オシャレ全開!? 『101匹わんちゃん』のヴィラン・クルエラを実写リメイク

2021.6.1
ディズニー・アニメーションの名作が実写リメイクされまくっている昨今。ここまでリメイク、というかスピンオフしちゃうの!? と驚かされた『クルエラ』。ご存じ『101匹わんちゃん』のヴィランで、ディズニー・ヴィランズの中でももっとも凶悪&おしゃれ、というアレよ。期待半分不安半分で観たら……あぁ、もうanan読者なら悶絶必至の素敵なファッション映画だったの!
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頭髪が白黒半々という個性を持つエステラは、ファッションに生まれ持っての才能と関心が。でも、ちょっと個性が過ぎ、学校では浮きまくりの存在に。そこでママは彼女のためにロンドンへの移住を決めたんだけど、彼女の目の前で事故死…。ひとりぼっちになったエステラは、街で出会った孤児ジャスパーとホーレスと共に、スリになっちゃう。そこで発揮されるのがファッションの才能。3人の衣装を手作りし、どこにでも忍び込んじゃう。そんな彼女が憧れるのは、ロンドン一のおしゃれデパート・リバティとそこを支えるトップデザイナーのバロネス、ということを知っていたジャスパーたちは、彼女にだまって履歴書を送付(当然経歴など全てウソ)。無事採用された彼女は、学校時代と変わらず問題ばかり起こし、クビ寸前のところ、なんと憧れのバロネスに才能を見いだされちゃうのよ! ここまでだと、主人公がエステラ? クルエラじゃないの? って思うでしょ。それがよ…、ここから深イイ話になっていくのよ~。ネタバレしない程度に言うと、エステラがあることをきっかけに、彼女のダークサイドに目覚めちゃって、それがクルエラって活動名になるのね。この辺のくだりは観てのお楽しみ、にしておいてほしいんだけど、ここでもう一度念押ししたいことは、クルエラとしての活動中の衣装がめちゃくちゃかっこいいことなのよ。いや~、べっくらこいた。だって、ディズニー・ヴィランズの誕生秘話が、まさかのオシャレ全開とは想定外だもの。ちなみに衣装デザインを手がけているのは、アカデミー賞衣装デザイン賞を2回受賞しているジェニー・ビーヴァンね。

まず、エステラがファッション・デザイナーを目指していたってことが、物語にうまく活かされているのが◎。スリの衣装をせっせと作るところからして、「むしろ、この制服のほうが本物より可愛いのでは!?」と思うほどのデザイン。そして、バロネスに見いだされてからは、才能を爆発させて傑作オンパレード。エレガンスからパンク、なんでもござれの大盤振る舞い。特に、クルエラ化してからのドレスのバリエーションは、出てくるたびに「ふわぁ…」っとうっとり気分になるから! 個人的には、クルエラがゴミ収集車である場所に現れたときに着ている、パッチワークのガラドレスは圧巻だったわ~。思い出し反芻気味。

ぶっちゃけ言うと、オリジナルの『101匹わんちゃん』と実写映画の『101』は観ていなくてもオッケー。全くの創作だし、’70年代を舞台にしているだけに、サントラもファッションも美術も、今でいうレトロフューチャーで知識ゼロでも楽しくて仕方ないの。おまけに、物語はかなり深イイ方向に展開するから、観終わった後もハッピーよ。できれば劇場で観てね~。

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『クルエラ』 監督/クレイグ・ギレスピー 出演/エマ・ストーンほか 配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン 5月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー、5月28日よりディズニープラスで独占配信。©2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

※『anan』2021年6月2日号より。文・よしひろまさみち

(by anan編集部)

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