三吉彩花「実は体調を崩したり…」主演ミュージカル映画の舞台裏

2019.8.1
映画『ウォーターボーイズ』や『ハッピーフライト』でおなじみの矢口史靖監督の最新作『ダンスウィズミー』。コメディ・ミュージカルという意外性もあって話題沸騰中の本作で、オーディションを経てヒロインに抜擢されたのが、女優としてまさに開花中の三吉彩花さん。
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「矢口監督には、オーディションでは不機嫌そうだったと言われますけど、そんなつもりなくて(笑)。ただ、すごく緊張していたんです。ミュージカルがもともと好きだったので。受かる、受からないというより、トライしたいと思って挑戦しました」

クランクインの3か月前から稽古の日々。話題作の主演ということもあり、相当なプレッシャーがあったと振り返る。

「国内外にファンのいる矢口監督の最新作で、ミュージカル映画でもあるということでみなさんの期待値も高くて。常に頭の上に岩が乗っているような感覚でした。実はキャパオーバーして体調を崩したりもして。でも、それだけしても乗り越えるべき壁だった。新境地を開拓できたと思います」

ミュージカル嫌いな主人公が催眠術にかかり、音楽が流れたら突然歌い踊りだす。そんなコメディ要素が注目されがちだが、実は、ひとりの女性の成長物語でもある。

「今回演じた静香と私は、リンクする部分がほとんどなくて。逆にそれが新鮮でした。だから何も考えずに、監督が求める静香というゾーンに、忠実に近づいていくことだけに集中しましたね。彼女が自分探しをするロードムービーの部分もありましたし、静香に寄り添うことで、一緒に成長させていただいたところもあると思います」

そして、チームワークのいい現場が、より作品を高めてくれたとも話す。

「ミュージカルをゼロから作っていく中で、キャストもスタッフもコミュニケーションをとりながら、補い合いながら作れました。監督も、こんなに寄り添ってくれるんですか!? ってくらい、親身に接してくださったので、安心して現場にいられました」

自分自身を“サバサバとした性格”と言うように、オンとオフもきっちり分けるタイプ。これからのビジョンも明確だ。

「物心ついたときから思考が海外に向いていて。日本の文化も好きだけど、ハリウッド映画とかに興味があって。自分の国や身の回りにないものがすごく好きだったんですよね。今後は女優としても、海外の作品に関わっていけたらいいなと思います」

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『ダンスウィズミー』 催眠術のせいで、音楽が聞こえる度に歌い踊りだすカラダになってしまった静香。所かまわず踊れば踊るほど日常がメチャメチャに! クセ者たちとの出会いと度重なるトラブルの末に、恋も仕事も失った静香を待つ運命とは? 原作・脚本・監督/矢口史靖 出演/三吉彩花、やしろ優、chayほか 8月16日より全国公開。©2019「ダンスウィズミー」製作委員会

みよし・あやか 1996年6月18日生まれ、埼玉県出身。小学生の頃からモデルとして活動し、雑誌『Seventeen』のモデルを経て女優として活躍。2020年秋には映画『Daughters』の公開も控える。

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※『anan』2019年8月7日号より。写真・杉江拓哉(TRON) スタイリスト・道端亜未 ヘア&メイク・牧野裕大(vierge) 取材、文・野村紀沙枝

(by anan編集部)

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