藤原竜也「不公平」と竹内涼真に不満!? 映画『太陽は動かない』裏話

2020.5.21
大迫力のアクションも見どころの、映画『太陽は動かない』。過酷な撮影を共に支え合って乗り越えた藤原竜也さんと竹内涼真さんの、良き“相棒”ぶりとは?
fujiwara

――お二人は同じ事務所の先輩後輩ですが、この共演を通してお互いに感じたことはありますか?

藤原:この話をいただいた時、僕は舞台稽古や違う作品も重なっていたんです。そんな状況でトレーニングしろって言われてもムリじゃないですか(笑)。そうしたら涼真が僕の楽屋に来て、ずっと筋肉見せてくるんです。「めっちゃトレーニングしてるんですよ」って。不公平だと思いました。

竹内:あはは(笑)、ちょうどその時期はヒマだったんで…。僕は竜也さんの作品は舞台も映画も毎回観に行かせてもらってたし、共演できるのは本当に嬉しかったです。

藤原:共演して、涼真はストレートに感情表現をする、すごく素敵な俳優だと思った。

竹内:嬉しいです。竜也さんは僕にとって頼もしい先輩。現場で芝居に迷った時は相談に乗ってくれるし、台本読んでいてどうしたらいいかわからなくなったり、行き詰まった時は、セリフ合わせに付き合ってもくれました。

fujiwara

――いい先輩ですね。

藤原:とか言いつつ、僕が連日のすさまじいアクションでいよいよキツくなってきたな…って時に涼真はトム・クルーズのアクション動画を見せてきて「ほら、トムだってこんなにやってるんだから、もっと頑張ってくださいよ」とか言ってくるんですよ。

――それを見て、よし頑張るぞ、ってなるんですか?

藤原:ならないでしょ!(笑)

竹内:あはは!(笑) でもそうやって僕らよりもすごいアクションを見て、奮い立たせるしかなかったんです。

藤原:スタートしたらやるしかないし、常にお互いに背中を押し合っていた感じはするね。

竹内:そんな毎日の中で竜也さんは、ごはんとか率先して「行くぞー」って誘ってくれてありがたかった。酔っ払うとただのおじさんですけど(笑)、面倒見がすごくいい兄貴肌。(市原)隼人さんと撮影が重なっていた期間は、隼人さんが飲んで酔っ払うと部屋に送っていくのは竜也さん。そのあと解放された竜也さんがさらに飲んで酔っ払って、結局僕が、竜也さんを部屋まで連れて帰るという流れでした。

藤原:さすが相棒!(笑)

ふじわら・たつや 1982年5月15日生まれ、埼玉県出身。舞台『身毒丸』でデビュー。代表作は『デスノート』や『カイジ』の実写シリーズ、映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』など。ジャケット¥34,000(ヨーク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575) シャツ¥43,000(バナナタイム/オー! ショールーム TEL:03・5774・1408) パンツ¥16,000(リーセンシィ オブ マイン アバハウス/アバハウス 原宿 TEL:03・5466・5700) シューズ¥36,000(フットストック・オリジナルズ/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)

たけうち・りょうま 1993年4月26日生まれ、東京都出身。初主演はドラマ『仮面ライダードライブ』(テレ朝)。『過保護のカホコ』(日テレ)、『テセウスの船』(TBS)などで注目を集めた。ジャケット¥220,000 パンツ¥106,000(共にエトロ/エトロ ジャパン TEL:03・3406・2655) シューズ¥65,000(パラブーツ/パラブーツ 青山店 TEL:03・5766・6688) Tシャツはスタイリスト私物

『太陽は動かない』 謎の組織AN通信に属する鷹野と田岡は、24時間ごとに本部へ定期連絡しなければ、心臓に埋め込まれた起爆装置が発動し5分で爆死する。二人は任務を遂げられるのか…。近日公開。5月24日よりWOWOWでドラマ版が放送。

※『anan』2020年5月27日号より。写真・森山将人(TRIVAL) スタイリスト・小林 新(UM/藤原さん) 徳永貴士(竹内さん) ヘア&メイク・赤塚修二(メーキャップルーム/藤原さん) 佐藤友勝(竹内さん) 取材、文・若山あや

(by anan編集部)