「お金をかけすぎずに応援」が1位! ファン心理を女性150人に調査

2020.10.9
テレビ、雑誌、SNS、配信サービス……多岐にわたるメディアを通して、人と人とが猛烈なスピードでつながり、相手を知ることができる時代。だからこそ、私たちは直接の知り合いでなくても誰かの魅力に気づき、さまざまな形で愛情を抱き、気持ちを届けることが可能となりました。そんな新時代真っただ中のいま、多くの人々に愛される男性たちにフォーカス。彼らの引力の秘密とは!? アンケートを通して迫ります。

Q. エンタメ界やスポーツ界の「愛する男」。その人を好きでいる時に、気を付けていることはなんですか。(複数回答)

questionnaire

A. お金をかけすぎないようにする…40%、何も気を付けていない…27%、家族関係に支障が出ないようにする…19%、時間をかけすぎないようにする…18%、恋愛関係に支障が出ないようにする…14%、仕事に支障が出ないようにする…14%
その他の意見…友人関係に支障が出ないようにする/他のどんなことよりも、その人のことを優先する

理想の相手や世界とのほどよい距離感を大切に。

一番多かった「お金をかけすぎない」をはじめ、家族関係や恋愛、仕事に支障が出ないようにするなど、冷静に向き合おうとしている人が目立つ。「相手に依存するのではなく、現実と余暇活動をきちんと分け、適度な距離感を保ちながら理想の世界を楽しんでいる大人が多いという証拠です。すごく健康的だと思いますよ」(臨床心理士・塚越友子さん)

Q. その人を好きな気持ちが一番高まる瞬間はどんな時ですか。(複数回答)

A. その人の仕事(作品)が素晴らしいと感じた時…48%、写真や動画等で格好いい姿を見た時…45%、写真や動画等でかわいい姿を見た時…25%、面白くユーモアある姿を見た時…22%、その人が世の中で活躍していることを実感した時…19%、その人のスキルや外見・内面の成長を感じた時…16%
その他の意見…知的な姿を見た時/インタビューなどで発信している言葉に感動した時/その人について、知人と話が盛り上がった時/その人についての知らなかった情報を得た時/自分の愛情がその人の力になっていると感じた時

その人が輝くのを見た瞬間とそれを話す時間が至福です。

仕事ぶりに敬意を感じたり、カッコよさにときめいたり、成長を見た時など、その人が輝く瞬間を目撃して感銘を受けた時に、気持ちが盛り上がるという声が多かった。「こうして気持ちが高まり、愛するものへの思いを語っていると名言が生まれやすいこともファンの特徴の一つ。それも誰かを推す醍醐味だと思います」(劇団雌猫・ユッケさん)

Q. 1週間のうち、その人に関連する活動をするのは何日間くらいですか。

A. 1位…毎日、2位…1日、3位…2日

手軽に有名人を見られるいま、毎日が多数派。

毎日、何かしらのファン活動をしている人が1位という結果に。「いまはYouTubeやSNSなど、手軽に有名人を見られるツールがたくさんあることで、生活の時間割に組み込みやすく。私自身、毎日、活動をしない方が難しいです(笑)。“しんどいな~”と思った時に、すっと見られる精神安定剤のような存在なのでは」(イラストエッセイスト・犬山紙子さん)

このアンケートは18歳~39歳の一般女性150名に実施しました。

塚越友子さん 臨床心理士、公認心理師。「東京中央カウンセリング」代表。「水希」名義の近著『不毛なマウンティングをかわす力』(KADOKAWA)が好評発売中。

ユッケさん オタク女子4人による同人サークル「劇団雌猫」のメンバー。著書に『海外オタ女子事情』(KADOKAWA)、編著書に『だから私はメイクする』(柏書房)など。

犬山紙子さん イラストエッセイスト。『スッキリ』(日本テレビ系)などに出演。近著に『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』(扶桑社新書)。

※『anan』2020年10月14日号より。取材、文・重信 綾

(by anan編集部)