「ダイエットは明日から」の人に…サプリ&お茶だけの「腸活ダイエット」

2019.6.8
ダイエットをやらなきゃと思いつつも先送りにしてしまう「延期型女子」。確かに、いきなり運動を始めるのはハードルが高いですよね。まずは“飲むだけ”の手軽さが魅力のサプリやお茶で内側を整え、痩せやすい体にアプローチしましょう。続けやすいのも魅力!
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注目の整腸サプリで代謝UP

腸内環境の改善がキレイに痩せるコツ。

配合される成分で効果が異なるダイエットサプリ。現在の主流は3タイプなんだそう。

「ギムネマなどで栄養の吸収を緩やかにするブロック系、カフェインやLカルニチン、ヒハツなどが脂肪にアプローチする燃焼系、乳酸菌などで腸内環境を整える整腸系。ブロック系は食事前、燃焼系は運動時など、目的に合わせて適切なタイミングで飲むと効果的です」(ボディメイクトレーナー・桑原弘樹さん)

なかでも最近は、腸活ブームにより整腸サプリの注目度が上昇中。

「腸と脳は密接な関係があり、全身に大きな影響を持つ臓器。なかなか痩せない人は、腸の状態が悪い可能性も。腸内環境が改善すると、代謝が上がって食べても太りにくい体質になります」

腸内を整え、体質改善したうえで運動や食事制限を取り入れることでダイエット効果がアップ。

「間接的ではあるけれど、キレイに痩せるには重要なプロセス。最近は種類豊富な整腸サプリが揃っているので、自分の腸内環境に合うものを探してみましょう」

飲み方のコツ

100~150ccの水の量で2週間続けよう
サプリの吸収や働きを妨げる可能性があるので、お茶や牛乳で飲むのは避けるのが正解。たっぷりの水で胃まで届けて。また、自分の腸内環境に合うか見極めるには、2週間ほど継続を。体重などに変化があれば◎。

DHC「デトクレンズ」

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多孔質の構造が吸着・排出パワーを発揮するヤシガラ活性炭が、老化や肥満につながる糖化産物&脂質をオフ。腸内環境を改善する乳酸菌や酵母も配合。90粒¥1,800(DHC TEL:0120・333・906)

富士フイルム「メタバリアEX〈機能性表示食品〉」

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サラシノールが糖の吸収を抑えるうえ、吸収されず残った糖が善玉菌を育て、腸内環境を整える効果アリ。継続摂取で内臓脂肪にもアプローチ。240粒¥4,570(富士フイルム TEL:0120・241・946)

+α効果のお茶で効率痩せ!

目的別の飲み分けで効果UPを狙って。

ダイエットやアンチエイジングなど、幅広い健康効果で知られるお茶。「お茶大学」校長の大森正司先生によると、緑茶の渋み成分であるカテキンには脂肪の吸収を抑える効果や整腸効果、利尿作用によるデトックスなど、さまざまな作用があるという。

「緑茶に限らず、紅茶や烏龍茶にも同様の効果があります。というのも茶葉の発酵度が異なるだけで、これらはすべて同じ種類の植物。発酵によって紅茶はテアフラビン、烏龍茶はビスフラバノールに一部構造が変わりカテキンの含有量が減ったように見えますが、どちらの成分も元はカテキンなので効果に大きな差は生じないのです」

お茶自体が持つこの効果に加え、近頃は痩せ機能を強化した進化型のお茶も数多くリリース。便通の悩みや内臓脂肪など、目的別のアプローチを踏まえて飲み分けることで、効果的にすっきりした体へと近づくことが可能に。

「ただし、お茶さえ飲めばいいわけではありません。生活スタイルを見直し、適切な量の食事や運動を心がけることも大切です」

飲み方のコツ

1~2時間間隔で100~200ccを飲みカテキンの補給を
体が吸収できるカテキン量は限りがあり、一度に大量に飲んでも持続効果は少なめ。常時カテキンを働かせるには間隔を長く空けずこまめに飲むことが重要に。半年間正しい飲み方を続ければ体の変化を感じるはず。

SUNTORY「おいしい腸活 流々茶」

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烏龍茶に水溶性食物繊維イヌリンをプラス。イヌリンから生成される短鎖脂肪酸が腸の運動を活発にし、排泄をスムーズに。500ml¥150(サントリーお客様センター TEL:0120・139・320)

FANCL「大人のカロリミット すっきり無糖紅茶〈機能性表示食品〉」

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食物繊維(難消化性デキストリン)を配合し、食事からの脂肪や糖の吸収を抑制する。香り高い紅茶はパンなどの軽食にも合わせやすいからオススメ! 500ml¥140(ファンケル)

桑原弘樹さん 桑原塾主宰。トップアスリートやモデルのボディメイク指導のほか、スポーツサプリメントの企画開発も行う。『サプリメント健康バイブル』(学研プラス)など著書も多数。

大森正司先生 大妻女子大学「お茶大学」校長。お茶から得られる健康効果をわかりやすく伝えるお茶博士として、幅広いメディアで活躍。『お茶の科学』(ブルーバックス)など、著書多数。

※『anan』2019年6月12日号より。写真・中島慶子 イラスト・小迎裕美子 取材、文・真島絵麻里

(by anan編集部)

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