“あのイケメンは誰?”とSNSで話題! 今知りたい「華流」俳優7人

2020.9.28
世界の主要都市には必ずチャイナタウンがあるように、マーケットの規模が圧倒的な華流ドラマ。若手イケメン俳優も次々に登場していて、必ずや好みのタイプが見つかるはず。

「新しいスターが続々と出てくる中国は、どの作品にも若手が出ています。ドラマや映画を見て気になった若手はぜひチェックを」(編集者、ライター・小俣悦子さん)

小俣さんの推しは中国の『陳情令』と、台湾の『時をかける愛』『HIStory』。「日本でも『陳情令』が放送され最終回近くは毎週のようにツイッターのトレンド入り。原作のBL小説はアジア圏のみならずロシア、中南米でも人気に。『時を~』や『HIStory』も国境を超えて話題に」。華流イケメンの台頭はますます盛り上がりそう。

いま注目のアジア男子のなかから、華流イケメンたちをご紹介!

グレッグ・ハン(TAIWAN)

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タイムスリップが軸となるラブミステリー『時をかける愛』で注目度UPのグレッグ。「一人二役の演じ分けが上手く、物語も面白い。ブレイクをきっかけに中国へ進出しているので、さらに注目が高まりそう」(編集者、ライター・川口恭子さん)。「金馬奨の作品賞など5部門受賞の『ひとつの太陽』での兄役など一目置かれる存在でした。日台合作ドラマ『路~台湾エクスプレス~』放送中に“あのイケメンは誰?”とSNSで話題に。『時を~』では確かな演技力で魅了」(小俣さん)
©Fox Networks Group Asia Pacific Limited, Taiwan Branch & Three Phoenixes Production Co. Ltd. All right reserved.

リー・シエン(CHINA)

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『ダイイング・アンサー~法医秦明』で注目され、『Go!Go!シンデレラは片想い』でブレイクしたリー。女子大生トンの心をかき乱す孤高のeスポーツ王者ハンの性格や集中力はリー自身に近いそう。ティーン女子だけでなく、その母親層をも虜にし、“国民のボーイフレンド”的存在に! 「ドラマで演じた、硬派なツンデレ男子がハマり役。ワイルドな見た目なので、今後アクション作品にも挑戦してほしい」(川口さん)
写真・Getty Images

フェンディ・ファン(TAIWAN)

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高校時代に学園ドラマ『課間好時光一年二班』でデビューし、大学卒業後に出演の『HIStory2 越界~君にアタック!』でブレイク。ドラマでは様々に変わる表情を見せていてファンは胸キュン。「目鼻立ちのはっきりしたイケメンで、『HIStory2 越界~』では不良少年からバレーボールに打ち込む高校生を演じています。主演した青春映画『下半場(原題)』で台湾のアカデミー賞である金馬奨新人俳優賞を獲得」(小俣さん)
©CHOCO Media Co., Limited

リン・イー(CHINA)

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16歳で北京体育大学に入学し、競技ダンスを専攻中の21歳。「フレッシュイケメン。アイドル育成番組出身で、ドラマ『あったかいロマンス』で知名度を上げた新人俳優」(小俣さん)。『あったかい~』は、突然、同居となった天才理系男子ウェイイーと平凡女子モーの恋を描く王道ラブストーリー。ウェイイーは運動が苦手という設定だったが、新作ドラマ『玲瓏(原題)』では抜群の運動神経を生かしたアクション演技に挑戦。
©2019 Tencent Penguin Pictures(Shanghai) Co.,Ltd

ソン・ウェイロン(CHINA)

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モデル兼俳優で、主演ドラマ『働く女子流ワタシ探し』がNetflixで配信中。「モデルから俳優まで幅広くこなす若手スター。凛々しい顔立ちと抜群のスタイルで、中国のみならず世界を魅了!」(川口さん)。「顔の存在感がすごい。しかも脚長で、スタイルが良く、劇中でも地ベタ座りをしているだけでも画になる。韓国ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』の中国リメイクドラマ『漂亮書生(原題)』も期待」(小俣さん)
写真・Getty Images

デレック・チャン(TAIWAN)

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台湾では“国民の弟”と称され、すでに大人気のデレック。「スラッと背が高く、優しくピュアな印象で表情豊かな演技が魅力です。ラブコメドラマ『年下のオトコ』では、年上女性に振り回される、頼りなさげな主人公役で母性をくすぐった。『いつでも君を待っている』では祖父が営むよろず屋を継ぐ元エリート会社員を温かく演じている。台湾らしい魅力にあふれたハートフルなドラマなので、おすすめです」(小俣さん)
写真・Getty Images

ウー・レイ(CHINA)

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子役として活動し、『ときめき 旋風ガール※』でアイドル的人気を獲得。『スマート・チェイス』でオーランド・ブルームの相棒を演じたり、チャン・イーモウ監督の『SHADOW/影武者』にも出演。「『琅や榜~麒麟の才子、風雲起こす』(「や」は王+邪)でブレイクし、製作費100億円、動画再生回数58億回突破の『蒼穹の剣』の主役に抜擢。凛とした佇まいやキレのいいアクションに注目。中国時代劇ブームを牽引する存在になりそう」(川口さん)*タイトルの※はハートマーク
写真・Getty Images 

アジア男子…エンタメ界でアジアの男たちの勢いが止まらない。SNSやストリーミングサービスの普及で、その熱狂は国境を超えますますグローバルなものになっている。ドラマ『2gether』がツイッターで世界トレンド1位になり、タイのBLドラマに沼落ちする人が続出という一大ムーブメントを巻き起こしているのを筆頭に、俳優としても目覚ましい活躍を見せるボーイズグループメンバーや、華流イケメンの台頭など、今、アジア男子に世界が夢中!

おまた・えつこ 編集者、ライター。編プロで数年、出版社で10年勤務の後フリーランスに。台湾が大好きで『台湾エンタメパラダイス』(キネマ旬報社)20号分を企画・編集。その他『華流日和』『華流スター&ドラマガイド2020』(共にコスミック出版)などを編集。

かわぐち・きょうこ 編集者、ライター。1989年生まれ、愛知県出身。映画・ドラマをこよなく愛し、ファッション誌でカルチャーニュースを執筆中。ステイホームをきっかけに、人生最大のアジアブーム到来。やりたいことは、ドラマ『梨泰院クラス』と『2gether』のロケ地巡り。

※『anan』2020年9月30日号より。取材、文・山縣みどり

(by anan編集部)