座ったままの“ぽっこりお腹”解消トレ 骨盤リセットで便秘解消にも!

2020.6.25
家での時間が多いと、ついいつもより食べすぎてしまい、姿勢もだらしなくなり気がつけばお腹まわりにお肉が……。そんな“ぽっこりお腹”を引き締めるトレーニングをご紹介します!

外出自粛の影響で歩く頻度ががくんと減り、気づけばボディラインも乱れ気味……。なかでも変化を感じやすいのが、脂肪がいち早くつくといわれている“お腹”。

「自宅で座っている時間が増えたことに伴い、姿勢が悪くなっている人が増えています。たとえば椅子やソファにもたれかかって長時間動画を見ていると、背骨が丸まり、お腹の筋肉はほぼ使われない状態に。これが続くとぽっこりお腹になるだけでなく、脂肪が増えて体内で炎症が起こりやすくなり、免疫力低下に繋がる恐れも。鏡を見て少しでもお腹まわりに変化を感じたら、エクササイズで早めに対処しましょう」(パーソナルトレーナー・三浦香織さん)

お腹引き締めに効果的なのは、食事改善+筋トレ。でもその前に骨盤の位置を調整して、美腹を作るためのリセットトレを忘れずに。

「肋骨と骨盤に挟まれたお腹まわりは、背骨があるだけであとは筋肉。つまり筋力が低下すると、筋肉によって支えられていた内臓が下垂してお腹が出たり、代謝が落ちて脂肪を溜め込みやすい体になってしまいます。そこでまずは、呼吸と骨盤調整で内臓と骨盤を正しい位置に整えておくことが大切。筋トレ前に行うことでお腹が引き締まりやすくなるだけでなく、血液循環も促されて、便秘の解消にも繋がります」

歪んだ骨盤を整える。

まずは骨盤を正しい位置に整えて、美しいお腹の土台作りから。「吐く」息を意識することで自律神経が整い、腸内環境の改善にも!

HOW TO:歪んだ骨盤を整えるリセットトレは、筋トレ前、または朝イチやデスクワークの合間など、気づいたときに行うこと。

STEP1:ロングブレス(10回)

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1、椅子に浅く座り、両手を下腹に当てる。鼻から大きく息を吸いながら、お腹を凹ませる。POINT:お腹いっぱいに空気を入れる

2、へその奥側を凹ませた状態のまま、口からゆっくりと息を吐き出す。これを10回繰り返す。POINT:息をしっかり吐き切る

STEP2:骨盤の前後調整(10往復)

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1、椅子に座り両手を腰に当て、手のひらで骨盤を挟む。息を吸うと同時に骨盤を前に倒す。POINT:いっぱい吸って!

2、次に息を吐き出しながら、お腹を丸めるように骨盤を後ろに倒す。交互に10回繰り返す。POINT:なるべく長く吐く!

STEP3:骨盤の左右調整(10往復)

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1、STEP2と同様に両手を腰に当てる。息を吐きながら右のお尻を浮かせて骨盤を左に傾ける。

2、一度スタートの位置に戻り、今度は右に傾ける。みぞおちから上は動かさないよう意識を。POINT:1、2ともに、ゆっくり息を吐きながら!

三浦香織さん 西麻布のプライベートジム『デポルターレクラブ』チーフトレーナー。多くのアスリートや著名人をサポート。著書に『キレイに歳を重ねるPOSITIVE KAORIメソッド』(光文社)。

※『anan』2020年7月1日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・KOMAKI モデル・奥間 唯 取材、文・黒澤祐美 撮影協力・Gap

(by anan編集部)