長濱ねるがまとう、「“誰か”や“何か”のため」になるサステナブル・ファッション

2021.3.22
ニューノーマルの時代において、デザインだけでなく環境や社会、生産者に配慮しながらオシャレを楽しむのが新常識になりつつあるファッション業界。新しい概念のもと誕生したトレンドを牽引するアイテムを、長濱ねるが着こなす。

Organic Cotton

シンプルでいて個性がキラリ。オーバーサイズのポロシャツ。

nagahama neru

すべてオーガニックコットンを採用し、染色には有害な物質を排出しない薬品を使用。サステナブルに配慮しながらアーティスティックなデザインを提案するブランド『Loolios』から届いたポロシャツは着心地の良いリネン素材。シャツ 参考価格¥17,900(LOolios/エンメ TEL:03・5413・3883) ネックレス¥101,000(All Blues/エドストローム オフィス TEL:03・6427・5901) スクエアリング¥18,000 リング¥16,000(共にFLYNK/ワールド スタイリング TEL:03・6804・1554)

Bioplastic

前衛的なデザインのブーツはソウルまでアバンギャルド。
旬のゴツいブーツは生産過程で地球温暖化に配慮したバイオプラスチック製。デニムもサステナブルを意識。パンツ¥10,500(GINA tricot/サスティナブル ケイスリー www.k3coltd.jp) ブーツ¥52,000(ROMBAUT/エムエイティティ. info@the-matt.com)

Flameproof Denim

燃えにくいテクノロジーを搭載した最新鋭のジャケット。

nagahama neru

火に触れても燃えにくい“フレームプルーフ”のデニムジャケット。アウトドアシーンではもちろん、タウンユースでも様になるデザインが魅力。ここではマニッシュなセットアップに羽織って、トレンドのアウター×アウターコーデにトライ。デニムジャケット¥24,000(HELLY HANSEN/ヘリーハンセン原宿店 TEL:03・6418・9669) ピアス¥35,000(VITA FEDE) 右手・スクエアリング¥18,000 ラウンドリング¥16,000  左手・リング¥20,000(以上FLYNK) すべてワールド スタイリング 中に着たジャケット¥60,000 パンツ¥43,000(共にG.V.G.V./k3 OFFICE) シャツ 参考価格¥51,000(KIMHEKIM/エンメ) ブーツ¥19,800(YELLO www.yelloshoes.com

Otoshizuno

天然素材が主役のコンテンポラリーなジュエリー。

nagahama neru

素材本来の美しさをデザインに昇華するブランド『スウス』。自然に抜け落ちた鹿角(おとしづの)を金属や異素材と組み合わせてモード感漂うアクセサリーにアレンジ。ピアス¥31,000 リング 各¥27,000(以上sussus. susvuuu2000@hotmail.co.jp)

Remaining Thread

“残り糸”が綴るファンタジーワールドへようこそ。

nagahama neru

行き場に困っている残り糸を使ってコレクションを作ることをコンセプトにしたNY/香港発のコンテンポラリー・ラグジュアリーブランド『YanYan』のシュシュは、おばあちゃんの手編みチックなデザインが魅力。¥21,000(YanYan/リディア TEL:03・3797・3200)

Interview

サステナブルという言葉を気に留めながらも自分の生活の中に取り入れるきっかけを掴めずにいたと話してくれた、長濱ねるさん。

「今日こうして環境や社会に配慮した素材のアイテムに袖を通させていただくことで、自分なりに糸口を掴めた気がします。サステナブル=異素材で普段着しにくいというイメージがあったのですが、どのアイテムもスタイリッシュで心が躍りました。オシャレしながら“誰か”や“何か”のためになれるって、素晴らしいことですよね。これからお買い物に行くときは、自分なりに生産背景も気に留めていけたらいいなと思いました」

コーデを組むときは、全体のバランスを大切にしているという長濱さん。

「マニッシュなコーデだったらレディなヒールを合わせるなど自分なりにテイストが偏りすぎないように普段から気をつけるようにしています。今日はその感覚をブラッシュアップするという意味でもいい経験になりました。(写真1枚目の)ポロシャツ×デニムのシンプルなコーデもハードなブーツで洗練されたし、(写真2枚目の)セットアップもレディなブラウスとブーツを合わせることで大人の女性の余裕が生まれたのがすごいなって、感動しました」

遊び心たっぷりの小物にもご執心。

「(写真3枚目の)落ちた鹿の角から生まれたアクセサリーや、(写真4枚目の)民族調のデザインがレトロで可愛いビッグシュシュに心がときめきました。ファッションて小物使いひとつで印象がすごく変わるから、アクセントとしていくつか持ち合わせていたいですよね。そんなアイテムも最先端の素材から生まれたものにできたら、私も生産者の方も環境も、みんながハッピーでいられるサイクルが出来上がるはず。情報や知識を常にアップデートしていきたいです」

ながはま・ねる 1998年9月4日生まれ、長崎県出身。「欅坂46」元メンバー。『セブンルール』のほか『legato~旅する音楽スタジオ~』のレギュラーMCを務める。

※『anan』2021年3月24日号より。写真・三吉杏奈 スタイリスト・樋口麻里江(TRON) ヘア&メイク・斎藤紅葉 取材、文・石橋里奈

(by anan編集部)