田中圭「そんなに照れもなかったし。ただ…」ananの撮影を振り返る

2020.3.7
2020年3月、50周年を迎えるanan。そんなananにおいて、お茶目な表情満載の「手みやげ特集」、大人の男の色香が爆発する「SEX特集」など、お芝居同様、表現力の幅が毎回話題になる田中圭さん。初登場は15年前! 撮影での思い出も多岐にわたります。
tanaka kei

田中圭さんのanan初登場は’05年。この頃多かったのが、恋愛特集内で男子の本音を語るインタビュー。

「恋愛について聞かれるのは全然平気でしたけれど、いま過去の自分のインタビューを読み直すとむちゃくちゃ恥ずかしい。仕事に関しての考え方は当時からほとんど変わってないんですけれど、恋愛観について…その時その時の状況がモロに出てる…から(笑)」

そして何といっても昨年のSEX特集では、その程よく鍛えられたたくましくセクシーな肉体を大胆に披露してくれた。

「最初、マネージャーから裸での撮影があると言われた時は、いいカラダの特集だと思っていたんです。そしたらSEX特集だって聞いて俺が? とは思いましたが(笑)。企画の“幸せなSEX”というテーマも素敵だし、もともとそういうことは恥ずかしがったり、隠すようなことでもないと思っているので、そんなに照れもなかったし。ただ、あの時に撮影していたドラマ『あなたの番です』の現場で、意外そうな顔もせずに共演者のみんなが淡々と誌面を見ていた時は、『もうちょっと何かないの?』とは思いました(笑)」

センシティブな内容にもかかわらず、明るく現場を盛り上げてくれた田中さんのおかげで、終始撮影は多幸感あふれる雰囲気に。

「単純に撮影が…楽しくてしょうがなかったです。こういう撮影って、照れようと思えばいくらでも照れられるわけですけど、俳優としてのギアを一個入れて、相手のことを好きな気持ちで臨んだら、楽しくなって」

以前は写真を撮られるのが苦手だったそう。

「一昨年、取材の数がとても増えたんです。一番多かった時は月に60本くらい。でもそれをストレスに感じて仕事するのも嫌だし、そもそも相手に失礼だなと思って、楽しむ方向に気持ちを切り替えたんです。どうせそんなに続かないだろうし、スターになったつもりで、この状況を楽しもうって」

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もし次にananに登場されるならどんな企画がいいですかと尋ねると、「占いか、カラダを鍛える系か…」と悩んだ後、茶目っ気たっぷりの笑顔で「かわいい子とのデート企画はいつだってやりたい!」と。そんな田中さんに自身の50年後を想像してもらった。

「かろうじて生きていたら、ちょっといい老人ホームに入ってゆっくり過ごしたいです」

tanaka kei

No.1464(2005年6月1日号)
初々しい恋愛観も新鮮。記念すべき初登場号。
田中さん初登場は恋愛特集。20歳当時のピュアな恋愛観を語ったインタビューを読み返し「こんなこと言ったかなぁ…言ったんだろうなぁ~」と苦笑い。この時の撮影は私服だったそうで、そこも懐かしんでおられました。

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No.2125(2018年11月7日号)
贈り物を渡す前のワクワクをストーリー仕立てで撮影。
ドラマ『おっさんずラブ』の大ヒット後、「取材の数がめっちゃ増えた」まさにその最中。「自分でプレゼントを作ったのを覚えてる」。手みやげ特集に絡め、自身でリボンをかけたギフトを持って外出するまでの物語に。

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No.2163(2019年8月14・21日号)
彼女に向ける優しい眼差しとたくましいカラダで魅了。
愛のあるセックスをテーマにカップルの幸せな休日をイメージして撮影。その潔い脱ぎっぷりも含め、真っ向から撮影に取り組む田中さんに、カメラマンもノリノリに。インタビューの飾らない言葉も“らしさ”全開でした。

たなか・けい 1984年7月10日生まれ、東京都出身。俳優。4月クールのドラマ『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレビ東京)に出演するほか、6月19日には主演映画『ヒノマルソウル』公開も。インナー¥25,000 ニット¥138,000 パンツ¥74,000 シューズ¥120,000(以上Maison Margiela/Maison Margiela Tokyo TEL:03・5725・2414)

※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・山本隆司 ヘア&メイク・大橋 覚(VANESSA+embrasse) 取材、文・望月リサ

(by anan編集部)

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