吸って吐くだけ! 猫背にも良い“3秒ポーズ”とは?

2018.6.2
体の土台でもある骨格。スマホやPCの多用で現代人は巻き肩が定着してしまい、猫背やストレートネックを発症する人が急増中。

「猫背になると首が前に出て、首の正常なカーブが失われます。すると頭の重さが首にのしかかり、頸椎を圧迫。中に通る神経にも圧がかかり、頭痛やめまいなどの原因に。もっとひどくなると、手足のしびれを招くことも」(美容整体トレーナー・波多野賢也さん)

重篤になる前にできることは、日々のリセット。その方法が下の“ひじスイッチポーズ”。

「骨格は連動しているので、ひじの向きを意識するだけで、肩、肩甲骨、背骨、骨盤と全てを整えることができます。腹式呼吸を合わせれば、骨格のコルセットの働きをするインナーマッスルも鍛えられ、美姿勢を保持できるように」

一瞬で骨格を整える、“ひじスイッチポーズ”

全てが連動している骨格。ひじの内側を正面に向けることで胸が開き、巻き肩を解消。続いて肩甲骨が引き寄せられると背骨がまっすぐになり、骨盤が立って美しい姿勢の完成。普段の生活の中で気づいたら行えばOK。

猫背

(1)両足のかかとをつけ、鼻から息を吸う。

両足のかかとをつけ、つま先を90度の角度に開いた状態でまっすぐに立つ。肩が上がらないよう注意。ひじの内側を正面に向け、鼻から息を吸い込む。このとき、手のひらと胸は自然に開いたままに。

(2)両脇を締めて、腕を体の中心に寄せる。

(1)の状態から、今度は口から息を吐いて腹式呼吸をする。同時に腕を少しずつ体の中心に寄せていく。この状態を3秒キープ。お腹をタテに伸ばすように意識すれば、インナーマッスルも鍛えられる。

波多野賢也さん 美容整体トレーナー。サロン『アクアヴェーラ』代表。美容健康アイテムの開発も。著書に『ひじの向きを変えるとキレイにやせる!』等。

※『anan』2018年6月6日号より。イラスト・いいあい 取材、文・野村紀沙枝

(by anan編集部)


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