歯磨きは起床後すぐor朝食後? 正しい歯のケアを伝授!

2017.9.8
口角がキュッと上がってきれいに笑えるようになっても、歯に黄ばみなどがあったら台無し。歯科医師の是枝伸子先生と審美歯科医師の石井さとこ先生に、日頃気をつけるべきことからプロのケアを受けるべき部分まで、白い歯になるための習慣づくりについてお話を聞きました。

「白い歯は清潔感の表れで、美しい口元に欠かせないポイントです。かといって作り物のような白さではなく、自分が本来持っている白さを生かすことが大切に。基本的には正しい歯磨きと、3か月に一度ほどクリーニングに通っていれば白い歯をキープできます。もとの歯の黄ばみが強い人は、ホワイトニングもおすすめ」(石井先生)

くすみ歯チェックテスト

・喫煙の習慣がある。
・この半年、歯医者に一度も行っていない。
・紅茶、コーヒーをよく飲む。
・歯を磨けない時は、洗口液で歯磨きの代わり。
・ストレスが多い。
・歯磨きの時間は3分程度。
・歯を舐めると、ぬるっとした感じがする。
・赤ワインを飲むことが多い。

チェックがひとつでもあれば、もっと白くなれる歯の持ち主です! 以下を読んで正しいケアを確認!

寝起きの歯磨きで菌を一掃する。

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朝の歯磨きは朝食後、という人も多いはず。「正しくは朝食を摂る前で、起きてすぐのタイミング。睡眠時は唾液が減って口の中で雑菌が繁殖するので、そのままごはんを食べると便10g分の菌を体内に入れてしまうようなもの。必ず朝食前に歯を磨き、食後に磨く時間がなければ口をゆすぐくらいで十分です」

日中、歯磨きができない時は、舌と唾液でケア!

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「日中の歯磨きは、臨機応変でOK。というのも、“天然のデンタルリンス”ともいえる唾液が、夜の2倍は分泌されているので、歯磨きをしなくても自浄作用があるからです。あとは舌で上下の歯の周りを一周舐めて、口の中を掃除しましょう。ほうれい線の防止にも効果的」。食後、舌で歯茎をなぞるようにぐるりと一回転させる。特に唾液が行きわたりにくく、食べ物の残りかすが溜まりがちな下の歯茎は丁寧に。ゆっくり動かすのがコツ。

夜は複数のツールを使ってしっかり落とす。

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歯磨きは朝と夜の2回。夜にその日の汚れを落としきること。「夜の歯磨きは、最低でも10分以上は行いましょう。なぜなら一日の汚れは、それくらい時間をかけないと落としきれないからです。また、どんなに優秀な歯ブラシでも、汚れを落とせるのは50%ほど。フロスや歯間ブラシで総仕上げを!

3か月に一度は、歯科でクリーニング。

「自歯の白さを取り戻すには、自由診療(保険適用外)でできる『PMTC』という方法が有効です」(是枝先生)。それを行っているホワイトエッセンス銀座院の岡本真理子先生によると、「PMTCは歯のネバネバの元であるバイオフィルムという細菌の膜を除去するもの。それにより着色しづらくなります」

ホワイトエッセンス銀座院 こちらには着色取り~舌クリーニングまでを行う「ホワイトエッセンスクリーニング」があり、一度で効果を得られると人気。虫歯予防トリートメントはクリーニングのオプションで、¥3,000で受けられる。ホワイトエッセンスクリーニング60分¥8,000 東京都中央区銀座3-2-15 ギンザ・グラッセ5F TEL:0120・70・8846(全国165医院展開)

歯を芯から白くするホワイトニングを受ける。

歯の表面の着色や汚れを取るのがクリーニングで、自歯をもともとの色よりも白くするのがホワイトニング。「ホワイトニングは一種の治療。本来の姿から健康的に進化させるイメージです。クリニックでできる『オフィスホワイトニング』では、表面のエナメル質を白く、自宅でできる『ホームホワイトニング』では、歯を芯から白くします」(石井先生)

ホワイトホワイト ルミネ有楽町店 石井先生が院長を務めるここでは、ホームホワイトニングのほか、3回の通院でトーンアップするオフィスホワイトニング「Only 3Days」ベーシックコース3回12本¥78,600も。歯を芯から白くするか、あるいは表面だけでいいのかベストな方法を相談して。オーダーメイドホワイトニング6本¥16,200~。東京都千代田区有楽町2-5-1 ルミネ有楽町1-8F TEL:0120・469・701

是枝伸子先生 歯科医師、デンタル美顔(R)プロデューサー。歯科医院では副院長を務め、サロンではデンタル美顔の施術も行う。近著に『美人に見られたければ顔の「下半分」を鍛えなさい!』(講談社)。

石井さとこ先生 審美歯科医師。院長を務める「ホワイトホワイト デンタルクリニック」には、多くの芸能人やモデルも通い、信頼を寄せいる。著書に『口元から美人になる52の法則』(講談社)など。

※『anan』2017年9月13日号より。イラスト・山中玲奈 文・保手濱奈美

(by anan編集部)