岡崎体育、ヤバTにブチ切れ 「白黒はっきりさせたい」こととは?

2021.2.8
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ライバル」です。
Okazaki

ヤバイTシャツ屋さんのこやまくんが「ヤバTの公式ライバルは岡崎体育です」とインタビューなどでよく答えています。「乃木坂46とAKB48のような関係です」と。正直、これ、僕の意見をなにも聞いていないんです。こっち側の主張や了承をまったくとらずに“公式ライバル”宣言されているのですが、これは、どうなっているのでしょうか。この件に関しては「岡崎体育、ヤバTにブチ切れ」とネットニュースのタイトルにつけていただいて、一向に構わないと思っています。僕としては、僕の公式ライバルは斎藤工さんだと思っているので、ヤバTについては正直、眼中にはありません。アウト・オブ・眼中です!

でも、こやまくんからはライバル視されているな……というのはひしひしと感じています。まず、僕の出演番組のオンエアチェックは僕以上にしています。きっと、出演者名“岡崎体育”で自動録画登録をしているはずです。僕の名前でSNSのエゴサもしているようですし、この連載も毎週チェックしてくれているかもしれません。でもはっきり言って、僕よりヤバTのほうが上のことって多いんですよ。CDのセールスだとかライブの集客数やTVCMでの起用数……。それでも僕を追いかけているという姿勢を崩さない彼らに対して、僕は「がんばれ!」といつも思っています。ライバルっていう感覚より「もっと上に行け、行け!」と応援したくなるんです。

彼らとはメジャーデビューのタイミングも同じ。僕のほうが少し先にデビューアルバムをリリースして、オリコンウィークリーチャート最高位9位だった。そうしたらヤバTは「岡崎体育より上の8位を目指します!」と宣言して、実際に7位を獲った。僕もその時は、次のアルバムリリース時に「ヤバT以上の6位を目指す!」と返して、2位を獲れた。そしてヤバTは、昨年発売の最新アルバムで見事に1位を獲得。その時も僕は「売れろ、1位獲れ!」と思っていました。まあ、だから切磋琢磨するいい仲間であることは間違いなく、やはり、よきライバルなのかもしれません。でも、まだ向こうから何の許可申請もないですから! これは、ツーマンライブを企画してもらってそこで何らかの契りを交わしたいところです。意外にもヤバTとはツーマンライブさえしたことがないんですよ。そろそろこの関係、白黒はっきりさせたいところです。

おかざきたいいく 『よなよなラボ』(NHK総合 毎月1回土曜24:05~)、『おはスタ』(テレビ東京系)火曜日、『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック』(NHK Eテレ 毎週火曜22:50~)にレギュラー出演中。

※『anan』2021年2月10日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)