丸山礼「“私は太っている”と刷り込まれた」過去 体を“武器”に変えた転機は?

2021.9.23
SNSを駆使するものまねタレントとして活躍中の丸山礼さん。素の自分のため、丸山さんがコンプレックスを武器に変えた技とは?

この体は武器! もっと大事にしていきたいです。

maruyama1

YouTubeのチャンネル登録者数、約117万人! 手がけるファッションブランド『リアイム』で提案するのは、丸山さん自身が着たい服。

「普段、XLかメンズの服を着ている私には、ほとんどのお店がメインにしているMは入らないんです。でも、可愛い服を見ると試着したくなって、毎回『思ってた感じと違いました~』って感じで試着室を出るみたいな。それが、自分を騙してるようですごく嫌で…。YouTubeのコメントでも『自分と同じ体型の礼ちゃんが着ている服が知りたい』という声をいっぱいもらっていたし、ならばと、私の体型に合う、可愛い服を作ることにしたんです」

小さい頃、体型を揶揄するあだ名で呼ばれたり、自分の体型に向けられる視線を感じて「笑われているかも」と疑心暗鬼に…。

「体育の時間、男子が揺れる胸を指して笑った時は、すごくショックでした。“私は太っているんだ”と刷り込まれて、ストレスで食べては太って、また嫌な思いをして…と負のスパイラル。変われたのは、仕事を始めてしばらく経ってからですね。テレビに出始めた頃は、うまくできずにCM中に泣いてしまったり、ズドーンと落ちてたけど、好きな服を着て、好きなメイクをして、おいしいごはんを思い切り食べることで、心が健康になって、仕事も頑張れるんだって気づけたんです。ボディラインや胸にしても、とにかく隠したかったのに、強調する服装も楽しめるようになりました」

今の自分は好き。でも、本音を言えば、痩せたい。「それが、女性のリアルなんじゃないかなあ」と丸山さん。

「あるがままの体を愛してさらけ出せるプラスサイズモデルの方々は、めちゃくちゃ素敵で、みなさんの活躍は私にとっても嬉しい! でも、“ほっそりしたK-POPアイドル最高!”と思う自分もいるんですよね。“好きになった人は細い子が好きだろうなあ”とかも想像しちゃう。痩せたい気持ちと、この体が芸人として武器になっていることへの自信。このふたつの間で、私は一生、揺れ動きながら生きていくんだろうなって思います」

相反するふたつの想いの中で、丸山さんが取り組んでいるのが、“武器”であるボディ磨き。バストケアにも積極的!

「コントでさらし巻いて胸を潰していた期間が長くて、もっと胸を大事にしたいなって。ずっとノーブラで寝ていたんですけど、ナイトブラをつけるようになりました。おっぱいサロンにも通って、老廃物を流して、下がって横に開いた胸を中心に戻す施術を受けています。施術前後の写真が全然違って感動! それと、鏡の中の自分に『私、最高! 可愛い!』って話しかけるんです。おまじないのようなものなんですけど、バストケアだけじゃなく、精神的に落ち込んだ時にもおすすめ。V字回復しますよ」

まるやま・れい 1997年4月1日生まれ、北海道出身。2013年、ピン芸人として活動をスタートし、ものまねで注目を集める。大流行中の「はにゃ?」の火つけ役でもある。ドラマ『#家族募集します』に出演。

シャツ(ウェブ限定)¥5,390 キャミソール¥3,190(共にフーズフー チコ/SALON by Chico新宿ルミネエスト店 TEL:03・5357・7277) スカート¥17,380(アズ ノゥ アズ オオラカ/アズ ノゥ アズ TEL:0120・713・906) イヤーカフ¥1,650 リング¥1,650(共にイヤーイヤー/リッキンデザイン TEL:070・3167・1024)

※『anan』2021年9月29日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・奥田ひろ子 ヘア&メイク・橋本裕介 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)