「たぶん相方にはバレてないと思います」和牛、それぞれの恋愛模様…

2019.7.13
若手漫才日本一決定戦、『M‐1グランプリ』で史上初3年連続準優勝。ボケの水田信二さんとツッコミの川西賢志郎さんからなる、実力派コンビ・和牛。ネタの豊富さ、テクニックの見事さを支持するお笑いファンは多く、一方で彼らのすっきりしたルックスと上品な芸風に魅了される女性ファンも急増中です。
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――昨年の『M‐1グランプリ』も残念でしたね。審査員の松本人志さんをはじめ、高い評価をしてくださった方も多かったのに。

川西:優勝を逃した直後は「また負けたぁ。キツいなぁ」「これからどうしようか」とは思いましたけど。落ち着いてからは、また新しい気持ちで漫才に取り組んでいこうってプラスにとらえてますね。

水田:僕ら2015年で6位やった時も含めて、『M‐1』決勝に4回出てるんですけど、7本も漫才やってるんですよね。僕らが最高と思う大会で、僕らが面白いと思う漫才をそれだけ披露できたんで、わりとすっきりしてるんですよ。

川西:負けて出て、また負けて出て(笑)。“毎回惜しいとこまでいってる人たち”という認識で注目してもらえて、仕事が増えたというのもありますしね。

――毎年恒例の単独ライブツアーが今年は「いま、会いにゆきます~そして漫才します~」というタイトルで全国8か所で開催されます。どんな構成ですか?

水田:去年は漫才を4本と、あとはみんなで楽しめる企画だったんですけど、今年は漫才多めでいこうと思います。

――漫才は新しく作るんですか?

川西:ツアーのために新しく作るものもあるし、毎月新ネタは作っているので、できたものを練ってやるということもありますね。

――そんなに新ネタを作るのは大変じゃないですか。

川西:時間はかかりますね。でも新ネタを作るというのは漫才師として、大事な作業ですから。

水田:漫才に関してはふたりで議論になることもあるし、大変ではありますけど。でも、しんどいとか、イヤって感覚はないですね。

――和牛の漫才を生で見たいというお客さんも多く、今いちばんライブのチケットが取れないコンビと評判ですよね。

川西:特に去年は大きな劇場でツアーをしたので、正直、そんなにお客さんが来てくださるか、不安やったんです。それがどこも満員になって、嬉しかったですね。

水田:僕ら4~5人しかお客さんいないライブからスタートして、なかなか人気出なかったんでね。

川西:全国ツアーを始めた最初の頃は気負いすぎてましたけど、今回は自分たちも楽しくできて、お客さんにも楽しんでもらえるライブにできたらいいなと思います。

――テレビ出演も増え、お忙しい中で息抜きはなんですか?

水田:酒と漫画ですかね。

――どんな漫画が好きですか。

水田:いっぱいありすぎて、ひとつに決められないですね。今20以上の連載を読んでるんで。電子書籍で買ってるんですけど、一晩で100冊買ったこともあります。『M‐1』が終わった夜ですけど。

――川西さんの息抜きは?

川西:僕もお酒と、ごはん食べることと、あとは睡眠です。

――お酒を飲んだらどうなるタイプですか?

川西:ただただ、眠た~くなる。

水田:僕は酔うと甘えたくなるタイプです。特に女性とふたりきりで飲んでる時は(笑)。

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――おふたりとも独身ですが、恋するとどうなるタイプですか?

水田:川西は顔に出さないです。

川西:僕は何に対しても感情の振り幅が薄いんですよ。喜んでても疲れてても、あまり激しく表に出ないんで。恋愛をしてる時も態度にあまり出ないですね。

水田:コンビ組んで13年になりますけど、川西の恋愛にほとんど気づいたことがない。

川西:彼女がいる時も、たぶん相方にはバレてないと思います。

水田:川西が他の誰かと恋愛の話をしてるのを横で聞いて「へぇ、今彼女おるんやぁ。へぇ~~」ってやっとわかったりする。

川西:まぁ、コンビで「今、誰かとつきあってんの?」なんて話をわざわざしませんからね。逆に水田君が他の人としゃべってるの聞いて、「あぁけっこう長いことつきあってるんや」とか、「この会話の感じは別れたってこと?」とか、じわっとわかるんです。

――コンビを組む相手を探していたおふたりが初めて会った時、水田さんがいきなり恋バナをしたって聞いたことがあるんですが。

川西:水田君がバイト先で気になる子にどう近づいたらいいかっていうのを、恋愛相関図みたいなのを描いて、見せてくれました。

水田:コンビ組む前の初顔合わせの段階だったんで、相方に恋愛を語ってる感覚はなくて。でもよう考えたら、知り合ってすぐそんなこと言うのはどうかと思うけど。

川西:でもそれが水田君の魅力やと思ったなぁ。僕ら吉本の養成所の同期やったけど、面識はなかったし、年齢も違うから、そうやってぱっと距離を詰めてくれたのは、すごくありがたかった。

――関西で放送されている冠番組『和牛のギュウギュウ学園』で水田さんは、好きになった相手は絶対落とす“恋愛スナイパー”だとおっしゃってましたよね。

水田:僕はすぐ人を好きになる“恋多き男”なんです(笑)。

――今でもスナイプの腕は発揮されてるんですか?

水田:「可愛い」とか、「好き」とか思う人はいっぱいいますけど、今はその場かぎりで終わってしまう一目惚ればっかり。

川西:昔はバイト先とか接点が多い人が相手やったから、スナイプできたみたいなんですけど。今は一撃で仕留める投げナイフみたいなの持ってないと難しいよなぁ。

水田:だから、最近はスコープから覗いてるだけで、撃ち落とせてない恋愛スナイパーなんです(笑)。

わぎゅう 2006年コンビ結成。『M‐1グランプリ』’16~’18年の3年連続準優勝。ボケ担当の水田信二(1枚目写真右)は’80年生まれ、愛媛県出身。調理師免許を持ち、料理人として働いた経験あり。チャームポイントはサッカーで鍛えた太もも。ツッコミ担当の川西賢志郎(左)は’84年生まれ、大阪府出身。酒とお祭りと釣りを愛する男。チャームポイントはスレンダーな腕に浮き出た血管。

現在、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)水曜日、『王様のブランチ』(TBS系)などで活躍中。毎年行っている人気の単独ライブ、今年は「和牛の全国ツアー2019 『いま、会いにゆきます~そして漫才します~』」。新作漫才数本とふたりが企画したお楽しみコーナーで構成される。昨年は水田さんのギター演奏が披露されたが、今年は何が飛び出すか? 7/21広島、8/1愛媛、8/11宮城、8/18大阪、8/30北海道、9/20東京にて公演。チケットよしもと http://yoshimoto.funity.jp/

※『anan』2019年7月17日号より。写真・小笠原真紀 インタビュー、文・伊藤愛子

(by anan編集部)

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