ?」…11へ

8、話しやすいのは?

a:おしゃべりな人…11へ
b:無口な人…10へ

9、「行けたら行く」は?

a:あなたが言うことが多い…12へ
b:人から言われることが多い…13へ

10、すぐに答えられない質問は?

a:「わからない」と答える…14へ
b:考える時間をもらう…15へ

11、「知っている?」で始まる会話、内容は?

a:もう知っていることが多い…13へ
b:初めて聞くことが多い…14へ

12、話しやすいのは?

a:同性…Aタイプ
b:異性…13へ

13、じっくり話すなら?

a:対面の席…Bタイプ
b:横並びの席…Cタイプ

14、秘密は?

a:守る…Cタイプ
b:ケースバイケース…15へ

15、相談に乗ったのに、その後の報告がない場合は?

a:聞いてみる…Dタイプ
b:放っておく…Eタイプ

気になる診断結果は…。

Aタイプ:あいづち上手な“ほうほう”タイプ

話し相手を満足させる、心地よく場を回す会話力。

あなたは、いわゆる聞き上手な人です。絶妙なタイミングで合いの手を入れるのが得意で、心地よい会話のリズムを作ります。話の切れ目で「それからどうしたの?」とか「どうなったの?」など先を促す言葉を挟むため、話し手は意を得た気分になって、さらに会話に熱が入るのです。話したいことを心行くまで語らせてもらえるため、「あなたと話せてよかった」「またおしゃべりしようね」と大満足してもらえるはず。相手と同じ目線で思いや状況を共有しようとする姿勢があるため、誰よりも自分をわかってくれる人、話しやすい相手と思ってもらえるでしょう。親近感が引き金になって特別な情報も自然にキャッチできるのが最大の強みといえるでしょう。

◎Advice
聞くスキルに特化しすぎて自分の意見を言うのは苦手でしょう。相手はおしゃべりが盛り上がったと感じていますが、実際はうなずいて終わることがほとんどのはず。たまに意見を挟んでみると、話題が広がって、より実りのある時間に変わります。また、長すぎるおしゃべりを上手に止められるようになると完璧です。

Bタイプ:楽しそうに聞く“にこにこ”タイプ

すべて受け入れ肯定する、相手を安心させる会話力。

感じのよさでは、誰にも負けないあなた。いつでも笑顔で人の言葉に耳を傾けるため、よい聞き役として重宝されているでしょう。天性のカンのよさとサービス精神で、相手が言ってほしい言葉がピンとくるため、会話のツボを外しません。直接自分に関係のないことでも一緒になって喜び、驚き、時には憤慨する理想の共感役として愛されています。人の話をよく聞き、また、話した当人でさえ忘れていることをよく覚えているため、過去の振り返りにも一役買います。あなたとおしゃべりをした人は、あなたを自分の分身のように感じるでしょう。受け答えに優しさと思いやりがあり、深い理解と一体感を得られるからです。親身になれるのが一番の強みに。

◎Advice
協調性が高すぎてイエスマンになる恐れがあります。人に逆らう習慣がないため、強引なペースに巻き込まれやすいのです。「ちょっと」と言い淀むだけでも十分に伝わりますからノーを言える関係を目指しましょう。また、慰め下手なのも弱点に。普段から励ましの言葉を探しておくと、いざという時に役立つはず。

Cタイプ:淡々と聞く“ふむふむ”タイプ

溜めは長めでマイペース。じっくり温める会話力。

あなたは、会話力にコンプレックスがありそう。気の利いたコメントやうまい返しができずに、場を盛り下げているような気がするでしょう。親しい人とはそれほど緊張せずに話せますが、よく知らない人が相手だと何かとんでもない失敗や無礼をしそうで、ドキドキしてしまうはず。その結果、必要最低限の淡泊な受け答えになることに。報告や確認の後、会話が途絶えて沈黙を持て余して逃げ帰ることもあるほど。でも、あなたが思うほど人は気にしてないみたい。むしろムダ口は叩かない人、余計なことは言わない人としてプラスイメージで見られています。打てば響く反応を返すタイプではないけれど、誠実な対応は好感度抜群、信頼度はピカイチです。

◎Advice
自己開示がカギになります。「会話がニガテで」「緊張しています」「何を話していいかわからなくて」と素直に打ち明けてしまいましょう。相手に丸投げし、あなた仕様のおしゃべりを考えてもらうのです。万一不行き届きがあっても、最初に一言入れていますから悪くは取られません。不器用を武器にしちゃいましょう。

Dタイプ:リアクションが大きい“驚き”タイプ

テンポのよさはプロ仕様。場を盛り上げる会話力。

あなたは、最高の聞き手といえそう。でも、ただ人の言葉に耳を傾けているだけなのに、話し終わってしばらくすると、グッタリすることが多いのでは? おしゃべりは楽しいけれど、なんだか疲れてしまうのは、聞きながら自然に体が動いているせい。「すごいね!」と言いながら身を乗り出したり、「たとえば」とパントマイムのように手を動かしたり、時に立ち上がり、手を打ったり、天を仰ぎ…とリアクションが大きく激しいのです。相手の話を体の中に落とし込んでいくため、まるで自分が実際に体験したかのように共感できるのが強みです。一生懸命に理解しよう、思いを分かち合おうとするあなたの姿は、多くの人を励まし、勇気づけるでしょう。

◎Advice
明るく楽しくノリがいい会話は魅力的ですが、口も軽くなりやすいのが玉にキズ。おしゃべりが楽しくなってしまって、ついポロッと人の秘密をしゃべってしまう…、そんな間違いを犯しやすいでしょう。また、たとえ話や連想が広がりすぎて脱線しやすい点にも注意が必要。話の横取りをしないように気をつけて。

Eタイプ:動きで見せる“顔芸”タイプ

一を聞いたら十返す、ドラマティックな会話力。

あなたは、表現力豊かな人です。相手の話に合わせて、表情をコロコロ変えるでしょう。楽しい話なら目を細めたり微笑んだり、大笑いをしたりするし、シリアスな話ならば、目を伏せたり閉じたり、話し手を覗き込むようにジッと見つめたりするでしょう。非常にわかりやすい反応が得られるため、話し手も安心して続きを語れ、充実したやりとりができるのが強みです。一見、感情を素直に見せているように見えますが、実際は鏡のように話し手の気持ちを映しているだけでしょう。一緒に喜んでくれたら嬉しい、共に怒ってほしい、悲しみに寄り添ってもらいたい、そんな潜在的なニーズに正確に応えているのです。否定や忠告はめったなことではしないはず。

◎Advice
どちらかといえば、演じている感覚に近い会話術なため、油断すると話が右から左へ抜けていく恐れがあります。なまじ興味津々に見える分、上の空やトンチンカンな受け答えは違和感としてずっと残りますから、気を張っておくこと。相手の言葉を復唱すると、「ちゃんと聞いている」感が出て喜ばれるでしょう。

ひきたよしあきさん コラムニスト、コミュニケーションコンサルタント。博報堂勤務時代には数々のCMを手がけ、現在は講師としても活躍中。『「スルーされない人」の言葉力』(大和出版)など、著書多数。

※『anan』2021年10月6日号より。イラスト・oyumi 心理テスト作成・章月綾乃

(by anan編集部)