放心状態に? モー娘。’18メンバー3人がライブを語る

2018.9.9
幾多のアイドルグループの中でも、独自の存在感を放つモーニング娘。’18。メンバーの佐藤優樹さん、加賀楓さん、横山玲奈さんに、グループにかける思いなどを聞きました。
Silhouette crowd cheering

佐藤優樹

ライブは笑って泣いて、すごく快感! 客席で泣いている方を見ると、感情が透明な涙になってこぼれ落ちてるんだな、いいコンサートができたんだなって安心します。20周年コンサートで、OGの皆さんが登場したときの会場の熱狂はほんとうにすごかった! コラボさせてもらって嬉しかった一方、私の歌のパートがなくなって悔しさも感じました。

普段のライブでも、盛り上げきれないと終演後は相当落ちます…。でも、後悔自体はまったく恐れていないんです。悔しさって、何がダメだったのか考えるきっかけになるし「変わらなきゃ」って思えるから。優樹には、他の人に負けたくない気持ちがあまりないんですよね。それよりも、つんく♂さんが作ってくれる曲に勝ちたい。曲の持つ喜怒哀楽をちゃんと表現したくて、自分なりに練習してレコーディングに臨むけど、「リズム感がない」「ここで時間使ってる場合じゃないから。次!」って、まだまだ厳しいこと言われます…。でも、ずっとモーニング娘。を支えてきた信頼できるスタッフさんが怒ってくれるから成長できるんですよね。今は、先輩たちが作り上げたモー娘。という看板を錆びさせないことが優樹たちの役目。それが、モー娘。を好きと言ってくれる皆さんに喜んでいただけることになるのかなって。

加賀楓

モーニング娘。は、常に進化しているグループ。メンバーがひとり替わるだけでグループの色がガラッと変わり、音楽やダンスのジャンルも新しくなっています。これからも進化は止まらないと思うし、ハロプロの他のグループや、他の期間のモーニング娘。には負けたくないですね。私たち’18の強みは、何といってもライブパフォーマンス。お客さんから声をもらうと力がみなぎります。

振り付けを覚えるのは早いほう。研修生の頃、いろんな曲を繰り返し踊ってきたおかげです。ライブでは、目を引くポイントを作って、お客さんの脳にガツンと植え付けたい。「邪魔しないでHere We Go!」のイントロダンスには自信があります。アイドルグループって、普通はセンターに立つのが嬉しいんですけど、ライブに力を入れているモーニング娘。においては、立ち位置はあまり関係ないと思ってます。お客さんが私たちを遠くに感じないようにできるだけ目線を合わせたり、顔を上げて笑顔を送ったり、端には端の役割が絶対にあるんです。

過去一番熱狂したライブは、去年の春ツアー。ラスト曲「ブラボー!」で、お客さんから掛け声が上がった瞬間、体から緊張がふわっと抜ける感覚がして、放心状態になっちゃいました。ちなみに、趣味のガンプラで巨大なやつを作り上げた達成感もかなり大きいです(笑)。

横山玲奈

おそらく私たちのグループは、上下関係に関しては結構厳しいと思います。でもそれは日常生活においてだけで、パフォーマンスに関しては、年下のメンバーも意見を言いますし、先輩たちは後輩を褒めてくれるし、的確なアドバイスをくれる。尊敬をしつつも、みんなでディスカッションができる空気があることが、モーニング娘。‘18の結束力、そして美しいフォーメーションダンスにつながっている気がします。あと、個人のレベルでいうと、やっぱり全員、すごい負けず嫌い。リハーサルでは涼しい顔をしていても、たぶんみんな、家に帰ってから超練習してるんですよ。で、次の日サラッと、前日できなかったことができるようになっている(笑)。一人ひとりの負けん気と向上心、それが集まることで生み出されるパワーこそが、私たちの武器です。

ファンの方々、全員に感謝をしていますが、最近特に女性が熱狂してくれているのを感じていて、私も女子なので、やっぱり素直に嬉しいです。その理由? うーん、つんく♂さんが描く女性像、なのかな。‘14以降の曲は特に、カッコいい感じの主人公が多くて、私も歌っていて、「分かる~!」と思う歌詞がたくさんある。かわいいだけじゃない、女性の“本当の部分”みたいなものを歌えているモーニング娘。は、カッコいいと思います。

佐藤優樹 1999年5月7日生まれ、北海道出身。A型。10期。メンバー間で熱狂しているのは、スイーツ話。「みんなが爆笑しながら話しているのを見て、元気をもらってます」

加賀楓 1999年11月30日生まれ、東京都出身。A型。13期。推しキャラは『鉄血』のヤマギ。アイドル育成ゲーム『アイドリッシュセブン』にも飯窪さんと熱狂中!

横山玲奈 2001年2月22日生まれ、埼玉県出身。O型。13期。最近夢中なのはフランスパン。何も挟まず何もつけず、ちぎって食べるスタイルがお気に入りだそう。

※『anan』2018年9月12日号より。取材、文・小泉咲子 保手濱奈美 重信 綾 ©Nosyrevy

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