“運のいい人”になるには? 脚本家・中園ミホが伝授の心得6か条

2020.6.16
数々のヒットドラマを生み出してきた脚本家の中園ミホさんが占いを使って、人生を動かす方法を教えてくれました。

四柱推命による占いは、運気の流れが12年で一周する。

「自分の人生の運気の流れを確かめたら、『今は運がいいからラッキー』で終わらずに、その先へ一歩踏み込んでみてください。占いをどう読み解くのか、そして今の運気を磨くためにどう行動するのかを知り、今度は“占いを使ってみる”。そのためにどうすればいいのかを12か条にまとめてみました。いい運気を呼び込むために、また運気が低迷する空亡期を怖がらずに乗り越えるためにも、ちょっとした心得が必要。占いを信じて使いこなすことで、“運のいい人”になりましょう」(中園さん)

12か条の中の6か条をご紹介します。

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1 運には賞味期限が。乗り遅れちゃダメ。

誰でも運気はアップダウンするもの。運の種類や分量は誰でもほぼ同じで、運をピークでつかまえられるかどうかで、強運な人と不運な人の違いがあると私は考えています。たとえば企業のトップや政治家は、運気が低迷する空亡期でもそれを踏まえつつポジティブに挑戦を続け、それが後の幸運期に大きく成長する姿をたくさん見てきました。サーファーが風向きや波のコンディションを予測して波を乗りこなすように、占いで自分の運気の波を乗りこなしましょう。

2 占いは信じてみて、利用した方が得です。

大切なことを決めるのにはものすごくエネルギーが必要だし、失敗もしたくはない。でもぐずぐずと先延ばしにしていると、せっかくの幸運を逃してしまうことになります。そこで役に立つのが占い。転職、恋愛、結婚などのタイミングも、占いで運気の流れを読み解くことで、「ここが決め時」「ここを逃したら、次のチャンスはしばらく来ない」とわかれば、踏み出すこともできるでしょう。占いは、運気を知り、さらにチャンスをつかむために使うものなのです。

3 柔軟に、楽観的に。複数の占いを使ってみて。

占いの結果が良くないと誰でも落ち込むでしょう。でも私の場合は、例外もあるかもしれない、なんて、楽観的に気持ちを切り替えて他の占いをみます。すると気学、易学、風水、タロットカードなどで占ううちにどれかは必ず良い結果が出てくるのです。占いは自分の気分を上げるためのもの。良いことは信じて悪い結果は他の占いをみて自分の励ましとする、これが私の占いとの付き合い方です。自分を元気づけてくれる占いに出合うまで、探してもいいと思います。

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4 試練の空亡期こそ、大切に過ごすこと。

四柱推命では12種類の運気を繰り返していて、その中で冬の時期にあたるのが「逢魔」「空亡」「未明」。私は運気が停滞する「逢魔」「空亡」の2年間を「空亡期」としていて、この時期は理不尽なことやトラブルに巻き込まれたりする試練の時。「空亡期」は人生の修行の時期なのです。「ここが正念場。必ず乗り越えられる」と逃げずに向き合うことで厄落としになり、その先には、それまでとまったく違った景色が広がり、大きく成長した自分がいるはずです。

5 運命は切り開き、変えられると心得て。

「自分の運命を知るのが怖い」と言う人がいますが、運命は定められたものではなく自分の力と行動、出会う人によって切り開いていくことができるもの。「運の強い人」とは、生まれつき強運なのではなく、どんな困難も乗り越えられる人だと私は考えています。さらに、誰もが人の影響を受けて生きている。だから私は、いま楽しそうにしている人や、仕事やプライベートが順調な人のそばに行くことにしています。幸運の人の周りには幸運が集まってくるのです。

6 いい運気を纏う人のそばにいるべし。

たった一人で強運の人というのはそうはいません。運気は人と人との間で流れているもので、運がそれほど強くはないのにすごく幸せそうな人は、周りの運気をうまく使っているからではないでしょうか。そこで私が調べたのは、お金持ちの人からお財布をもらったら、金運も移るのではないかということ。林真理子さんや、お金持ちのXさんからお財布をいただくたびに、実際にぐんぐんと金運が良くなったのですが、どうやらお金遣いのクセも移るのでご注意を。

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占いの使い方が変わる! 『占いで強運をつかむ』 『やまとなでしこ』『ハケンの品格』『花子とアン』などのヒットドラマを手がけてきた脚本家・中園ミホさんが、中学生時代から学んできたという四柱推命を独自の目線でやさしく教える一冊。マガジンハウス 1300円

なかぞの・みほ 1959年生まれ、東京都出身。’87年、脚本家デビュー。朝ドラ『花子とアン』(NHK)、『ドクターX』(テレビ朝日)等の人気ドラマを手がける。公式占いサイト「解禁! 女の絶対運命」も好評。

※『anan』2020年6月17日号より。イラスト・micca 取材、文・若山あや

(by anan編集部)