鈴木伸之、ヤンキー役が多く悩む “28歳で制服”も不安だった…!

2021.3.8
ヤンキーギャグ漫画の金字塔を打ち立てた、西森博之さん原作の『お茶にごす。』(小学館「サンデーコミックス」刊)が実写ドラマ化。主演を務めるのは、『今日から俺は!!』でもタッグを組んだ鈴木伸之さん。

「今作でもヤンキー役。僕ってそんなに不良に見えますかね?(笑)」

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「西森先生の作品にまた出させていただけるのは、とても光栄なこと。ただ、もう何作品目だろうというくらいヤンキー役が多くて(笑)。一つ自分のイメージができたことはとてもありがたいんですが、僕ってそんなに不良に見えますかね?(笑)」

鈴木さんが演じるのは、強面(こわもて)な見た目から、やたらと喧嘩を売られる“悪魔(デビル)まークン”こと、船橋雅矢。

「そんなまークンが、ひょんなことから高校の茶道部に入って、人として成長していく姿が一番の見どころです。強面でもピュアで正義感の強いキャラクターなので、見た目とのギャップが出るように、すっとんきょうな感じを意識して演じました」

舞台となるのは高校の茶道部。鈴木さん自身も茶道の師範のもとに、お点前を習いに行ったという。

「僕はずっと野球部だったので、文化系の部活とは縁がなかったんですが、今回習ってみたら奥が深くて、楽しかったです。先生にオススメされたお茶をタンブラーで持ち歩くくらい、お茶も大好きになりました」

実年齢は28歳。最初はまだ制服を着られるか不安もあったそう。

「リアルな学生を卒業したのは10年前。でも制服に袖を通すと、不思議とあの頃の感覚をすんなりと取り戻すことができました。あと、学園モノだと現場の雰囲気も学生っぽいノリになるので、みんなでゲームをしたり、交換日記をしたり、すごく楽しい空気が流れていて。生徒役の中では最年長だったんですけど、僕が一番はしゃいでたんじゃないですかね(笑)。これからもやれるうちは学生役、やらせていただきたいです」

最後にこの作品を「身構えずに見ていただきたい」と鈴木さん。

「難しい話は一切していなくて、ちょっとした笑いのあるシュールな時間が続いていく作品です。仕事から帰ってきた時やお風呂上がりに、気楽な気持ちで見ていただけたら」

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『お茶にごす。』 偶然入った茶道部で、茶道の心得を知る中で成長していく船橋(鈴木)。平穏な日々は手にできるのか…。出演/鈴木伸之、瀬戸利樹、萩原みのり、久間田琳加ほか。テレビ東京での今年の地上波放送に先駆け、Amazon Prime Videoで3月5日より全12話一挙配信。©西森博之/小学館 ©「お茶にごす。」製作委員会

すずき・のぶゆき 1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。劇団EXILEのメンバー。出演している映画『ブレイブ-群青戦記-』は3月12日、『東京リベンジャーズ』は7月公開予定。2nd写真集『OVERSEAS』も発売中。シャツ¥34,000(RAINMAKER/RAINMAKER KYOTO TEL:075・708・2280) パンツ¥32,000(UMBER/STUDIO FABWORK TEL:03・6438・9575) シューズ¥24,000(TOSS/HEMT PR TEL:03・6721・0882) その他はスタイリスト私物

※『anan』2021年3月10日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・Hirohito Honda(Hirohito Hondaスタイリング オフィス) ヘア&メイク・永瀬多壱(VANITES) インタビュー、文・菅野綾子

(by anan編集部)