モー娘。’18そろったダンスの秘訣は「つんく♂さんから直接…」

2018.9.6
変化し続けるアイドルグループ・モーニング娘。’18。著名人のファンも多く抱える彼女たちの魅力に、インタビューで迫りました。今回はメンバーの中から、牧野真莉愛さん、生田衣梨奈さん、石田亜佑美さんのインタビューをお届け。
Enjoying great concert

牧野真莉愛

モーニング娘。って、元気をくれるアイドルだと思うんです。私自身、子供の頃にモーニング娘。から元気をもらっていて、今度は自分が誰かにお返ししたいって思ったのが、加入のきっかけでした。そのパワーの源はというと…たくさんの“愛”があることかな。ファンの皆さんの愛はもちろん、20年前からモーニング娘。を作ってくださっている先輩方の愛もあります。そして何より、私たち自身がモーニング娘。が大好き! それが見ている方に伝わって、応援したいっていう気持ちにつながっているとしたら、すごく嬉しいですね。

最近は、フォーメーションダンスに注目していただくことが多いんですが、実は隠し味的に細かくリズムをとっているのがポイント。このリズムは、モーニング娘。に入るときに必ず教わるもので、私はハロプロ研修生時代に、つんく♂さんから直接、指導していただきました。かかとを上げながら、脚がパンパンになるほど繰り返し練習するんです。それがダンスの最初から最後まで入っているところが、一体感を出せるヒケツだと思います。

あまり先のことは考えていないけど、もしも今のまま体が動くなら、ずっとモーニング娘。でいたい! 私が好きな野球選手も45歳の今も現役なんですよ。だから、やってできないことはないですよね?(笑)

生田衣梨奈

フォーメーションダンスは、少しのズレもなく揃えるのが大前提。自分のいる位置を徹底的にカラダに叩き込みます。フリーのパートでは、自分らしい魅力を出したくて、K-POPアイドルのBLACKPINK、TWICE、CLCなどの動画も見て研究してます。ただ彼女たちのダンスはしなやかで女性らしい動きが多くて、キレが持ち味のモー娘。でやると浮くこともあるので、必ずリハーサルで試すのが大事ですね。リハも全力で臨みますが、やっぱり本番の熱狂した会場とは全然違う。お客さんがいることでいい緊張感が生まれるし、狙ったところで歓声が上がるとゾクゾクするんです。ライブでは、セットリスト後半のわちゃわちゃできる曲が楽しみ。前半で真剣にカッコよく決めてるのはそのためかもってくらい(笑)。

同期でリーダーの譜久村聖とのコンビは、ファンの皆さんにも愛していただけていると思います。彼女とは喧嘩もするけど、お互い信頼し合っているからこそ。私はサブリーダーなのに、MCでもボケ倒してて、それらしいことを何にもしてなくて(笑)。そんな私にできるサブリーダーらしいことって、聖の話を聞いてあげることだけなんです。これからは、フォーメーションダンスだけに頼らず、変化を続けて、私たちの時代のモーニング娘。を象徴するようなテーマを見つけたい!

石田亜佑美

コンサートでは、“今、私は楽しんでいます!”という気持ちを自分の中だけで完結させず、観に来てくれた人に届けることを大切にしています。そんな私の気持ちと、ファンの皆さんが発してくださるエネルギーのぶつかり合いが、熱量の高いライブを生み出す最大の要因になっていると思う。モーニング娘。には20年の歴史があるけれど、今が一番熱いライブをしている自負があります。私の武器はダンスで、特にソロで踊るときは“私だけを見なさい!”という、オラオラした感じや多少の圧を出しながらパフォーマンスしています(笑)。振りや見せ方を家で研究して、それをライブで実践したときに盛り上がってもらえると嬉しくなりますね。ステージで本能のままに動けるメンバーもいますが、私は瞬時に反応できるほうではないので、事前に作戦を立てるんです。

アイドルは、キラキラした夢のある存在ではあるけれど、モー娘。は、普通の女の子がオーディションを受けてアイドルになっていくという物語のあるグループ。だからこそ、身近に感じてもらえる存在でいたいです。普段の私は、スーパーで割引シールが貼ってある商品を見つけるのが楽しみっていうタイプ(笑)。そういう味のある部分と、いざステージに立ったらものすごくカッコいい、というギャップを楽しんでほしいですね。

牧野真莉愛 2001年2月2日生まれ、愛知県出身。A型。12期。「4歳から日本ハムファイターズの大ファン。球場では、応援歌を歌ったり、ジャンプしたり大はしゃぎです」

生田衣梨奈  1997年7月7日生まれ、福岡県出身。A型。9期。アクロバットとゴルフが得意。自称“熱狂しやすいタイプ”で「全力でぶりっ子してます!」。

石田亜佑美 1997年1月7日生まれ、宮城県出身。O型。10期。今は舞台観賞に夢中。「劇場ならではのエネルギーをダイレクトに感じてハマり、よく観に行っています」

※『anan』2018年9月12日号より。取材、文・小泉咲子 保手濱奈美 重信 綾 ©bernardbodo

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