ちゃんみな「バケモノ級に歌が上手い」と語る新世代歌手と対談

2018.9.8
リアルな心情をビートに乗せる19歳のラッパー/シンガー・ちゃんみなと、驚異的な歌唱力で世界を目指す、18歳のR&Bシンガー・RIRI。若者の熱狂の中心にいるふたりの対談をお届け。

新世代の2人のアーティストがいま感じる&生み出す熱狂。

ちゃんみな

――「熱狂の現場」と聞いて思い浮かぶ瞬間は?

ちゃんみな:やっぱりライブ中じゃないですかね。

RIRI:絶対そう。興奮しかないね。ライブを超える楽しさは今までになかったって思う。初めてステージに立った時から、“何これ!”っていうくらい喜びが半端なくて。それからずっとライブをする時は楽しさしかありません。

ちゃんみな:ライブ中はもちろんだけど、私はステージにスタンバイした時も好き。一瞬シーンとして、観客のみんなが歌い始めるのを待っている時に、興奮して“きたー!”って思います(笑)。

――お互いの、こういう部分がアーティストとして人を熱狂させるのでは? と思う部分はどんなところですか。

ちゃんみな:RIRIちゃんはバケモノ級に歌が上手い! 世界が認める歌声だと思う。

RIRI:嬉しい! ちゃんみなさんはラップで心の内側をたくさんの人に語れる力がすごい。わかりやすいラップで共感できるし、言葉の選び方や伝え方が素晴らしいから。

――おふたりには、海外での音楽制作を積極的にされているという共通点もあります。どんな刺激を受けていますか。

ちゃんみな:私の場合、海外から帰ってきた時に“日本って本当はこうだったんだ!”とか“日本のここがいいな”って気付けたりするのが新鮮。海外に滞在している時より、むしろ帰国した時のほうが刺激を受けるかもしれない。

RIRI:私はロサンゼルスで受ける刺激が大きいですね。音楽的にも、いわゆる人気曲が日々入れ替わっていくし、ジャンルもさまざま。ただし、根強い人気の曲も、ラジオをつけたら超ループしてる。

ちゃんみな:どこに行ってもカーディ・Bがかかってたり。

RIRI:あとドレイクね。

――海外も視野に入れつつ、ソロとして戦うのは覚悟が要りそうだなと思うのですが…。

ちゃんみな:うーん、大変さはあんまり感じないですけどね。自己プロデュースにしても、やりたいからやってるし。

RIRI:大きな夢を叶えるにはどうしたらいいのかな? と考えることもありますし、もちろん譲れないところもある。でも周りのスタッフや、曲を待ってくれている人のためにも、「こっちのほうがいいね」って周りのアイデアを取り入れることもあります。

――そんなおふたりが、音楽で生み出す熱狂を通じて伝えたいメッセージは?

ちゃんみな:可能性は無限大だから一緒にがんばろう! ってライブでも伝えています。

RIRI:高校生活を送る中で、友達から「音楽活動をしているからいいな」と言われたことがあったんです。でもひとりひとりに何かしらの才能が絶対にあるし、その花を咲かせたら世の中のみんなが幸せになると思う。だから、可能性を諦めずに信じてほしいな。

ちゃんみな:時代や新しい文化は若い世代が作るべき!

ちゃんみな 日本語、韓国語、英語を操る19歳のトリリンガルラッパー/シンガー。2017年2月に『F××KER』でメジャーデビュー。作詞・作曲・トラック制作、ダンスの振り付けまでセルフプロデュースする。

リリ 世界での活躍を目指す18 歳のPop/R&Bシンガー。インディーズ時代に発売したEP『RUSH』がiTunes R&B/ソウルチャートで1位を記録。2018年2月にアルバム『RIRI』でメジャーデビュー。

※『anan』2018年9月12日号より。写真・野呂知功(TRIVAL) 取材、文・上野三樹

(by anan編集部)


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