「美腸」の6つの条件とは…おへその形が横長だと注意?

2019.7.20
便秘知らずで、肌もピカピカ。ダイエットも成功! …そんな人の腸内は一体どんな状態?
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腸は目に見えない臓器。“美腸”になりたいと思うけれど、そもそもどんな姿がベストなの?

「小腸と大腸の両方がスムーズに機能し、消化・吸収・排泄活動をしっかり行える腸が理想。キレイな腸は、あたたかくてフワッとやわらかいのも特徴です」(日本美腸協会・小野咲さん)

“美腸”の具体的な条件は、後述するが、「宿便がない」「ぜん動運動が活発」など、すべてを満たすのはハードルが高そうな気も。

「確かに、20~30代の女性で美腸の条件をすべてクリアしている人は2割ほどだと思います。でも、腸はちょっとした心がけでみるみる変わる臓器。適切なケアを始めれば、早ければ約2週間で改善し始めますよ。効果はなかなか目に見えませんが、冷えやむくみが取れたり、美肌になるなど、徐々に実感値として表れるでしょう」

美腸のイメージを頭に入れて、今日から美腸を目指そう!

宿便※がたまっていない

食べたものが便となり、排泄されるまでの時間は約24時間。よって、食事を摂るたび作られる便が24時間後に順次排泄されていくのが理想。「ただ、食べたものにもよるので、1日1回排便があり残便感がなければ宿便はないといえます」(小野さん)

※日本美腸協会では、小腸にたまった老廃物と、大腸でうまく排出されない便を「宿便」と定義。

ぜん動運動が活発

大腸が尺取虫のように規則的に動き、便をせっせと運んでいる状態。一日の中でも動きに波があり、昼間が最も活発。「朝食をきちんと摂って腸を刺激し、ぜん動運動のスイッチをオンにして」。おなかがグーッと鳴るのは、ぜん動運動が活発な証拠。

正しい位置にある

腸は体の中で浮いている臓器。腸の中心がおへその高さあたりに位置し、骨盤の上におさまっていればOK。正しい位置にあれば腸は正常に動いてくれる。「おへその形が横長だと、腸が下がっているサイン。腸の位置をリセットするケアを実践して」

腸内フローラが整っている

「腸内フローラ」とは、腸内細菌のかたまり。このかたまりの中に、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が、「2:1:7」のバランスで存在しているのがベスト。日和見菌は、善玉菌・悪玉菌の量に影響されるため、善玉菌が優位な状態にキープすることが大切。

常にあたたかい

あたたかい腸は、消化機能がしっかり働き、ぜん動運動も活発。腸の近くにある腹部大動脈の血流がよく、おなかにある大きなリンパの流れもスムーズで、腸にしっかり熱を届けているのだ。「おへその下に手をあてて、あたたかければ腸も冷えていません」

腸壁がむくんでいない

腸壁に余分な水分があると、食べたものの消化・吸収力がダウン。腸の水分代謝がスムーズでむくみがなければ、体内の水分代謝もよく、全身もむくみ知らずに! 腸に水をためこむと、腸の冷えやたるみにもつながるので、水はけのいい腸を目指そう。

小野 咲さん 一般社団法人日本美腸協会代表理事。極度の便秘経験から、腸マッサージの開発や美腸エステ(R)『GENIE』を立ち上げる。最新著書は『腸が変われば、人生変わる 美腸の教科書』(主婦の友社)。

※『anan』2019年7月24日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・神武春菜

(by anan編集部)

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